React Router で URL 更新 (リロードなし)

2024-10-26

React Router は、React アプリケーションのルーティングを管理するための強力なライブラリです。多くの場合、URL を更新してページの内容を変更したいことがあります。しかし、ページのリロードを伴わずに URL を更新する方法があります。

方法 1: useHistory Hook を使用

  1. useHistory Hook のインポート
    import { useHistory } from 'react-router-dom';
    
  2. Hook の使用
    const history = useHistory();
    
    const handleUrlUpdate = () => {
        history.push('/new-url'); // 新しい URL にプッシュ
        // または
        history.replace('/new-url'); // 現在の履歴を置き換える
    };
    

方法 2: useLocation Hook と useEffect を使用

  1. Hook の使用
    const location = useLocation();
    
    useEffect(() => {
        // URL が更新されたときに実行される
        console.log(location.pathname); // 現在のパスを表示
    }, [location]);
    

注意

  • history.replace は現在の履歴エントリを新しい URL で置き換え、ブラウザの「戻る」ボタンで前のページに戻ることができません。
  • history.push は新しいエントリを履歴に追加し、ブラウザの「戻る」ボタンで前のページに戻ることができます。

例: 検索クエリパラメータの更新

import { useHistory } from 'react-router-dom';

const handleSearch = (query) => {
    const history = useHistory();
    history.push(`/search?q=${query}`);
};

重要なポイント

  • コンポーネントの再レンダリングが必要な場合は、適切な状態管理またはライフサイクルメソッドを使用してトリガーする必要があります。
  • URL を更新しても、React コンポーネントは自動的には再レンダリングされません。



import { useHistory } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  const history = useHistory();

  const handleClick = () => {
    // 新しい URL にプッシュ
    history.push('/new-url');

    // 現在の履歴を置き換える
    // history.replace('/new-url');
  };

  return (
    <button onClick={handleClick}>
      URL を更新
    </button>
  );
}

解説

  1. useHistory Hook をインポートします。
  2. useHistory を使って history オブジェクトを取得します。
  3. handleClick 関数内で:
    • history.push('/new-url'): 新しい URL を履歴に追加します。ブラウザの「戻る」ボタンで前のページに戻ることができます。
import { useLocation, useEffect } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  const location = useLocation();

  useEffect(() => {
    console.log(location.pathname); // 現在のパスを表示
  }, [location]);

  return (
    <div>
      {/* コンポーネントのレンダリング */}
    </div>
  );
}
  1. useLocation を使って location オブジェクトを取得します。
  2. useEffect を使って、location が変更されたときに実行される関数を作成します。
  3. location.pathname で現在のパスを取得し、コンポーネントのレンダリングや状態の更新などに使用できます。



import { useRef } from 'react';

function MyComponent() {
  const linkRef = useRef(null);

  const handleClick = () => {
    linkRef.current.click();
  };

  return (
    <div>
      <a href="/new-url" ref={linkRef} style={{ display: 'none' }} />
      <button onClick={handleClick}>URL を更新</button>
    </div>
  );
}
  1. useRef Hook を使用して、リンク要素への参照を作成します。
  2. handleClick 関数内で、リンク要素の click() メソッドを呼び出します。
  3. リンク要素は display: none スタイルで非表示にされているため、ユーザーにはクリックイベントは見えません。
  • 複雑なシナリオでは、useHistory Hook を使用する方法の方が柔軟性があります。
  • この方法は、ブラウザの履歴に新しいエントリを追加します。

方法 4: URLSearchParams を使用してクエリパラメータを更新

``javascript import { useHistory } from 'react-router-dom';

function MyComponent() { const history = useHistory(); const [query, setQuery] = useState('initial_query');

const handleQueryChange = (newQuery) => { const newUrl = new URL(window.location.href); newUrl.searchParams.set('q', newQuery); history.push(newUrl.toString()); setQuery(newQuery); };

return ( <div> <input type="text" value={query} onChange={(e) => handleQueryChange(e.target.value)} /> </div> ); }


**解説:**

1. `useHistory` Hook を使用します。
2. 入力フィールドの値が変更されたときに、`handleQueryChange` 関数が呼び出されます。
3. 現在の URL を解析して、`URLSearchParams` オブジェクトを作成します。
4. クエリパラメータ `q` の値を更新します。
5. 新しい URL を作成し、`history.push` を使用して更新します。
6. 入力フィールドの値も更新します。

これらの方法は、特定の状況に応じて選択することができます。適切な方法を選択することで、React Router で URL を更新し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。

javascript reactjs react-router



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