jQuery同期AJAX:get/post/getJSONで簡単実行!サンプルコード付き

2024-06-28

jQueryにおける同期 AJAX リクエストの実行

AJAX は、非同期的な通信方式で Web ページを更新する方法です。一方、同期通信は、リクエストを送信してからレスポンスを受け取るまで、他の処理をブロックします。

jQuery では、$.ajax() 関数を使用して AJAX リクエストを実行できます。デフォルトでは、この関数は非同期的に実行されますが、async オプションを false に設定することで、同期的に実行することができます。

同期 AJAX リクエストの利点と欠点

  • 利点
    • コードが単純になる
    • 処理の順序を制御しやすい
  • 欠点
    • ブラウザの応答が遅くなる
    • ユーザーインターフェースがブロックされる

以下のコードは、$.ajax() 関数を使用して同期的に GET リクエストを実行する例です。

$.ajax({
  url: '/data.json',
  async: false,
  success: function(data) {
    console.log(data);
  },
  error: function(error) {
    console.error(error);
  }
});

このコードは、/data.json URL に対して GET リクエストを送信し、成功した場合に data 変数にレスポンスデータを格納します。失敗した場合には、error 変数にエラー情報が格納されます。

注意点

同期 AJAX リクエストは、ユーザーインターフェースをブロックするため、ユーザー体験に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、同期 AJAX リクエストは、必要な場合のみ使用することが重要です。

代替手段

同期 AJAX リクエストの代わりに、非同期 AJAX リクエストと $.Deferred オブジェクトを使用して、コードを同期的に実行することができます。

var deferred = $.ajax({
  url: '/data.json'
});

deferred.done(function(data) {
  console.log(data);
});

deferred.fail(function(error) {
  console.error(error);
});

jQuery で同期 AJAX リクエストを実行するには、$.ajax() 関数の async オプションを false に設定します。同期 AJAX リクエストは、ユーザーインターフェースをブロックするため、必要な場合のみ使用することが重要です。同期 AJAX リクエストの代替手段として、非同期 AJAX リクエストと $.Deferred オブジェクトを使用することができます。




    サンプルコード:非同期処理を待機する同期AJAX

    $(function() {
      // 非同期で実行されるAJAX処理
      $.ajax({
        url: '/data.json',
        async: true, // 非同期に設定
        success: function(data) {
          // 非同期処理が成功した場合の処理
          console.log(data);
    
          // 非同期処理の結果を元にDOM操作を行う
          $('#result').html(data.message);
        },
        error: function(error) {
          // 非同期処理が失敗した場合の処理
          console.error(error);
        }
      });
    
      // 非同期処理が完了するまで待機
      $.ajaxSetup({
        async: false
      });
    
      // 非同期処理の結果を元にDOM操作を行う
      $('#button').click(function() {
        $.ajax({
          url: '/other-data.json',
          success: function(data) {
            console.log(data);
            $('#other-result').html(data.message);
          }
        });
      });
    });
    

    このコードは以下の処理を実行します。

    1. /data.json に対して非同期AJAXリクエストを送信します。
    2. AJAXリクエストが成功した場合、レスポンスデータ (data) をコンソールに出力し、#result 要素のHTMLを data.message に置き換えます。
    3. AJAXリクエストが失敗した場合、エラー情報をコンソールに出力します。
    4. すべての非同期処理が完了するまで待機します。
    5. #button がクリックされた場合、/other-data.json に対して非同期AJAXリクエストを送信します。

    この例では、$.ajaxSetup({ async: false }) を使用して、すべてのAJAXリクエストを同期的に実行しています。これは、#result 要素のDOM操作を、#data.json から取得したデータに基づいて実行する必要があるためです。

    補足

    • このコードはあくまでも一例であり、状況に合わせて変更する必要があります。
    • 同期処理はユーザーインターフェースをブロックするため、多用することは避けてください。
    • 非同期処理を待機する場合は、より適切な方法としてPromiseやasync/awaitを使用することを検討してください。



    jQuery で同期 AJAX リクエストを実行するその他の方法

    jQuery.Deferred オブジェクトは、非同期処理の完了を待機するための非同期プログラミング機能を提供します。以下のコードは、Deferred オブジェクトを使用して同期的に GET リクエストを実行する例です。

    var deferred = $.ajax({
      url: '/data.json'
    });
    
    deferred.done(function(data) {
      console.log(data);
    });
    
    deferred.fail(function(error) {
      console.error(error);
    });
    

    このコードは、非同期で /data.json に対する GET リクエストを実行し、done() コールバック関数で成功時の処理、fail() コールバック関数で失敗時の処理を定義しています。

    $.get()$.post() 関数は、それぞれ GET リクエストと POST リクエストを簡潔に実行するための関数です。これらの関数は、デフォルトで非同期的に実行されますが、async オプションを false に設定することで、同期的に実行することができます。

    var data = $.get('/data.json', { async: false });
    console.log(data);
    

    このコードは、/data.json に対する GET リクエストを実行し、レスポンスデータを data 変数に格納します。

    var data = $.getJSON('/data.json', { async: false });
    console.log(data);
    
    • ブラウザによっては、同期 AJAX リクエストがサポートされていない場合があります。

    これらの方法は、状況に応じて使い分けることができます。いずれの方法を選択する場合も、同期 AJAX リクエストの注意点に留意する必要があります。

    jQuery で同期 AJAX リクエストを実行するには、主に以下の 3 つの方法があります。

    1. $.ajax() 関数と async オプション
    2. jQuery.Deferred オブジェクト
    3. $.get(), $.post(), $.getJSON() 関数

    それぞれの方法には長所と短所があるため、状況に応じて適切な方法を選択する必要があります。

    また、同期 AJAX リクエストはユーザーインターフェースをブロックするため、多用することは避け、非同期処理を待機する場合はPromiseやasync/awaitの使用を検討することを推奨します。


    ajax jquery synchronous


    jQuery $.ajax エラー時の詳細な情報取得:エラーメッセージ、ステータスコード、レスポンステキスト

    jQuery の $.ajax メソッドを使用して非同期通信を行う場合、通信に失敗した場合にエラーハンドリングを行うことが重要です。エラーハンドリングでは、エラーメッセージやステータスコードなどの情報を含む エラー応答テキストを取得する必要があります。...


    jQueryを使いこなして自由自在!divの子要素を操作するテクニック集

    最も一般的な方法は、each()メソッドを使うことです。このメソッドは、セレクターで指定された要素のそれぞれに対して、順番に処理を実行します。この例では、#myDiv要素の子要素すべてに対して、背景色を薄い青色に設定しています。each()メソッドの利点:...


    JavaScript、jQuery、XMLHttpRequestで発生する「Origin null is not allowed by Access-Control-Allow-Origin」エラーの解決方法

    このエラーは、JavaScript、jQuery、XMLHttpRequestを使って異なるオリジンのサーバーからデータを取得しようとした際に発生します。これは、ブラウザのセキュリティ機能である CORS (Cross-Origin Resource Sharing) によるものです。...


    JavaScript、jQuery、CSS を使用して CSS3 トランジションの終了を待機する方法

    このチュートリアルを始める前に、以下の知識が必要です。HTMLCSSJavaScriptjQueryCSS トランジションは、要素のプロパティを徐々に変化させるアニメーションを作成するための強力なツールです。トランジションは、duration、timing-function、delay などのプロパティを使用して制御できます。...


    【保存版】JavaScript、jQuery、AJAXを駆使したFormDataを使ったファイルアップロードの実装方法

    このガイドでは、JavaScript、jQuery、AJAXを組み合わせて、FormDataオブジェクトを使ってファイルをアップロードする方法を詳しく説明します。ステップ1:ファイル選択とFormDataの作成HTMLフォームに <input type="file"> 要素を追加します。これは、ユーザーがファイルをアップロードする際に使用するファイル選択フィールドになります。...


    SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



    XMLHttpRequestとFetch APIを使いこなす

    そこで登場したのが非同期通信です。非同期通信は、ユーザーがアクションを起こしてもページ全体を再読み込みすることなく、必要なデータのみをサーバーと通信で取得・更新する技術です。これにより、ユーザー操作のレスポンス向上やページ読み込み時間の短縮を実現できます。