JavaScript、Node.js、Gitにおけるpackage-lock.jsonと.gitignoreの関係:完全ガイド
この文書は、JavaScript、Node.js、Git における package-lock.json
ファイルと .gitignore
ファイルの関係について、分かりやすく解説します。
package-lock.json
ファイルは、Node.js プロジェクトにおける依存関係の正確なリストを記録した JSON ファイルです。npm install コマンドを実行すると、このファイルが自動的に生成されます。
.gitignore
ファイルは、Git リポジトリに含めたくないファイルを指定するテキスト ファイルです。
package-lock.json ファイルを .gitignore に含めるべきか?
この問題は、Node.js 開発者間で議論の的となっています。
- プロジェクトのサイズを小さくできる
- 依存関係の変更を追跡する必要がない
- 他の開発者がプロジェクトを複製した場合、依存関係が正しくインストールされない可能性がある
- CI/CD パイプラインで問題が発生する可能性がある
一般的な推奨事項
多くの場合、package-lock.json
ファイルを .gitignore に含めることは 推奨されません。これは、他の開発者がプロジェクトを複製した場合、依存関係が正しくインストールされない可能性があるためです。
代わりに、以下の方法を検討してください。
npm ci
コマンドを使用する: このコマンドは、package-lock.json
ファイルを使用して依存関係をインストールします。node_modules
ディレクトリを .gitignore に含める: このディレクトリは、依存関係のインストール済みのバイナリ ファイルを含むため、バージョン管理する必要はありません。
結論
package-lock.json
ファイルを .gitignore に含めるかどうかは、プロジェクトのニーズと開発チームのワークフローによって異なります。
その他
# package.json
{
"name": "my-project",
"version": "1.0.0",
"description": "My awesome project",
"private": true,
"dependencies": {
"express": "^4.17.1",
"mongoose": "^5.10.9",
"body-parser": "^1.19.0"
}
}
# package-lock.json
{
"name": "my-project",
"version": "1.0.0",
"lockfileVersion": 2,
"requires": true,
"dependencies": {
"body-parser": {
"version": "1.19.0",
"resolved": "https://registry.npmjs.org/body-parser/-/body-parser-1.19.0.tgz",
"integrity": "sha1-z6T7k/zBgLMyzha/jy51+msQjMg=",
"requires": {
"bytes": "^3.0.0",
"content-type": "~0.6.2",
"debug": "~2.6.9",
"depd": "~1.2.1",
"http-errors": "~1.6.2",
"iconv-lite": "~0.4.24",
"qs": "^6.5.1",
"raw-body": "~2.3.2",
"type-is": "^1.6.16"
}
},
"express": {
"version": "4.17.1",
"resolved": "https://registry.npmjs.org/express/-/express-4.17.1.tgz",
"integrity": "sha512-mfxp9KHM8ixh/NMC77z5Fqcl9r7ghoTWjyzzV3J1r4z/ofQoRCzjohbVar33RQ3pHCx5/ofEVjJ6eJbrQ53lrw==",
"requires": {
"accepts": "~1.3.5",
"bytes": "~3.0.0",
"content-disposition": "0.5.2",
"content-type": "~0.6.2",
"cookie": "0.4.0",
"cookie-signature": "1.0.6",
"csurf": "~0.5.0",
"debug": "~2.6.9",
"depd": "~1.2.1",
"encodeurl": "~1.0.2",
"escape-html": "~1.0.3",
"etag": "~0.2.2",
"express-session": "~1.16.0",
"finalhandler": "~1.1.0",
"fresh": "~0.5.0",
"http-errors": "~1.7.2",
"iconv-lite": "~0.4.24",
"indent-spaces": "~2.0.0",
"ipaddr.js": "~1.9.0",
"is-absolute": "~1.0.0",
"is-fd-pipe": "~1.0.2",
"is-stream": "~1.0.2",
"lncs": "~2.2.0",
"method-override": "~2.3.0",
"morgan": "~1.9.1",
"negotiator": "~0.6.2",
"parseurl": "~1.3.3",
"path-to-regexp": "~0.1.7",
"qs": "~6.6.0",
"range-parser": "~1.2.0",
"send": "~0.17.1",
"serve-static": "~1.14.1",
"set-blocking": "~1.0.2",
"statuses": "~1.5.0",
"stream-drain": "~1.0.0",
"unpipe": "~1.0.0",
"util-promisify": "~1.0.0",
"vary": "~1.1.2"
}
},
"mongoose": {
"version
package-lock.json を Git に含めない代替方法
npm install
コマンドを実行する際に --production
フラグを指定すると、本番環境用の依存関係のみがインストールされます。これにより、開発用依存関係が node_modules
ディレクトリにインストールされず、Git で追跡されなくなります。
npm install --production
CI/CD パイプラインで依存関係をインストールする
CI/CD パイプラインを使用して、プロジェクトをビルドおよびデプロイする場合は、そのパイプライン内で依存関係をインストールすることができます。これにより、各開発者のローカル マシンに依存関係をインストールする必要がなくなり、package-lock.json
ファイルを Git で追跡する必要もなくなります。
yarn を使用する
Yarn は、npm の代替となるパッケージ マネージャーです。Yarn は、package-lock.json
ファイルの代わりに yarn.lock
ファイルを使用します。yarn.lock
ファイルは package-lock.json
ファイルと似ていますが、いくつかの重要な違いがあります。
yarn.lock
ファイルは、依存関係の正確なバージョンではなく、ハッシュ値を保存します。これは、Yarn がより小さく、高速なロック ファイルを作成できることを意味します。yarn.lock
ファイルは、package-lock.json
ファイルよりも機密性の高い情報を保存しません。
これらの理由から、Yarn を使用する場合は、package-lock.json
ファイルを Git で追跡する必要はありません。
手動で依存関係をインストールする
すべての依存関係を手動でインストールすることもできます。これは、プロジェクトが小さくて依存関係が少ない場合にのみ実用的です。
注意事項
上記の方法のいずれかを使用する場合は、以下の点に注意する必要があります。
- 開発者は、プロジェクトを複製する前に
npm install
またはyarn install
コマンドを実行する必要があります。 - CI/CD パイプラインが、依存関係をインストールするように構成されていることを確認する必要があります。
- 手動で依存関係をインストールする場合は、すべての依存関係とバージョンを正しく追跡していることを確認する必要があります。
package-lock.json
ファイルを Git に含めるかどうかは、プロジェクトのニーズと開発チームのワークフローによって異なります。上記に記載されている代替方法を検討し、プロジェクトにとって最善の解決策を選択してください。
javascript node.js git