【初心者向け】JavaScriptで画像をBase64に変換する超わかりやすい解説

2024-05-13

JavaScript で画像を Base64 文字列に変換する方法

FileReader API は、JavaScript でファイルを読み込むための API です。この API を使用して、画像ファイルを非同期的に読み込み、Base64 文字列に変換することができます。

const input = document.getElementById('image-input');
input.addEventListener('change', function() {
  const file = input.files[0];
  const reader = new FileReader();

  reader.onload = function(event) {
    const base64String = event.target.result;
    console.log(base64String);
  };

  reader.readAsDataURL(file);
});

このコードでは、まず image-input という ID の HTMLInputElement を取得します。次に、change イベントリスナーをこの要素に追加します。このイベントリスナーは、ユーザーがファイルをアップロードしたときに呼び出されます。

イベントリスナー内では、アップロードされたファイルを取得し、新しい FileReader インスタンスを作成します。次に、readAsDataURL() メソッドを使用して、ファイルを Base64 文字列に変換します。

onload イベントハンドラーは、ファイルの読み込みが完了したときに呼び出されます。このハンドラー内では、Base64 文字列をコンソールに記録します。

Canvas API は、JavaScript で画像を描画するための API です。この API を使用して、画像をメモリ上のキャンバスに読み込み、そのキャンバスの Base64 エンコードされた表現を取得することができます。

const canvas = document.getElementById('canvas');
const ctx = canvas.getContext('2d');

const image = new Image();
image.onload = function() {
  ctx.drawImage(image, 0, 0);
  const base64String = canvas.toDataURL('image/png');
  console.log(base64String);
};

image.src = 'https://example.com/image.jpg';

このコードでは、まず canvas という ID の HTMLCanvasElement を取得します。次に、この要素の 2D コンテキストを取得します。

次に、新しい Image インスタンスを作成し、onload イベントハンドラーを追加します。このイベントハンドラーは、画像の読み込みが完了したときに呼び出されます。

イベントハンドラー内では、画像をキャンバスに描画し、toDataURL() メソッドを使用してキャンバスの Base64 エンコードされた表現を取得します。

最後に、Base64 文字列をコンソールに記録します。

  • FileReader API は、非同期的に画像を読み込む必要がある場合に適しています。
  • Canvas API は、画像を加工してから Base64 文字列に変換する必要がある場合に適しています。

その他の注意点

  • Base64 文字列はバイナリデータよりも大きくなります。
  • Base64 文字列は URL エンコードする必要はありません。



JavaScript で画像を Base64 文字列に変換するサンプルコード

FileReader API を使用する

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>画像を Base64 に変換</title>
</head>
<body>
  <h1>画像を Base64 に変換</h1>
  <input type="file" id="image-input">
  <script>
    const input = document.getElementById('image-input');
    input.addEventListener('change', function() {
      const file = input.files[0];
      const reader = new FileReader();

      reader.onload = function(event) {
        const base64String = event.target.result;
        console.log(base64String);
      };

      reader.readAsDataURL(file);
    });
  </script>
</body>
</html>

このコードは、HTML ファイルと JavaScript コードで構成されています。

HTML ファイルには、画像ファイルを選択するための <input type="file"> 要素が含まれています。JavaScript コードは、この要素の change イベントリスナーを定義します。このイベントリスナーは、ユーザーがファイルをアップロードしたときに呼び出されます。

Canvas API を使用する

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>画像を Base64 に変換</title>
</head>
<body>
  <h1>画像を Base64 に変換</h1>
  <canvas id="canvas"></canvas>
  <script>
    const canvas = document.getElementById('canvas');
    const ctx = canvas.getContext('2d');

    const image = new Image();
    image.onload = function() {
      ctx.drawImage(image, 0, 0);
      const base64String = canvas.toDataURL('image/png');
      console.log(base64String);
    };

    image.src = 'https://example.com/image.jpg';
  </script>
</body>
</html>

HTML ファイルには、画像を表示するための <canvas> 要素が含まれています。JavaScript コードは、この要素の 2D コンテキストを取得します。

この 2 つの例は、基本的な使用方法を示しています。実際の使用例では、必要に応じてコードを拡張することができます。




JavaScript で画像を Base64 文字列に変換するその他の方法

バイナリデータを直接エンコードする

この方法は、比較的新しく、シンプルで高速な方法として注目されています。

const file = document.getElementById('image-input').files[0];
const reader = new FileReader();

reader.onload = function(event) {
  const byteArray = event.target.result;
  const base64String = btoa(String.fromCharCode(...byteArray));
  console.log(base64String);
};

reader.readAsArrayBuffer(file);

利点:

  • シンプルで高速
  • コード量が少ない
  • FileReader API を使用する必要がある
  • 古いブラウザではサポートされていない可能性がある

Web Worker を使用する

この方法は、メインスレッドをブロックすることなく、画像を非同期的に Base64 文字列に変換することができます。

const worker = new Worker('image-to-base64.js');

worker.onmessage = function(event) {
  const base64String = event.data;
  console.log(base64String);
};

worker.postMessage(document.getElementById('image-input').files[0]);
  • メインスレッドをブロックしない
  • 処理速度を向上させることができる
  • コードが複雑になる

ライブラリを使用する

この方法は、コードを簡潔に記述することができます。

const base64String = await toBase64(document.getElementById('image-input').files[0]);
console.log(base64String);
  • 開発時間を短縮できる
  • ライブラリの読み込みが必要
  • ライブラリのアップデートに依存する
  • シンプルで高速な方法を求める場合は、バイナリデータを直接エンコードする がおすすめです。
  • メインスレッドをブロックしたくない場合は、Web Worker を使用する がおすすめです。
  • コードを簡潔に記述したい場合は、ライブラリを使用する がおすすめです。

上記以外にも、様々な方法があります。ご自身のニーズに合った方法を選択してください。


javascript base64


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