もう迷わない！IFRAMEコンテンツのCSS装飾：JavaScript＆CSSで実現する2つの方法

2024-06-28

IFrame内のコンテンツのボディスタイルをオーバーライドする：CSS、Iframe、スタイル

Iframeは、別のWebページを埋め込むためのHTML要素です。しかし、Iframe内のコンテンツのスタイルを直接制御することはできません。これは、Iframe内のコンテンツが別々のドメインでホストされているためです。

しかし、JavaScriptとCSSを使用して、Iframe内のコンテンツのボディスタイルをある程度オーバーライドすることは可能です。この方法は、Iframe内のコンテンツの外観を調整したり、特定の要素を非表示にしたりするのに役立ちます。

方法

以下の2つの方法があります。

JavaScriptを使用する

Iframeのロードイベントを検出します。
新しいスタイル要素を作成します。
オーバーライドするスタイルをスタイル要素に追加します。
Iframe内のドキュメントのヘッドにスタイル要素を挿入します。

例

const iframe = document.getElementById('myIframe');

iframe.addEventListener('load', function() {
  const iframeDocument = iframe.contentDocument;
  const styleElement = iframeDocument.createElement('style');
  styleElement.textContent = `
    body {
      background-color: #f0f0f0;
      font-family: Arial, sans-serif;
    }
  `;
  iframeDocument.head.appendChild(styleElement);
});

CSSを使用する

Iframeにallow-styles属性を設定します。
Iframe内のコンテンツを対象としたCSSルールを作成します。

<iframe src="https://example.com" allow-styles>
</iframe>

<style>
  iframe[src="https://example.com"] body {
    background-color: #f0f0f0;
    font-family: Arial, sans-serif;
  }
</style>

注意点

上記の方法を使用すると、Iframe内のコンテンツのすべてのスタイルがオーバーライドされます。
Iframe内のコンテンツのスタイルを完全に制御するには、Iframeのコンテンツを編集する必要があります。
セキュリティ上の理由から、Iframe内のコンテンツからスクリプトを実行することはできません。

上記以外にも、Iframe内のコンテンツのスタイルをオーバーライドする方法はいくつかあります。しかし、これらの方法はすべて、いくつかの制限があります。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>Iframe スタイルのオーバーライド</title>
</head>
<body>
  <iframe id="myIframe" src="https://www.example.com"></iframe>

  <script>
    const iframe = document.getElementById('myIframe');

    iframe.addEventListener('load', function() {
      const iframeDocument = iframe.contentDocument;
      const styleElement = iframeDocument.createElement('style');
      styleElement.textContent = `
        body {
          background-color: #f0f0f0;
          font-family: Arial, sans-serif;
        }
      `;
      iframeDocument.head.appendChild(styleElement);
    });
  </script>
</body>
</html>

このコードは、myIframe という ID を持つ iframe 要素内のコンテンツのボディスタイルをオーバーライドします。具体的には、背景色を #f0f0f0 に、フォントファミリーを Arial, sans-serif に変更します。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>Iframe スタイルのオーバーライド</title>
  <style>
    iframe[src="https://www.example.com"] body {
      background-color: #f0f0f0;
      font-family: Arial, sans-serif;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <iframe src="https://www.example.com"></iframe>
</body>
</html>

説明

上記のコードは、以下の手順で iframe 内のコンテンツのボディスタイルをオーバーライドします。

Iframe のロードを検出する:
- JavaScript を使用する場合は、iframe 要素の load イベントリスナーを使用します。
- CSS を使用する場合は、iframe 要素の src 属性の値に基づいて CSS ルールを適用します。
Iframe 内のドキュメントを取得する:
新しいスタイル要素を作成する:
オーバーライドするスタイルをスタイル要素に追加する:
- 背景色、フォントファミリーなどのスタイルプロパティを設定します。
Iframe 内のドキュメントのヘッドにスタイル要素を挿入する:

注意事項

上記のコードはあくまでも例であり、必要に応じて変更する必要があります。

IFrame内のコンテンツスタイルをオーバーライドするその他の方法

postMessage を使用する

この方法は、Iframe内のコンテンツと親ページ間でメッセージをやり取りすることで、スタイルをオーバーライドします。

手順:

親ページで、Iframe内のコンテンツにスタイルを適用するメッセージを送信します。
Iframe内のコンテンツは、メッセージを受信し、スタイルを適用します。

例:

親ページ

const iframe = document.getElementById('myIframe');

iframe.addEventListener('load', function() {
  const iframeDocument = iframe.contentDocument;
  iframeDocument.postMessage({ type: 'setStyle', styles: { backgroundColor: '#f0f0f0', fontFamily: 'Arial, sans-serif' } }, '*');
});

Iframe内のコンテンツ

window.addEventListener('message', function(event) {
  if (event.data.type === 'setStyle') {
    const styles = event.data.styles;
    for (const property in styles) {
      document.body.style[property] = styles[property];
    }
  }
});

WebExtension を使用する

この方法は、Chrome や Firefox などのブラウザ拡張機能を使用して、Iframe内のコンテンツスタイルをオーバーライドします。

{
  "name": "Iframe スタイルオーバーライド",
  "version": "1.0",
  "content_scripts": [
    {
      "matches": ["https://www.example.com/*"],
      "js": ["contentScript.js"]
    }
  ]
}

document.body.style.backgroundColor = '#f0f0f0';
document.body.style.fontFamily = 'Arial, sans-serif';

ユーザー設定スクリプトを使用する

ユーザー設定スクリプトをブラウザにインストールします。

// ==UserScript==
// @name        Iframe スタイルオーバーライド
// @namespace   example.com
// @version     1.0
// @description オーバーライド Iframe スタイル
// @match       https://www.example.com/*
// ==/UserScript==

document.body.style.backgroundColor = '#f0f0f0';
document.body.style.fontFamily = 'Arial, sans-serif';