jQuery同期AJAX:get/post/getJSONで簡単実行!サンプルコード付き
jQueryにおける同期 AJAX リクエストの実行
AJAX は、非同期的な通信方式で Web ページを更新する方法です。一方、同期通信は、リクエストを送信してからレスポンスを受け取るまで、他の処理をブロックします。
jQuery では、$.ajax()
関数を使用して AJAX リクエストを実行できます。デフォルトでは、この関数は非同期的に実行されますが、async
オプションを false
に設定することで、同期的に実行することができます。
同期 AJAX リクエストの利点と欠点
- 利点
- コードが単純になる
- 処理の順序を制御しやすい
- 欠点
- ブラウザの応答が遅くなる
- ユーザーインターフェースがブロックされる
以下のコードは、$.ajax()
関数を使用して同期的に GET リクエストを実行する例です。
$.ajax({
url: '/data.json',
async: false,
success: function(data) {
console.log(data);
},
error: function(error) {
console.error(error);
}
});
このコードは、/data.json
URL に対して GET リクエストを送信し、成功した場合に data
変数にレスポンスデータを格納します。失敗した場合には、error
変数にエラー情報が格納されます。
注意点
同期 AJAX リクエストは、ユーザーインターフェースをブロックするため、ユーザー体験に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、同期 AJAX リクエストは、必要な場合のみ使用することが重要です。
代替手段
同期 AJAX リクエストの代わりに、非同期 AJAX リクエストと $.Deferred
オブジェクトを使用して、コードを同期的に実行することができます。
var deferred = $.ajax({
url: '/data.json'
});
deferred.done(function(data) {
console.log(data);
});
deferred.fail(function(error) {
console.error(error);
});
jQuery で同期 AJAX リクエストを実行するには、$.ajax()
関数の async
オプションを false
に設定します。同期 AJAX リクエストは、ユーザーインターフェースをブロックするため、必要な場合のみ使用することが重要です。同期 AJAX リクエストの代替手段として、非同期 AJAX リクエストと $.Deferred
オブジェクトを使用することができます。
サンプルコード:非同期処理を待機する同期AJAX
$(function() {
// 非同期で実行されるAJAX処理
$.ajax({
url: '/data.json',
async: true, // 非同期に設定
success: function(data) {
// 非同期処理が成功した場合の処理
console.log(data);
// 非同期処理の結果を元にDOM操作を行う
$('#result').html(data.message);
},
error: function(error) {
// 非同期処理が失敗した場合の処理
console.error(error);
}
});
// 非同期処理が完了するまで待機
$.ajaxSetup({
async: false
});
// 非同期処理の結果を元にDOM操作を行う
$('#button').click(function() {
$.ajax({
url: '/other-data.json',
success: function(data) {
console.log(data);
$('#other-result').html(data.message);
}
});
});
});
このコードは以下の処理を実行します。
/data.json
に対して非同期AJAXリクエストを送信します。- AJAXリクエストが成功した場合、レスポンスデータ (data) をコンソールに出力し、
#result
要素のHTMLをdata.message
に置き換えます。 - AJAXリクエストが失敗した場合、エラー情報をコンソールに出力します。
- すべての非同期処理が完了するまで待機します。
#button
がクリックされた場合、/other-data.json
に対して非同期AJAXリクエストを送信します。
この例では、$.ajaxSetup({ async: false })
を使用して、すべてのAJAXリクエストを同期的に実行しています。これは、#result
要素のDOM操作を、#data.json
から取得したデータに基づいて実行する必要があるためです。
補足
- このコードはあくまでも一例であり、状況に合わせて変更する必要があります。
- 同期処理はユーザーインターフェースをブロックするため、多用することは避けてください。
- 非同期処理を待機する場合は、より適切な方法としてPromiseやasync/awaitを使用することを検討してください。
jQuery で同期 AJAX リクエストを実行するその他の方法
jQuery.Deferred オブジェクトは、非同期処理の完了を待機するための非同期プログラミング機能を提供します。以下のコードは、Deferred オブジェクトを使用して同期的に GET リクエストを実行する例です。
var deferred = $.ajax({
url: '/data.json'
});
deferred.done(function(data) {
console.log(data);
});
deferred.fail(function(error) {
console.error(error);
});
このコードは、非同期で /data.json
に対する GET リクエストを実行し、done()
コールバック関数で成功時の処理、fail()
コールバック関数で失敗時の処理を定義しています。
$.get()
と $.post()
関数は、それぞれ GET リクエストと POST リクエストを簡潔に実行するための関数です。これらの関数は、デフォルトで非同期的に実行されますが、async
オプションを false
に設定することで、同期的に実行することができます。
var data = $.get('/data.json', { async: false });
console.log(data);
このコードは、/data.json
に対する GET リクエストを実行し、レスポンスデータを data
変数に格納します。
var data = $.getJSON('/data.json', { async: false });
console.log(data);
- ブラウザによっては、同期 AJAX リクエストがサポートされていない場合があります。
これらの方法は、状況に応じて使い分けることができます。いずれの方法を選択する場合も、同期 AJAX リクエストの注意点に留意する必要があります。
jQuery で同期 AJAX リクエストを実行するには、主に以下の 3 つの方法があります。
$.ajax()
関数とasync
オプション- jQuery.Deferred オブジェクト
$.get()
,$.post()
,$.getJSON()
関数
それぞれの方法には長所と短所があるため、状況に応じて適切な方法を選択する必要があります。
また、同期 AJAX リクエストはユーザーインターフェースをブロックするため、多用することは避け、非同期処理を待機する場合はPromiseやasync/awaitの使用を検討することを推奨します。
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