【JavaScript・React・ESLint】「Cannot fix eslint rule on indenting case statements in switch statement」エラーの解決策を徹底解説！

JavaScript、React、ESLintにおける「Cannot fix eslint rule on indenting case statements in switch statement」エラーの解決策

このエラーを解決するには、以下の2つの方法があります。

手動でインデントを修正する

最も簡単な方法は、エディタを使って、case 文を手動で適切なインデントに修正することです。一般的には、case 文は switch 文の最初のインデントレベルと同じ位置に配置する必要があります。

例：

switch (value) {
  case 1:
    // 処理
    break;
  case 2:
    // 処理
    break;
  default:
    // デフォルト処理
}

ESLint の設定を変更する

ESLint の設定ファイルを変更することで、case 文のインデントに関するルールを無効化したり、別のスタイルを指定したりすることができます。

{
  "rules": {
    "indent/case": ["error", "same"] // すべての case 文を同じインデントにする
  }
}

上記のように、indent/case ルールのオプションを変更することで、case 文のインデントスタイルを自由に設定することができます。

React コンポーネントの場合

React コンポーネントを使用している場合は、jsx-indent ルールも確認する必要があります。このルールは、JSX コードのインデントを制御します。indent/case ルールと jsx-indent ルールが競合しないように設定する必要があります。

switch (value) {
  case 1:
    // 処理
    break;
  case 2:
    // 処理
    break;
  default:
    // デフォルト処理
}

修正例1：すべての case 文を同じインデントにする

switch (value) {
  case 1:
    // 処理
    break;
  case 2:
    // 処理
    break;
  default:
    // デフォルト処理
}

例2：jsx-indent ルールとの競合

function MyComponent() {
  switch (value) {
    case 1:
      return <div>1</div>;
    case 2:
      return <div>2</div>;
    default:
      return <div>その他</div>;
  }
}

修正例2：jsx-indent ルールを indent/case ルールと一致させる

{
  "rules": {
    "indent/case": ["error", "same"],
    "jsx-indent": ["error", 2] // 2 個のスペースでインデント
  }
}

この設定により、case 文と JSX コードのインデントが一致するようになります。

Prettier は、JavaScript コードの自動フォーマットツールです。Prettier を使用すると、コードのスタイルを一定に保ち、インデントの問題を自動的に修正することができます。

ESLint の fix オプションを使用する

ESLint には、fix オプションがあり、自動的にコードを修正することができます。以下のコマンドを実行すると、indent/case ルールに違反している箇所を自動的に修正することができます。

npx eslint --fix <ファイル名>

Visual Studio Codeなどのエディタの拡張機能を使用する

Visual Studio Codeなどのエディタには、ESLint の問題を検出して修正する拡張機能があります。これらの拡張機能を使用すると、手動でコードを修正する必要なく、問題を簡単に解決することができます。

どうしても case 文のインデントを変更したくない場合は、ESLint の設定を無視することができます。以下のコメントをコードの先頭に追加することで、indent/case ルールを無視することができます。

// eslint-disable-next-line indent/case
switch (value) {
  case 1:
    // 処理
    break;
  case 2:
    // 処理
    break;
  default:
    // デフォルト処理
}

注意事項

上記の方法を使用する場合は、コードの読みやすさや保守性を考慮する必要があります。特に、eslint-disable-next-line コメントを使用する場合は、コードがわかりにくくなる可能性があるため、 sparingly 使用することが重要です。