サンプルコード:React Router で scrollIntoView を使用する

2024-09-05

JavaScript、React、React Router で発生する "TypeError: scrollIntoView is not a function" エラーの原因と解決策

  1. 対象要素が存在しない、または正しく取得できていない
  2. 対象要素が非表示になっている
  3. React コンポーネント内で scrollIntoView を呼び出している

それぞれの場合について、具体的な原因と解決策を詳しく説明します。

このエラーが最も一般的な原因です。以下の点を確認してください。

  • 要素の ID またはセレクタが間違っていないか
  • 要素が正しくロードされているか
  • 要素が DOM に存在するか

問題が解決しない場合は、ブラウザの開発者ツールを使用して、要素が正しく検出されていることを確認してください。

解決策:

  • 正しい ID またはセレクタを使用して要素を取得していることを確認してください。
  • 要素がロードされるのを待ってから scrollIntoView を呼び出すようにしてください。
  • 要素が DOM に存在することを確認してください。

display: none または visibility: hidden などの CSS プロパティを使用して要素を非表示にしている場合、scrollIntoView は機能しません。

  • opacity: 0 などの CSS プロパティを使用して要素を透過させることもできます。

React コンポーネント内で scrollIntoView を呼び出す場合、以下の点に注意する必要があります。

  • scrollIntoView は DOM 要素に対してのみ呼び出すことができます。
  • React コンポーネントの場合は、まず useRef フックを使用して DOM 要素を取得する必要があります。
  • その後、取得した DOM 要素に対して scrollIntoView を呼び出すことができます。
  1. useRef フックを使用して DOM 要素を取得します。

以下の例は、React コンポーネント内で scrollIntoView を使用する際の基本的なコードです。

import React, { useRef } from 'react';

function MyComponent() {
  const elementRef = useRef(null);

  const scrollToElement = () => {
    if (elementRef.current) {
      elementRef.current.scrollIntoView();
    }
  };

  return (
    <div>
      <button onClick={scrollToElement}>要素へスクロール</button>
      <div ref={elementRef}>ここにスクロールされます</div>
    </div>
  );
}
  • 上記以外にも、稀なケースで scrollIntoView が機能しない場合があります。例えば、要素がiframe内にある場合などです。
  • 問題解決に時間をかけている場合は、デバッガを使用してコードをステップ実行し、問題箇所を特定することをお勧めします。



import React, { useState, useRef } from 'react';
import { Link, useRouteMatch } from 'react-router-dom';

function App() {
  const [activeSection, setActiveSection] = useState('home');

  const handleSectionChange = (section) => {
    setActiveSection(section);
  };

  return (
    <div>
      <nav>
        <Link to="/" onClick={() => handleSectionChange('home')}>Home</Link>
        <Link to="/about" onClick={() => handleSectionChange('about')}>About</Link>
        <Link to="/contact" onClick={() => handleSectionChange('contact')}>Contact</Link>
      </nav>

      <div className="sections">
        <Section name="home" active={activeSection === 'home'}>
          <h2>Home</h2>
          <p>This is the home section.</p>
        </Section>

        <Section name="about" active={activeSection === 'about'}>
          <h2>About</h2>
          <p>This is the about section.</p>
        </Section>

        <Section name="contact" active={activeSection === 'contact'}>
          <h2>Contact</h2>
          <p>This is the contact section.</p>
        </Section>
      </div>
    </div>
  );
}

function Section({ name, active, children }) {
  const sectionRef = useRef(null);

  const match = useRouteMatch({ path: `/${name}` });

  useEffect(() => {
    if (match) {
      sectionRef.current.scrollIntoView({ behavior: 'smooth' });
    }
  }, [match]);

  return (
    <div className={`section ${active ? 'active' : ''}`} ref={sectionRef}>
      {children}
    </div>
  );
}

export default App;

このコードは以下のように動作します。

  1. App コンポーネントは、useState フックを使用して activeSection というステートを管理します。このステートは、現在アクティブなセクションの名前を保持します。
  2. nav 要素には、各セクションへのリンクが含まれています。リンクをクリックすると、handleSectionChange 関数が呼び出され、activeSection ステートが更新されます。
  3. sections 要素は、Section コンポーネントのリストをレンダリングします。
  4. Section コンポーネントは、nameactive という props を受け取ります。name props はセクションの名前を表し、active props はセクションがアクティブかどうかを表します。
  5. Section コンポーネントは、useRef フックを使用して sectionRef という変数を定義します。この変数は、セクション要素への参照を保持します。
  6. useEffect フックを使用して、ルートが変更されたときに scrollIntoView メソッドを呼び出します。これにより、アクティブなセクションがスクロールされます。
  • 異なるスクロール動作を使用したい場合は、scrollIntoView メソッドのオプションを変更できます。
  • アニメーション付きのスクロールを実装したい場合は、サードパーティ製のライブラリを使用できます。
  • より複雑なナビゲーションロジックを実装したい場合は、React Router v6 の新しい機能を使用できます。



この方法は、useLocation フックを使用して現在の場所情報にアクセスし、useEffect フックを使用して場所が変更されたときにスクロールを実行します。

長所:

  • シンプルで分かりやすい

短所:

  • コードが冗長になる可能性がある
  • すべての場所変更でスクロールを実行するため、意図しないスクロールが発生する可能性がある

例:

import React, { useState, useEffect } from 'react';
import { useLocation } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  const [shouldScroll, setShouldScroll] = useState(false);
  const location = useLocation();

  useEffect(() => {
    if (shouldScroll) {
      window.scrollTo({ top: 0, behavior: 'smooth' });
      setShouldScroll(false);
    }
  }, [location, shouldScroll]);

  const handleScrollToTop = () => {
    setShouldScroll(true);
  };

  return (
    <div>
      <button onClick={handleScrollToTop}>ページトップへスクロール</button>
      {/* コンテンツ... */}
    </div>
  );
}

react-router-scroll-to ライブラリを使用する

react-router-scroll-to は、React Router と統合されたスクロール管理ライブラリです。このライブラリを使用すると、コンポーネント内で宣言的にスクロールを制御できます。

  • 宣言的で使いやすい
  • 意図しないスクロールを回避できる
  • 追加のライブラリをインストールする必要がある
import React from 'react';
import { Link } from 'react-router-dom';
import ScrollTo from 'react-router-scroll-to';

function MyComponent() {
  return (
    <div>
      <Link to="/" scrollTo={{ offset: 0 }}>Home</Link>
      <Link to="/about" scrollTo={{ offset: 100 }}>About</Link>
      <Link to="/contact" scrollTo={{ element: '#contact' }}>Contact</Link>
      {/* コンテンツ... */}
    </div>
  );
}

カスタムフックを使用する

カスタムフックを使用して、スクロールロジックをカプセル化することができます。この方法は、より複雑なスクロールロジックを扱う場合に役立ちます。

  • コードを再利用しやすい
  • テストしやすい
  • コード量が増える
import React, { useState, useRef, useEffect } from 'react';

function useScrollTo(target) {
  const [shouldScroll, setShouldScroll] = useState(false);
  const elementRef = useRef(null);

  useEffect(() => {
    if (shouldScroll) {
      if (target instanceof HTMLElement) {
        target.scrollIntoView({ behavior: 'smooth' });
      } else if (typeof target === 'string') {
        const element = document.querySelector(target);
        if (element) {
          element.scrollIntoView({ behavior: 'smooth' });
        }
      }
      setShouldScroll(false);
    }
  }, [shouldScroll, target]);

  return {
    scrollTo: () => setShouldScroll(true),
  };
}

function MyComponent() {
  const { scrollTo } = useScrollTo('#contact');

  return (
    <div>
      <button onClick={scrollTo}>Contactへスクロール</button>
      {/* コンテンツ... */}
    </div>
  );
}

javascript reactjs react-router



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