URL 解析の便利なツール 3 選! JavaScript でできること

2024-06-26

JavaScript で URL をホスト名とパスに解析する方法

URL を解析するには、いくつかの方法があります。最も一般的な方法は、URL オブジェクトと location オブジェクトを使用する方法です。

URL オブジェクトは、URL を表すために使用されます。このオブジェクトには、ホスト名、パス、クエリ文字列、ハッシュフラグメントなどのプロパティがあります。URL を解析するには、以下の手順を行います。

  1. new URL() コンストラクタを使用して、URL オブジェクトを作成します。引数には、解析する URL 文字列を渡します。
  2. オブジェクトのプロパティを使用して、ホスト名、パス、その他の情報にアクセスします。
const url = new URL('https://www.example.com/path/to/file.html');
const hostname = url.hostname;
const pathname = url.pathname;
console.log(hostname); // 出力: www.example.com
console.log(pathname); // 出力: /path/to/file.html
    const hostname = location.hostname;
    const pathname = location.pathname;
    console.log(hostname); // 出力: www.example.com
    console.log(pathname); // 出力: /path/to/file.html
    

    正規表現を使用する

    URL を解析するもう 1 つの方法は、正規表現を使用する方法です。正規表現は、パターンに一致する文字列を検索するために使用できる強力なツールです。URL を解析するには、以下の手順を行います。

    1. ホスト名、パス、その他の情報を抽出するための正規表現を作成します。
    2. RegExp オブジェクトを使用して、正規表現をコンパイルします。
    3. exec() メソッドを使用して、正規表現を URL 文字列に一致させます。
    const regex = /^(?:https?:\/\/)?([^:\/\?#]+)(?:\:([0-9]+))?(\/[^\?#]*)(\?(.*))?(#(.*))?$/;
    const url = 'https://www.example.com:8080/path/to/file.html?param1=value1&param2=value2#fragment';
    const match = regex.exec(url);
    const hostname = match[1];
    const port = match[2];
    const pathname = match[3];
    const search = match[4];
    const hash = match[6];
    console.log(hostname); // 出力: www.example.com
    console.log(port); // 出力: 8080
    console.log(pathname); // 出力: /path/to/file.html
    console.log(search); // 出力: ?param1=value1&param2=value2
    console.log(hash); // 出力: #fragment
    

    用途

    URL の解析は、さまざまな目的に役立ちます。以下に、いくつかの例を示します。

    • 現在のページのホスト名を取得して、それが特定の Web サイトに属しているかどうかを確認します。
    • URL のパス部分を使用して、ページ内の特定のコンテンツにアクセスします。
    • ウェブアプリケーションで URL を処理します。
    • 画像やその他のファイルを URL からロードします。

    JavaScript で URL を解析することは、さまざまなタスクで役立つ便利なスキルです。上記の方法は、いずれも有効な方法であり、状況に応じて最適な方法を選択することができます。




    JavaScript で URL を解析するサンプルコード

    URL オブジェクトを使用する

    // URL 文字列を指定
    const urlString = 'https://www.example.com/path/to/file.html';
    
    // URL オブジェクトを作成
    const url = new URL(urlString);
    
    // ホスト名を取得
    const hostname = url.hostname;
    console.log('ホスト名:', hostname); // 出力: ホスト名: www.example.com
    
    // パスを取得
    const pathname = url.pathname;
    console.log('パス:', pathname); // 出力: パス: /path/to/file.html
    
    // クエリ文字列を取得
    const searchParams = url.searchParams;
    for (const [key, value] of searchParams.entries()) {
      console.log(`クエリパラメータ: ${key} = ${value}`);
    }
    // 出力: クエリパラメータ: param1 = value1
    //       クエリパラメータ: param2 = value2
    

    location オブジェクトを使用する

    // ホスト名を取得
    const hostname = location.hostname;
    console.log('ホスト名:', hostname); // 出力: ホスト名: www.example.com
    
    // パスを取得
    const pathname = location.pathname;
    console.log('パス:', pathname); // 出力: パス: /path/to/file.html
    
    // クエリ文字列を取得
    const searchParams = new URLSearchParams(location.search);
    for (const [key, value] of searchParams.entries()) {
      console.log(`クエリパラメータ: ${key} = ${value}`);
    }
    // 出力: クエリパラメータ: param1 = value1
    //       クエリパラメータ: param2 = value2
    

    正規表現を使用する

    // URL 文字列を指定
    const urlString = 'https://www.example.com:8080/path/to/file.html?param1=value1&param2=value2#fragment';
    
    // 正規表現を作成
    const regex = /^(?:https?:\/\/)?([^:\/\?#]+)(?:\:([0-9]+))?(\/[^\?#]*)(\?(.*))?(#(.*))?$/;
    
    // 正規表現と URL 文字列を照合
    const match = regex.exec(urlString);
    
    // グループを使用して情報を取得
    if (match) {
      const hostname = match[1];
      const port = match[2];
      const pathname = match[3];
      const search = match[4];
      const hash = match[6];
    
      console.log('ホスト名:', hostname); // 出力: ホスト名: www.example.com
      console.log('ポート番号:', port); // 出力: ポート番号: 8080
      console.log('パス:', pathname); // 出力: パス: /path/to/file.html
      console.log('クエリ文字列:', search); // 出力: クエリ文字列: ?param1=value1&param2=value2
      console.log('ハッシュフラグメント:', hash); // 出力: ハッシュフラグメント: #fragment
    } else {
      console.error('URL の解析に失敗しました');
    }
    

    説明

    URL オブジェクトを使用する 方法は、最もシンプルでわかりやすい方法です。URL オブジェクトには、ホスト名、パス、クエリ文字列などのプロパティがあり、それらを直接アクセスすることができます。

    正規表現を使用する 方法は、より複雑な URL を解析する場合や、URL の特定の部分のみを抽出したい場合に役立ちます。正規表現は、パターンに一致する文字列を検索する強力なツールです。

    • 上記のコードは、基本的な例です。実際のアプリケーションでは、エラー処理や追加機能などを実装する必要があります。
    • URL の解析には、URLSearchParams オブジェクトや decodeURIComponent() 関数などの他のツールも使用できます。



    JavaScript で URL を解析するその他の方法

    URLSearchParams インターフェースは、URL のクエリ文字列を操作するための専用 API です。クエリ文字列とは、URL の ? の後に続く部分で、パラメータと値のペアで構成されています。

    このインターフェースを使用すると、以下の操作を実行できます。

    • クエリ文字列全体を取得する
    • 特定のパラメータの値を取得する
    • 新しいパラメータを追加する
    const url = new URL('https://www.example.com/search?q=javascript&param2=value2');
    const searchParams = url.searchParams;
    
    // クエリ文字列全体を取得
    console.log(searchParams.toString()); // 出力: q=javascript&param2=value2
    
    // 特定のパラメータの値を取得
    const value1 = searchParams.get('q');
    console.log('q パラメータの値:', value1); // 出力: q パラメータの値: javascript
    
    // 新しいパラメータを追加
    searchParams.append('param3', 'value3');
    console.log(searchParams.toString()); // 出力: q=javascript&param2=value2&param3=value3
    
    // 既存のパラメータを変更
    searchParams.set('param2', 'newValue2');
    console.log(searchParams.toString()); // 出力: q=javascript&param2=newValue2&param3=value3
    
    // パラメータを削除
    searchParams.delete('param2');
    console.log(searchParams.toString()); // 出力: q=javascript&param3=value3
    

    DOMParser は、HTML や XML を解析するための API です。URL を解析するために直接使用することはできませんが、URL エンコードされた文字列をデコードするために使用できます。

    const encodedString = 'https%3A%2F%2Fwww.example.com%2Fpath%2Fto%2Ffile.html';
    const decodedString = new DOMParser().parseFromString(`<a href="${encodedString}">`).querySelector('a').href;
    console.log(decodedString); // 出力: https://www.example.com/path/to/file.html
    

    сторонние библиотеки

    URL の解析を容易にするために、いくつかのサードパーティ製のライブラリが用意されています。

      これらのライブラリは、追加機能やユーティリティを提供することが多く、複雑な URL の解析に役立つ場合があります。

      長所と短所

      それぞれの方法の長所と短所を比較します。

      方法長所短所
      URL オブジェクトシンプルでわかりやすいクエリ文字列の操作に特化していない
      location オブジェクト現在のページの URL を解析しやすい複雑な URL には不向き
      正規表現柔軟性が高い複雑でわかりにくい場合がある
      URLSearchParams インターフェースクエリ文字列を操作しやすいURL 全体を解析するには不向き
      DOMParserURL エンコードされた文字列をデコードできるすべての状況で使えるわけではない
      第三者ライブラリ追加機能やユーティリティを提供することが多いライブラリを導入する必要がある

      JavaScript で URL を解析するには、さまざまな方法があります。状況に応じて最適な方法を選択してください。

      • シンプルでわかりやすい方法が必要な場合は、URL オブジェクトまたは location オブジェクトを使用します。
      • クエリ文字列を操作する必要がある場合は、URLSearchParams インターフェースを使用します。
      • 複雑な URL を解析する必要がある場合は、正規表現を使用します。
      • URL エンコードされた文字列をデコードする必要がある場合は、DOMParser を使用します。
      • 追加機能やユーティリティが必要な場合は、サードパーティ製のライブラリを使用します。

      javascript url


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