【初心者向け】React Native キャッシュクリアでパフォーマンスアップ!コマンドとコードで解説
React Native キャッシュのクリア方法
コマンドによるキャッシュクリア
以下のコマンドを実行することで、iOSとAndroid両方のキャッシュを効率的にクリアできます。
共通コマンド
rm -rf ~/.gradle
rm -rf ~/Library/Caches/node_modules
rm -rf ~/.cache/react-native-packager
iOS専用コマンド
rm -rf ~/Library/Developer/Xcode/DerivedData
Android専用コマンド
cd android && ./gradlew clean
コマンド実行時の注意点
- 上記コマンドを実行する前に、必ずアプリを終了させてください。
rm -rf
コマンドは強力な削除コマンドなので、実行前に必ずバックアップを取ってください。
エミュレーター/シミュレーターの設定によるキャッシュクリア
iOS
- Xcodeを開き、シミュレーターメニューから「Device」→「Erase All Content and Settings」を選択します。
- 警告メッセージが表示されますが、続行してデバイス上のすべてのコンテンツと設定を削除します。
Android
- エミュレーター上で設定アプリを開きます。
- 「システム」→「詳細設定」→「リセット」→「端末のリセット」を選択します。
個別キャッシュのクリア
上記の方法でクリアできない場合は、以下の個別キャッシュクリアを試してみてください。
- Metro キャッシュ:
yarn start --reset-cache
コマンドを実行します。 - Node Modules キャッシュ:
rm -rf node_modules
コマンドを実行し、その後npm install
またはyarn install
を実行して再インストールします。 - iOS ビルドフォルダー: Xcodeを開き、Productメニューから「Clean Build Folder」を選択します。
補足情報
- キャッシュクリアは、パフォーマンス問題を一時的に解決する手段として有効ですが、根本的な原因を解決するものではありません。
- キャッシュクリアの頻度が多すぎると、パフォーマンスが低下する可能性があります。
- 個別キャッシュのクリア方法は、状況によって異なる場合があります。
React Native キャッシュクリア サンプルコード
import AsyncStorage from 'react-native/Libraries/Storage/AsyncStorage';
const clearCache = async () => {
try {
await AsyncStorage.clear();
console.log('Cache cleared successfully!');
} catch (error) {
console.error('Failed to clear cache:', error);
}
};
// キャッシュクリアを実行
clearCache();
解説
AsyncStorage
モジュールをインポートします。これは、非同期ストレージにアクセスするためのAPIを提供します。clearCache
関数を定義します。この関数は非同期的に実行されます。try...catch
ブロックを使用して、エラー処理を行います。AsyncStorage.clear()
メソッドを呼び出して、すべての非同期ストレージデータを削除します。- キャッシュクリアが成功した場合、コンソールにログを出力します。
- エラーが発生した場合、コンソールにエラーメッセージを出力します。
補足
- このコードは、iOSとAndroidの両方で動作します。
- キャッシュクリアは、パフォーマンス問題を解決したり、デバッグ時に役立ったりします。
- 個別のキャッシュをクリアするには、
AsyncStorage.removeItem(key)
メソッドを使用できます。
React Native キャッシュクリア:その他の方法
デバイスストレージの削除
- 開発者オプションからUSBデバッ グを有効にし、Androidデバイスをコンピュータに接続します。
- コマンドプロンプトまたはターミナルを開き、デバイスにアクセスして以下のコマンドを実行します。
adb shell rm -rf /data/app/<package_name>/cache
デバッグメニュー
一部のReact Native アプリには、デバッグメニューが用意されており、そこからキャッシュをクリアできます。アプリの設定メニューを確認するか、以下の方法でデバッグメニューを開くことができます。
- Android: デバイスで「開発者向けオプション」を有効にし、「シェイクジェスチャーでデバッグメニューを開く」をオンにします。デバイスを振ると、デバッグメニューが表示されます。「キャッシュのクリア」オプションを選択して、キャッシュをクリアします。
注意事項
- データ損失を防ぐために、バックアップを取ることをお勧めします。
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