【今すぐ使える】jQueryでフォーム送信をデフォルトで阻止し、エラー処理を行う

2024-06-28

jQueryでフォーム送信をデフォルトで阻止し、処理を挟む方法

パターン1:submitイベントでpreventDefaultを使う

この方法は、最もシンプルで分かりやすい方法です。

$(document).ready(function(){
  $("#myForm").submit(function(event){
    event.preventDefault(); // フォーム送信をデフォルトで阻止

    // ここに、フォーム送信前に必要な処理を記述
    // 例:入力値のチェック、エラーメッセージの表示など

    // 処理完了後、改めてフォームを送信する
    $("#myForm").submit();
  });
});

この例では、#myForm というIDを持つフォームに対して、submitイベントハンドラを設定しています。このハンドラ内で event.preventDefault() を呼び出すことで、フォームのデフォルト送信を阻止します。

その後、// ここに、フォーム送信前に必要な処理を記述 の部分に、入力値のチェックやエラーメッセージの表示など、必要な処理を記述します。処理が完了したら、$("#myForm").submit(); を使って、改めてフォームを送信します。

パターン2:formプラグインを使う

jQueryには、フォーム送信に関する処理をより簡単に記述できる form プラグインが用意されています。

$(document).ready(function(){
  $("#myForm").submit(function(event){
    event.preventDefault();

    // ここに、フォーム送信前に必要な処理を記述
    // 例:入力値のチェック、エラーメッセージの表示など

    // フォームの送信処理をプラグインに委譲
    $(this).form("submit");
  });
});

この例では、form プラグインを使って、フォーム送信処理をプラグインに委譲しています。$(this).form("submit"); を呼び出すことで、プラグインがフォームの入力値をチェックし、エラーメッセージの表示や送信処理を行います。

パターン1とパターン2の比較

  • パターン1はシンプルで分かりやすいですが、フォーム送信処理を全て自分で記述する必要があります。
  • パターン2は form プラグインを使うことで、フォーム送信処理を簡単に記述できますが、プラグインの機能に依存することになります。

どちらのパターンを選ぶべきか

  • フォーム送信前に必要な処理がシンプルな場合は、パターン1の方が分かりやすく記述できます。
  • フォーム送信処理を複雑化させたくない場合は、パターン2の方が簡単に記述できます。

補足

  • 上記の例はあくまで基本的な使用方法です。状況に応じて、様々な処理を追加したり、オプションを変更したりすることができます。



サンプルコード:jQueryでフォーム送信をデフォルトで阻止し、処理を挟む

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>jQueryでフォーム送信をデフォルトで阻止</title>
  <script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.6.0/jquery.min.js"></script>
  <script>
    $(document).ready(function(){
      $("#myForm").submit(function(event){
        event.preventDefault(); // フォーム送信をデフォルトで阻止

        // 入力値を取得
        var name = $("#name").val();
        var email = $("#email").val();

        // 入力値をチェック
        if (name == "" || email == "") {
          alert("名前とメールアドレスを入力してください。");
          return false; // フォーム送信を中止
        }

        // 処理完了後、改めてフォームを送信
        $("#myForm").submit();
      });
    });
  </script>
</head>
<body>
  <h1>jQueryでフォーム送信をデフォルトで阻止</h1>

  <form id="myForm">
    <label for="name">名前:</label>
    <input type="text" id="name" name="name" size="30">

    <br>

    <label for="email">メールアドレス:</label>
    <input type="email" id="email" name="email" size="30">

    <br>

    <input type="submit" value="送信">
  </form>
</body>
</html>

このサンプルコードの説明

  1. HTML部分では、送信対象となるフォームと、名前とメールアドレスを入力するための入力欄を定義しています。
  2. JavaScript部分では、$(document).ready(function(){})内で、フォーム送信時に実行される処理を記述しています。
  3. $("#myForm").submit(function(event){ }) は、#myForm というIDを持つフォームに対して、submit イベントハンドラを設定しています。
  4. event.preventDefault(); は、フォーム送信のデフォルト動作を阻止します。
  5. var name = $("#name").val();var email = $("#email").val(); は、入力欄に入力された名前とメールアドレスを取得します。
  6. if (name == "" || email == "") { は、名前とメールアドレスどちらか一方でも空欄の場合は、エラーメッセージを表示し、フォーム送信を中止します。
  7. $("#myForm").submit(); は、処理完了後、改めてフォームを送信します。

このサンプルコードをどのように応用できるか

  • 入力値の形式チェック
  • 送信前に確認メッセージを表示
  • 送信データを加工してから送信
  • 送信処理を非同期で行う

など、様々な応用が可能です。

ぜひ、このサンプルコードを参考に、jQueryを使ってフォーム送信をデフォルトで阻止し、処理を挟む方法を理解し、実践してみてください。




jQueryでフォーム送信をデフォルトで阻止するその他の方法

onBeforeSubmit イベントを使用する

form プラグインには、onBeforeSubmit イベントという便利な機能が用意されています。このイベントは、フォーム送信直前に発生し、送信可否を制御することができます。

$(document).ready(function(){
  $("#myForm").form({
    onBeforeSubmit: function(event){
      // 入力値を取得
      var name = $("#name").val();
      var email = $("#email").val();

      // 入力値をチェック
      if (name == "" || email == "") {
        alert("名前とメールアドレスを入力してください。");
        return false; // フォーム送信を中止
      }

      // 処理を継続する場合は、trueを返す
      return true;
    }
  });
});

この例では、onBeforeSubmit イベントハンドラ内で入力値のチェックを行い、エラーがある場合は送信を中止しています。

disable メソッドを使用する

フォーム送信ボタンを無効化することで、デフォルトの送信動作を抑制することができます。

$(document).ready(function(){
  $("#myForm").submit(function(event){
    event.preventDefault(); // フォーム送信をデフォルトで阻止

    // 処理完了後、送信ボタンを有効化する
    $("#submitBtn").removeAttr("disabled");
  });
});

この例では、フォーム送信時に送信ボタンを無効化し、処理完了後に再び有効化しています。

.attr('action', '') を使用する

フォームの action 属性を空文字に設定することで、送信先を無効化し、デフォルトの送信動作を抑制することができます。

$(document).ready(function(){
  $("#myForm").submit(function(event){
    event.preventDefault(); // フォーム送信をデフォルトで阻止

    // 処理完了後、action属性を元に戻す
    $("#myForm").attr("action", "form_submit.php");
  });
});

この例では、フォーム送信時に action 属性を空文字に設定し、処理完了後に元に戻しています。

  • シンプルで分かりやすい方法: event.preventDefault()
  • フォーム送信処理をプラグインに委譲: form プラグインの onBeforeSubmit イベント
  • 送信ボタンを無効化: 送信ボタンの無効化と有効化
  • 送信先を無効化: action 属性の操作

状況に応じて、適切な方法を選択してください。

  • 上記以外にも、jQueryには様々なイベントやメソッドが用意されています。これらの機能を組み合わせることで、より複雑なフォーム処理にも対応することができます。
  • jQueryの公式ドキュメントを参照することで、より詳細な情報を得ることができます。

これらの方法を参考に、状況に合った方法でフォーム送信をデフォルトで阻止し、処理を挟んでみてください。


jquery preventdefault


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