Reactjsでスクロール位置を取得する3つの方法とは?それぞれの利点と欠点も比較

2024-07-27

Reactjsでスクロール位置を取得する方法

window.scrollY と window.scrollX を使用する

この方法は、ブラウザ全体のスクロール位置を取得します。

const scrollX = window.scrollX;
const scrollY = window.scrollY;

useRef と useEffect を使用する

const targetRef = useRef(null);

useEffect(() => {
  const handleScroll = () => {
    const scrollTop = targetRef.current.scrollTop;
    console.log(scrollTop);
  };

  window.addEventListener('scroll', handleScroll);

  return () => window.removeEventListener('scroll', handleScroll);
}, []);

それぞれの方法の利点と欠点

  • window.scrollYwindow.scrollX:
    • 利点: シンプルでわかりやすい
    • 欠点: 特定の要素のスクロール位置を取得できない
  • useRefuseEffect:
    • 欠点: コードが少し複雑になる

具体的な使用例

  • ヘッダーが一定の高さを超えたら固定する
  • ページ内リンクをクリックしたら、その要素までスクロールする
  • スクロール量に応じて要素の表示/非表示を切り替える
  • スクロール位置を取得する方法は他にもいくつかあります。
  • 用途に合わせて適切な方法を選択してください。
  • コードを書く前に、ブラウザの互換性について確認することをおすすめします。



import React, { useState } from 'react';

const App = () => {
  const [scrollY, setScrollY] = useState(0);
  const [scrollX, setScrollX] = useState(0);

  useEffect(() => {
    const handleScroll = () => {
      setScrollY(window.scrollY);
      setScrollX(window.scrollX);
    };

    window.addEventListener('scroll', handleScroll);

    return () => window.removeEventListener('scroll', handleScroll);
  }, []);

  return (
    <div>
      <p>ScrollX: {scrollX}</p>
      <p>ScrollY: {scrollY}</p>
    </div>
  );
};

export default App;
import React, { useRef, useState } from 'react';

const App = () => {
  const targetRef = useRef(null);
  const [scrollTop, setScrollTop] = useState(0);

  useEffect(() => {
    const handleScroll = () => {
      setScrollTop(targetRef.current.scrollTop);
    };

    targetRef.current.addEventListener('scroll', handleScroll);

    return () => targetRef.current.removeEventListener('scroll', handleScroll);
  }, []);

  return (
    <div>
      <div ref={targetRef} style={{ height: 200, overflow: 'auto' }}>
        <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
        <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
        <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
      </div>
      <p>ScrollTop: {scrollTop}</p>
    </div>
  );
};

export default App;

説明

  • 上記のコードは、Reactjsの useEffect フックを使用して、スクロール位置の変更を監視します。
  • window.scrollYwindow.scrollX を使用して、ブラウザ全体のスクロール位置を取得します。
  • useRef フックを使用して、特定の要素への参照を取得します。
  • 特定の要素のスクロール位置を取得するには、その要素の scrollTop プロパティを使用します。
  • 取得したスクロール位置を、useState フックを使用してコンポーネントのステートに格納します。
  • ステートの値は、コンポーネントのレンダリング時に表示されます。

注意事項

  • 上記のコードはあくまでサンプルであり、実際の使用状況に合わせて変更する必要があります。
  • スクロール位置を取得するには、ブラウザの互換性について確認する必要があります。



Intersection Observer API は、要素がブラウザのウィンドウ内でどの程度表示されているかを監視するためのAPIです。このAPIを使用して、要素がスクロールインしたかどうかを検知し、それに応じて処理を実行することができます。

import React, { useState, useRef } from 'react';

const App = () => {
  const targetRef = useRef(null);
  const [isIntersecting, setIsIntersecting] = useState(false);

  useEffect(() => {
    const observer = new IntersectionObserver((entries) => {
      setIsIntersecting(entries[0].isIntersecting);
    }, {
      root: null,
      threshold: 0,
    });

    observer.observe(targetRef.current);

    return () => observer.disconnect();
  }, [targetRef]);

  return (
    <div>
      <div ref={targetRef} style={{ height: 200, overflow: 'auto' }}>
        <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
        <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
        <p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit.</p>
      </div>
      {isIntersecting && <p>要素がスクロールインしました</p>}
    </div>
  );
};

export default App;

カスタムフックを使用する

Reactjsには、カスタムフックを作成してコードを再利用できるようにする機能があります。スクロール位置を取得するためのカスタムフックを作成することで、コードをより簡潔でわかりやすくすることができます。

import React, { useState, useRef } from 'react';

const useScrollPosition = () => {
  const [scrollY, setScrollY] = useState(0);

  useEffect(() => {
    const handleScroll = () => {
      setScrollY(window.scrollY);
    };

    window.addEventListener('scroll', handleScroll);

    return () => window.removeEventListener('scroll', handleScroll);
  }, []);

  return scrollY;
};

const App = () => {
  const scrollY = useScrollPosition();

  return (
    <div>
      <p>ScrollY: {scrollY}</p>
    </div>
  );
};

export default App;

サードパーティ製のライブラリを使用する

Reactjsには、スクロール位置を取得するためのサードパーティ製のライブラリがいくつかあります。これらのライブラリを使用すると、コードをより簡単に記述することができます。

  • Intersection Observer API:
    • 利点: 特定の要素がスクロールインしたかどうかを検知できる
  • カスタムフック:
    • 利点: コードを再利用しやすい
    • 欠点: フックの作成方法を理解する必要がある
  • サードパーティ製のライブラリ:
    • 利点: コードを簡単に記述できる
  • 無限スクロールを実装する
  • [React スクロールライブラリ 7選! おすすめと選び方、

javascript reactjs



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