Draft.jsとSlate:ReactにおけるcontentEditableエディタライブラリ

2024-05-23

ReactにおけるcontentEditableコンポーネントと子要素に関する警告について

警告の理由

回避策

ReactにおけるcontentEditableコンポーネントと子要素は、注意して使用する必要があります。警告を理解し、適切な回避策を選択することで、潜在的な問題を回避し、パフォーマンスとメンテナンス性を向上させることができます。




    // 非推奨の方法:Reactで管理された子要素を持つcontentEditableコンポーネント
    
    const BadEditable = () => {
      const [text, setText] = useState('初期テキスト');
    
      return (
        <div contentEditable>
          {text}
        </div>
      );
    };
    
    // 推奨される方法:子要素に直接contentEditable属性を設定する
    
    const GoodEditable = () => {
      const [text, setText] = useState('初期テキスト');
    
      return (
        <div>
          <span contentEditable value={text} onChange={(e) => setText(e.target.value)} />
        </div>
      );
    };
    

    上記のコード例は、contentEditableコンポーネントの2つの異なる実装を示しています。

    BadEditableコンポーネントでは、contentEditable属性を直接親コンポーネントに設定し、子要素としてtextプロパティでレンダリングされたテキストを含みます。これは非推奨の方法であり、ReactとDOMの状態が不整合になる可能性があります。

    GoodEditableコンポーネントでは、contentEditable属性を直接子要素のspan要素に設定します。これにより、Reactによる子要素の管理が回避され、潜在的な問題を防ぎます。

    補足

    • useStateフックを使用して、contentEditableコンポーネントの状態(テキスト内容)を管理しています。
    • onChangeイベントハンドラーを使用して、ユーザーによる編集を検出し、text状態を更新しています。

    この例は、contentEditableコンポーネントと子要素を扱うための基本的な方法を示しています。実際のアプリケーションでは、より複雑なロジックやライブラリを使用する必要が生じる場合もあります。




    ReactにおけるcontentEditableコンポーネントと子要素を扱うその他の方法

    カスタムフックを使用する

    useRefuseStateなどのカスタムフックを使用して、contentEditableコンポーネントの状態をより細かく制御できます。例えば、以下のコードは、useRefフックを使用して、編集対象となる要素への参照を取得する方法を示しています。

    const Editable = () => {
      const textRef = useRef(null);
    
      const [text, setText] = useState('初期テキスト');
    
      const handleBlur = () => {
        setText(textRef.current.textContent);
      };
    
      return (
        <div contentEditable onBlur={handleBlur}>
          <span ref={textRef}>{text}</span>
        </div>
      );
    };
    

    この例では、onBlurイベントハンドラーを使用して、contentEditable要素がフォーカスを失ったときに、text状態を更新しています。また、useRefフックを使用して、編集対象となるspan要素への参照を取得し、そのtextContentプロパティを使用してテキスト内容を取得しています。

    ライブラリを使用する

    Draft.jsは、Facebookによって開発されたオープンソースのライブラリであり、複雑なテキストエディタを作成するための機能を提供します。

    Slateは、WYSIWYGエディタを作成するためのReactライブラリです。Draft.jsよりも軽量で、使いやすくなっています。

    contenteditable 属性と dangerouslySetInnerHTML を組み合わせる

    dangerouslySetInnerHTML属性を使用して、contentEditable要素のHTMLコンテンツを直接設定する方法もあります。ただし、この方法はセキュリティ上のリスクが伴うため、注意して使用する必要があります。

    const Editable = () => {
      const [text, setText] = useState('初期テキスト');
    
      const handleChange = (event) => {
        setText(event.target.innerHTML);
      };
    
      return (
        <div dangerouslySetInnerHTML={{ __html: text }} onChange={handleChange} contentEditable />
      );
    };
    

    この例では、dangerouslySetInnerHTML属性を使用して、text状態の内容をcontentEditable要素のHTMLコンテンツとして設定しています。また、onChangeイベントハンドラーを使用して、ユーザーによる編集を検出し、text状態を更新しています。

    注意事項

    • dangerouslySetInnerHTML属性を使用する場合は、クロスサイトスクリプティング(XSS)などのセキュリティ上のリスクに注意する必要があります。ユーザー入力のサニタイズを行うなどの対策が必要です。
    • 上記で紹介した方法は、それぞれ一長一短があります。状況に応じて適切な方法を選択してください。

      javascript reactjs


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