Node.jsでHTTPSサーバーを作成する方法 (日本語)

2024-09-12

HTTPSサーバーは、インターネット上で安全な通信を実現するために使用されます。Node.jsでは、httpsモジュールを使用してHTTPSサーバーを作成することができます。

必要なモジュール

  • https: HTTPSサーバーを作成するためのモジュール
  • fs: ファイルシステムにアクセスするためのモジュール

基本的な手順

  1. HTTPSモジュールのインポート:

    const https = require('https');
    const fs = require('fs');
    
  2. SSL証明書と秘密鍵の読み込み: HTTPSサーバーを起動するには、SSL証明書と秘密鍵が必要です。これらのファイルは、通常、Webホスティングプロバイダーから取得します。

    const privateKey = fs.readFileSync('path/to/your/private.key');
    const certificate = fs.readFileSync('path/to/your/certificate.crt');
    
  3. HTTPSサーバーの作成:

    const options = {
        key: privateKey,
        cert: certificate
    };
    
    https.createServer(options, (req, res) => {
        // ここにリクエスト処理のコードを書く
        res.writeHead(200, {'Content-Type': 'text/plain'});
        res.end('Hello, HTTPS world!\n');
    }).listen(443);
    

詳しい説明

  • https.createServer(options, (req, res) => { ... }): HTTPSサーバーを作成し、リクエストハンドラー関数を受け取ります。
  • options: SSL証明書と秘密鍵を指定するためのオブジェクト。
  • req: HTTPリクエストオブジェクト。

const https = require('https');
const fs = require('fs');

const privateKey = fs.readFileSync('private.key');
const certificate = fs.readFileSync('certificate.crt');

const    options = {
    key: privateKey,
    cert: certificate
};

https.createServer(options, (req, res) => {
    res.writeHead(200, {'Content-Type': 'text/plain'});
    res.end('Hel   lo, HTTPS world!\n');
}).listen(443);

このコードは、ポート443でHTTPSサーバーを起動し、クライアントからのリクエストに対して「Hello, HTTPS world!」というメッセージを返します。




基本的なHTTPSサーバー

const https = require('https');
const fs = require('fs');

const privateKey = fs.readFileSync('private.key');
const certificate = fs.readFileSync('certificate.crt');

const    options = {
    key: privateKey,
    cert: certificate
};

https.createServer(options, (req, res) => {
    res.writeHead(200, {'Content-Type': 'text/plain'});
    res.end('Hel   lo, HTTPS world!\n');
}).listen(443);

複数の証明書を使用する

const https = require('https');
const fs = require('fs');

const options = {
    key: fs.readFileSync('private.key'),
    cert: fs.readFileSync('certificate.c   rt'),
    ca: fs.readFileSync('ca.crt')
};

https.createServer(options, (req, res) => {
    // ...
}).listen(443);
  • ca: 証明書チェーンを検証するためのCA証明書。

HTTPSサーバーを特定のホスト名にバインドする

const https = require('https');
const fs = require('fs');

const options = {
    key: fs.readFileSync('private.key'),
    cert: fs.readFileSync('certificate.c   rt'),
    server: {
        port: 443,
        host: 'www.example.com'
    }
};

https.createServer(options, (req, res) => {
    // ...
}).listen();
  • server.port: サーバーのポート番号。
  • server.host: サーバーのバインドするホスト名。

HTTPSサーバーを複数のポートでリスンする

const https = require('https');
const fs = require('fs');

const options = {
    key: fs.readFileSync('private.key'),
    cert: fs.readFileSync('certificate.crt')
};

const server = https.createServer(options, (req   , res) => {
    // ...
});

server.listen(443);
server.listen(8443);
  • サーバーを複数のポートでリスンすることができます。

HTTPSサーバーにカスタム証明書チェーンを提供する

const https = require('https');
const fs = require('fs');

const options = {
    key: fs.readFileSync('private.key'),
    cert: fs.readFileSync('certificate.c   rt'),
    ca: [fs.readFileSync('ca1.crt'), fs.readFileSync('ca2.crt')]
};

https.createServer(options, (req, res) => {
    // ...
}).listen(443);



Express.jsの使用

  • Express.jsは、Node.jsでWebアプリケーションを構築するためのフレームワークです。HTTPSサーバーを作成する際に、Express.jsの組み込み機能を利用することができます。
  • Express.jsのHTTPSサーバーの作成は、httpsモジュールを使用する場合と非常によく似ています。
const express = require('express');
const https = require('https');
const fs = require('fs');

const app = express();

const privateKey = fs.readFileSync('private   .key');
const certificate = fs.readFileSync('certificate.crt');

const options = {
    key: privateKey,
    cert: certificate
};

https.createServer(optio   ns, app).listen(443);

Hapi.jsの使用

  • Hapi.jsのHTTPSサーバーの作成は、Express.jsのHTTPSサーバーの作成と非常に似ています。
const Hapi = require('hapi');
const https = require('https');
const fs = require('fs');

const server = new Hapi.Server({
    port: 443,
    host: 'localhost'
});

const privateKey = fs.readFileSync('private.key');
const certificate = fs.readFileSync('certificate.crt');

const options = {
    key: privateKey,
    cert: certificate   
};

https.createServer(optio   ns, server.listener).listen();

Fastifyの使用

  • FastifyのHTTPSサーバーの作成は、他のフレームワークと同様に、httpsモジュールを使用します。
const Fastify = require('fastify');
const https = require('https');
const fs = require('fs');

const fastify = new Fastify({
    https: {
        key: fs.readFileSync('private.key'),
        cert: fs.readFileSync('certificate.crt')
    }
});

fastify.get('/', (req, res) => {
    res.send('Hello, HTTPS world!');
});

fastify.listen(443);

javascript node.js ssl



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