React パフォーマンス最適化: useMemo vs useEffect

2024-10-23

JavaScript, React.js, TypeScript: useMemo vs. useEffect + useState

useMemo vs. useEffect + useState は、React.js アプリケーションでのパフォーマンス最適化に関連する重要な概念です。どちらも再レンダリングを制御する目的がありますが、そのアプローチが異なります。

useMemo

  • 利点

    • 計算コストの高い関数の結果をキャッシュすることで、再レンダリング時のパフォーマンスを向上させる。
    • 依存性配列を適切に管理することで、不要な再計算を防止する。
  • 使い方

    const memoizedValue = useMemo(() => expensiveCalculation(), [dependency]);
    
    • expensiveCalculation: 計算コストの高い関数
    • dependency: 依存性配列。この配列内の値が変更されると、memoizedValue が再計算される。

useEffect + useState

    • サイドエフェクトの処理を適切なタイミングで実行できる。
    • 状態を管理することで、コンポーネントの更新を制御できる。
  • const [state, setState] = useState(initialState);
    
    useEffect(() => {
      // サイドエフェクトの処理
      // 例: API呼び出し
      fetchData().then(data => setState(data));
    }, [dependency]);
    
    • state: 状態を管理する変数
    • setState: 状態を更新する関数

いつどちらを使うべきか

  • useEffect + useState
    • サイドエフェクトを実行したい場合。
    • 状態を管理したい場合。
  • useMemo
    • 計算コストの高い値をキャッシュしたい場合。

注意

  • useEffect は副作用の処理を適切なタイミングで実行するために、依存性配列の管理が重要です。
  • useMemo はキャッシュを利用するため、キャッシュの更新タイミングに注意が必要です。
  • 依存性配列を適切に管理しないと、パフォーマンスの問題やバグが発生する可能性があります。



useMemo vs. useEffect + useState の例

import { useMemo, useState } from 'react';

function ExpensiveCalculation() {
  // 計算コストの高い処理
  return Math.random() * 1000;
}

function MyComponent() {
  const [count, setCount] = useState(0);
  const memoizedValue = useMemo(() => ExpensiveCalculation(), [count]);

  return (
    <div>
      <p>Count: {count}</p>
      <p>Memoized Value: {memoizedValue}</p>
      <button onClick={() => setCount(count + 1)}>Increment</button>
    </div>
  );
}
  • count が変更されると、memoizedValue が再計算されます。
  • useMemo を使用して、ExpensiveCalculation の結果をキャッシュしています。

``typescript import { useEffect, useState } from 'react';

function MyComponent() { const [data, setData] = useState(null);

fetchData();

}, []);

return ( <div> {data && ( <p>Data: {data.value}</p> )} </div> ); }


* `useEffect` を使用して、コンポーネントのマウント時に非同期処理を実行しています。
* `useState` を使用して、API 呼び出しの結果を状態に保存しています。

## React パフォーマンス最適化: useMemo vs useEffect

### useMemo を使用する場合
* 計算コストの高い関数の結果をキャッシュすることで、再レンダリング時のパフォーマンスを向上させる。
* 依存性配列を適切に管理することで、不要な再計算を防止する。

### useEffect + useState を使用する場合
* サイドエフェクトの処理を適切なタイミングで実行することで、パフォーマンスを向上させる。
* 状態を適切に管理することで、コンポーネントの再レンダリングを制御し、パフォーマンスを最適化する。

### 使用上の注意
* 依存性配列を適切に管理しないと、パフォーマンスの問題やバグが発生する可能性があります。
* `useMemo` はキャッシュを利用するため、キャッシュの更新タイミングに注意が必要です。
* `useEffect` は副作用の処理を適切なタイミングで実行するために、依存性配列の管理が重要です。

これらの例と説明を参考に、React アプリケーションのパフォーマンスを最適化するための `useMemo` と `useEffect + useState` の使用方法を理解してください。



useMemo の代替方法

  • Memoization ライブラリ

    • lodashmemoizee などのライブラリを使用して、関数を自動的にメモ化する。
  • 手動キャッシュ

    const [cachedValue, setCachedValue] = useState(null);
    
    useEffect(() => {
      const newValue = expensiveCalculation();
      setCachedValue(newValue);
    }, [dependency]);
    
    return cachedValue;
    
    • 手動でキャッシュを管理し、必要なときに再計算する。
  • Redux

  • Class コンポーネント

React パフォーマンス最適化: useMemo vs useEffect の代替方法

パフォーマンス最適化の代替方法

  • ライブラリの使用

  • 状態管理の最適化

  • コンポーネントの分割

  • リストレンダリングの最適化

    • key プロパティを使用して、リストアイテムの再レンダリングを最適化する。
    • React.memo を使用して、コンポーネントの再レンダリングを最適化する。

javascript reactjs typescript



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