ReactJSにおける「A component is changing an uncontrolled input of type text to be controlled」エラーの解説 (日本語)

2024-09-03

エラーメッセージの意味:

このエラーは、ReactJSのコンポーネント内で、元々制御されていない<input type="text">要素を、制御された入力へと変更しようとしている場合に発生します。つまり、コンポーネントが、その入力値を管理していない状態から、管理する状態へ移行しようとしているということです。

エラーの原因:

  • 初期状態の不一致: コンポーネントの初期状態と、入力要素の初期値が一致していない場合。
  • イベントハンドラーの誤り: 入力要素の変更イベントを適切に処理していない場合。
  • 状態更新のタイミング: 状態の更新が適切なタイミングで行われていない場合。

解決方法:

  1. 初期状態の同期:

    • コンポーネントの初期状態を、入力要素の初期値と一致させる。
  2. イベントハンドラーの修正:

    • 入力要素の変更イベントを適切に処理し、状態を更新する。
  3. 状態更新のタイミング:

    • 状態の更新が、入力要素の変更後に適切に行われるようにする。



ReactJS 制御入力エラー解説: コード例

このエラーは、ReactJSのコンポーネント内で、元々制御されていない<input type="text">要素を、制御された入力へと変更しようとしている場合に発生します。

制御されていない入力:

  • コンポーネントが、入力要素の値を直接管理していない。
  • 入力要素の値は、ユーザーの入力によって直接変更される。

制御された入力:

  • コンポーネントの状態を使用して、入力要素の値を設定し、更新する。

エラーの原因と解決方法:

初期状態の不一致

import React, { useState } from 'react';

function MyComponent() {
  const [inputValue, setInputValue] = useState('initial value');

  return (
    <input type="text" value={inputValue} onChange={e => setInputValue(e.target.value)} />
  );
}

イベントハンドラーの誤り

エラー: 入力要素の変更イベントを適切に処理していない。

import React, { useState } from 'react';

function MyComponent() {
  const [inputValue, setInputValue] = useState('');

  const handleChange = (e) => {
    setInputValue(e.ta   rget.value);
  };

  return (
    <input type="text" value={inputValue} onChange={handleChange   } />
  );
}

状態更新のタイミング

エラー: 状態の更新が適切なタイミングで行われていない。

import React, { useState, useEffect } from 'react';

function MyComponent() {
  const [inputValue, setInputValue] = useState('');

  useEffect(() => {
    // 入力要素の初期値を状態に設定
    setInputValue(document.getElementById('myInput').value);
  }, []);

  return (
    <input type="text" id="myInput" value={inputValue} onChange={e => setInputValue(e.target.value)} />
  );
}



ref属性の使用:

  • 入力要素にref属性を付けて、直接アクセスする。
  • useEffectフックを使用して、入力要素の初期値を状態に設定し、変更イベントを処理する。
import React, { useState, useEffect, useRef } from 'react';

function MyComponent() {
  const [inputValue, setInputValue] = useState('');
  const inputRef = useRef(null);

  useEffect(() => {
    if (inputRef.current) {
      setInputValue(inputRef.current.value);
    }
  }, []);

  const handleChange = () => {
    setInputValue(inputRef.current.value);
  };

  return (
    <input type="text" ref={inputRef} value={inputValue} onChange={handleChange} />
  );
}

フォーム要素の使用:

  • onSubmitイベントを使用して、フォームの送信時に状態を更新する。
import React, { useState } from 'react';

function MyComponent() {
  const [inputValue, setInputValue] = useState('');

  const handleSubmit = (e) => {
    e.preventDefault();
    setInputValue(e.target.elements.myInput.value);
  };

  return (
    <form onSubmit={handleSubmit}>
      <input type="text" name="myInput" value={inputValue} onChange={e => setInputValue(e.target.value)} />
      <button type="submit">Submit</button>
    </form>
  );
}

カスタムフックの使用:

  • 入力要素の管理を抽象化するために、カスタムフックを作成する。
  • カスタムフックを使用して、入力要素の値を管理し、変更イベントを処理する。
import React, { useState, useEffect } from 'react';

function useControlledInput(initialValue) {
  const [value, setValue] = useState(initialValue);

  useEffect(() => {
    // 入力要素の初期値を状態に設定
    setValue(document.getElementById('myInput').value);
  }, []);

  return [value, setValue];
}

function MyComponent() {
  const [inputValue, setInputValue] = useControlledInput('initial value');

  return (
    <input type="text" id="myInput" value={inputValue} onChange={e => setInputValue(e.target.value)} />
  );
}

javascript reactjs



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