【今すぐ使える】jQueryでフォーム送信をデフォルトで阻止し、エラー処理を行う
jQueryでフォーム送信をデフォルトで阻止し、処理を挟む方法
パターン1:submitイベントでpreventDefaultを使う
この方法は、最もシンプルで分かりやすい方法です。
$(document).ready(function(){
$("#myForm").submit(function(event){
event.preventDefault(); // フォーム送信をデフォルトで阻止
// ここに、フォーム送信前に必要な処理を記述
// 例:入力値のチェック、エラーメッセージの表示など
// 処理完了後、改めてフォームを送信する
$("#myForm").submit();
});
});
この例では、#myForm
というIDを持つフォームに対して、submit
イベントハンドラを設定しています。このハンドラ内で event.preventDefault()
を呼び出すことで、フォームのデフォルト送信を阻止します。
その後、// ここに、フォーム送信前に必要な処理を記述
の部分に、入力値のチェックやエラーメッセージの表示など、必要な処理を記述します。処理が完了したら、$("#myForm").submit();
を使って、改めてフォームを送信します。
パターン2:formプラグインを使う
jQueryには、フォーム送信に関する処理をより簡単に記述できる form
プラグインが用意されています。
$(document).ready(function(){
$("#myForm").submit(function(event){
event.preventDefault();
// ここに、フォーム送信前に必要な処理を記述
// 例:入力値のチェック、エラーメッセージの表示など
// フォームの送信処理をプラグインに委譲
$(this).form("submit");
});
});
この例では、form
プラグインを使って、フォーム送信処理をプラグインに委譲しています。$(this).form("submit");
を呼び出すことで、プラグインがフォームの入力値をチェックし、エラーメッセージの表示や送信処理を行います。
パターン1とパターン2の比較
- パターン1はシンプルで分かりやすいですが、フォーム送信処理を全て自分で記述する必要があります。
- パターン2は
form
プラグインを使うことで、フォーム送信処理を簡単に記述できますが、プラグインの機能に依存することになります。
どちらのパターンを選ぶべきか
- フォーム送信前に必要な処理がシンプルな場合は、パターン1の方が分かりやすく記述できます。
- フォーム送信処理を複雑化させたくない場合は、パターン2の方が簡単に記述できます。
補足
- 上記の例はあくまで基本的な使用方法です。状況に応じて、様々な処理を追加したり、オプションを変更したりすることができます。
サンプルコード:jQueryでフォーム送信をデフォルトで阻止し、処理を挟む
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>jQueryでフォーム送信をデフォルトで阻止</title>
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.6.0/jquery.min.js"></script>
<script>
$(document).ready(function(){
$("#myForm").submit(function(event){
event.preventDefault(); // フォーム送信をデフォルトで阻止
// 入力値を取得
var name = $("#name").val();
var email = $("#email").val();
// 入力値をチェック
if (name == "" || email == "") {
alert("名前とメールアドレスを入力してください。");
return false; // フォーム送信を中止
}
// 処理完了後、改めてフォームを送信
$("#myForm").submit();
});
});
</script>
</head>
<body>
<h1>jQueryでフォーム送信をデフォルトで阻止</h1>
<form id="myForm">
<label for="name">名前:</label>
<input type="text" id="name" name="name" size="30">
<br>
<label for="email">メールアドレス:</label>
<input type="email" id="email" name="email" size="30">
<br>
<input type="submit" value="送信">
</form>
</body>
</html>
このサンプルコードの説明
- HTML部分では、送信対象となるフォームと、名前とメールアドレスを入力するための入力欄を定義しています。
- JavaScript部分では、
$(document).ready(function(){})
内で、フォーム送信時に実行される処理を記述しています。 $("#myForm").submit(function(event){ })
は、#myForm
というIDを持つフォームに対して、submit
イベントハンドラを設定しています。event.preventDefault();
は、フォーム送信のデフォルト動作を阻止します。var name = $("#name").val();
とvar email = $("#email").val();
は、入力欄に入力された名前とメールアドレスを取得します。if (name == "" || email == "") {
は、名前とメールアドレスどちらか一方でも空欄の場合は、エラーメッセージを表示し、フォーム送信を中止します。$("#myForm").submit();
は、処理完了後、改めてフォームを送信します。
このサンプルコードをどのように応用できるか
- 入力値の形式チェック
- 送信前に確認メッセージを表示
- 送信データを加工してから送信
- 送信処理を非同期で行う
など、様々な応用が可能です。
ぜひ、このサンプルコードを参考に、jQueryを使ってフォーム送信をデフォルトで阻止し、処理を挟む方法を理解し、実践してみてください。
jQueryでフォーム送信をデフォルトで阻止するその他の方法
onBeforeSubmit イベントを使用する
form
プラグインには、onBeforeSubmit
イベントという便利な機能が用意されています。このイベントは、フォーム送信直前に発生し、送信可否を制御することができます。
$(document).ready(function(){
$("#myForm").form({
onBeforeSubmit: function(event){
// 入力値を取得
var name = $("#name").val();
var email = $("#email").val();
// 入力値をチェック
if (name == "" || email == "") {
alert("名前とメールアドレスを入力してください。");
return false; // フォーム送信を中止
}
// 処理を継続する場合は、trueを返す
return true;
}
});
});
この例では、onBeforeSubmit
イベントハンドラ内で入力値のチェックを行い、エラーがある場合は送信を中止しています。
disable メソッドを使用する
フォーム送信ボタンを無効化することで、デフォルトの送信動作を抑制することができます。
$(document).ready(function(){
$("#myForm").submit(function(event){
event.preventDefault(); // フォーム送信をデフォルトで阻止
// 処理完了後、送信ボタンを有効化する
$("#submitBtn").removeAttr("disabled");
});
});
この例では、フォーム送信時に送信ボタンを無効化し、処理完了後に再び有効化しています。
.attr('action', '') を使用する
フォームの action
属性を空文字に設定することで、送信先を無効化し、デフォルトの送信動作を抑制することができます。
$(document).ready(function(){
$("#myForm").submit(function(event){
event.preventDefault(); // フォーム送信をデフォルトで阻止
// 処理完了後、action属性を元に戻す
$("#myForm").attr("action", "form_submit.php");
});
});
この例では、フォーム送信時に action
属性を空文字に設定し、処理完了後に元に戻しています。
- シンプルで分かりやすい方法:
event.preventDefault()
- フォーム送信処理をプラグインに委譲:
form
プラグインのonBeforeSubmit
イベント - 送信ボタンを無効化: 送信ボタンの無効化と有効化
- 送信先を無効化:
action
属性の操作
状況に応じて、適切な方法を選択してください。
- 上記以外にも、jQueryには様々なイベントやメソッドが用意されています。これらの機能を組み合わせることで、より複雑なフォーム処理にも対応することができます。
- jQueryの公式ドキュメントを参照することで、より詳細な情報を得ることができます。
これらの方法を参考に、状況に合った方法でフォーム送信をデフォルトで阻止し、処理を挟んでみてください。
jquery preventdefault