Angularでクエリパラメータ削除方法

2024-10-20

Angularでクエリパラメータを削除する方法

Angularにおいて、URLのクエリパラメータを削除する方法はいくつかあります。ここでは、その方法について解説します。

RouterのNavigation Extrasを使用する

最も一般的な方法は、RouterNavigationExtrasを使用して、新しいURLを生成し、navigateメソッドでナビゲートすることです。

import { Router } from '@angular/router';

constructor(private router: Router) {}

removeQueryParam(key: string) {
  const currentUrl = this.router.url;
  const queryParams = new URLSearchParams(currentUrl.split('?')[1] || '');
  queryParams.delete(key);
  const newUrl = `${currentUrl.split('?')[0]}?${queryParams.toString()}`;
  this.router.navigateByUrl(newUrl);
}

URLSearchParams APIを使用する

直接URLSearchParamsオブジェクトを使用して、クエリパラメータを操作することもできます。

import { Location } from '@angular/common';

constructor(private location: Location) {}

removeQueryParam(key: string) {
  const url = this.location.path();
  const queryParams = new URLSearchParams(url.split('?')[1] || '');
  queryParams.delete(key);
  const newUrl = `${url.split('?')[0]}?${queryParams.toString()}`;
  this.location.go(newUrl);
}

カスタムパイプを使用する

複雑なクエリパラメータの操作が必要な場合は、カスタムパイプを作成することもできます。

import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';

@Pipe({
  name: 'removeQueryParam'
})
export class RemoveQueryParamPipe implements PipeTransform {
  transform(url: string, key: string): string {
    const queryParams = new URLSearchParams(url.split('?')[1] || '');
    queryParams.delete(key);
    return `${url.split('?')[0]}?${queryParams.toString()}`;
  }
}

使用例

<a [routerLink]="['/path'] | removeQueryParam:'myParam'">Remove Param</a>



import { Router } from '@angular/router';

constructor(private router: Router) {}

removeQueryParam(key: string) {
  const currentUrl = this.router.url;
  const queryParams = new URLSearchParams(currentUrl.split('?')[1] || '');
  queryParams.delete(key);
  const newUrl = `${currentUrl.split('?')[0]}?${queryParams.toString()}`;
  this.router.navigateByUrl(newUrl);
}
  • コードの解説

    • currentUrl: 現在のURLを取得します。
    • queryParams: currentUrlからクエリパラメータの部分を抽出し、URLSearchParamsオブジェクトに変換します。
    • queryParams.delete(key): 指定したkeyのクエリパラメータを削除します。
    • newUrl: 削除後のクエリパラメータを組み合わせて、新しいURLを作成します。
    • this.router.navigateByUrl(newUrl): 作成した新しいURLにルーティングします。
import { Location } from '@angular/common';

constructor(private location: Location) {}

removeQueryParam(key: string) {
  const url = this.location.path();
  const queryParams = new URLSearchParams(url.split('?')[1] || '');
  queryParams.delete(key);
  const newUrl = `${url.split('?')[0]}?${queryParams.toString()}`;
  this.location.go(newUrl);
}
    • this.location.path(): 現在のURLパスを取得します。
    • それ以降は、1つ目の方法と同様です。
    • this.location.go(newUrl): ブラウザの履歴を置き換えて、新しいURLに移動します。
import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';

@Pipe({
  name: 'removeQueryParam'
})
export class RemoveQueryParamPipe implements PipeTransform {
  transform(url: string, key: string): string {
    const queryParams = new URLSearchParams(url.split('?')[1] || '');
    queryParams.delete(key);
    return `${url.split('?')[0]}?${queryParams.toString()}`;
  }
}
    • カスタムパイプを作成し、transformメソッドでURLと削除したいキーを受け取ります。
    • 1つ目の方法と同様の処理を行い、削除後のURLを返します。

どの方法を選ぶべきか?

  • カスタムパイプを使用する
    • テンプレート内で頻繁にクエリパラメータを操作する場合に便利です。
    • 他のパイプと組み合わせることができます。
  • URLSearchParams APIを使用する
    • シンプルなクエリパラメータの操作に適しています。
    • ブラウザの履歴を直接操作できます。
  • RouterのNavigationExtrasを使用する
    • ルーティングを伴う場合に適しています。
    • NavigationExtrasの他の機能も活用できます。

選択のポイント

  • 場所
    どこでこの操作を行いたいか? (コンポーネント内、テンプレート内など)
  • 目的
    どの程度複雑な操作が必要か?



HTTPInterceptor を利用する

  • デメリット
    HTTPリクエストの処理の流れを複雑にする可能性があります。
  • メリット
    全てのHTTPリクエストに対して一括で処理できるため、グローバルな制御が可能です。
import { Injectable } from '@angular/core';
import { HttpInterceptor, HttpRequest, HttpHandler, HttpEvent } from '@angular/common/http';
import { Observable } from 'rx   js';
import { map } from 'rxjs/operators';

@Injectable()
exp   ort class RemoveQueryParamInterceptor implements HttpInterceptor {
  intercept(request: HttpRequest<any>, next: HttpHandler): Observable<HttpEvent<any>> {
    const url = new URL(request.url);
    url.searchParams.delete('myParam'); // 削除したいパラメータを指定
    const modifiedReq = request.clone({ url: url.toString() });
    return next.handle(modifiedReq);
  }
}

カスタムディレクティブを作成する

  • デメリット
    ディレクティブの定義や使用が少し複雑になる場合があります。
  • メリット
    特定の要素に対してのみクエリパラメータを操作したい場合に便利です。
import { Directive, ElementRef, Renderer2, Input } from '@angular/core';

@Directive({
  selector: '[appRemoveQueryParam]'
})
export class RemoveQueryParamDirective {
  @Input('appRemoveQueryParam') param: string;

  constructor(private el: ElementRef, private renderer: Renderer2) {}

  ngOnInit() {
    const url = new URL(window.location.href);
    url.searchParams.delete(this.param);
    this.renderer.setAttribute(this.el.nativeElement, 'href', url.toString());
  }
}

ライブラリを利用する

  • デメリット
    外部のライブラリに依存するため、プロジェクトの規模や複雑さによっては導入を検討する必要があります。
  • メリット
    多くの機能が提供されており、開発効率が向上します。
  • ライブラリ
    クエリパラメータの操作を頻繁に行う場合、または高度な機能が必要な場合。
  • カスタムディレクティブ
    特定の要素に対してのみ操作したい場合、またはテンプレート内で直接操作したい場合。
  • HTTPInterceptor
    全てのリクエストに対して一括で処理したい場合、またはサーバーサイドとの連携が必要な場合。
  • 依存性
    外部ライブラリへの依存
  • 開発効率
    開発期間や保守性
  • 複雑さ
    処理の複雑さ
  • 処理の範囲
    全てのリクエストか、特定の要素か
  • 複数の方法を組み合わせることで、より柔軟な実装が可能になります。
  • 上記以外にも、JavaScriptの組み込み機能や、より高度なライブラリを利用することも可能です。

javascript angular typescript



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