軽量 Javascript DB を使った Node.js アプリケーションのパフォーマンスチューニング
軽量 Javascript DB の Node.js での利用について
軽量 Javascript DB の利点
- 従来の RDBMS よりも軽量で高速
- 簡単にインストールして使用できる
- 多くの場合、オープンソースで無料
- NoSQL データベースとして、柔軟でスケーラブル
- キーバリューストア: シンプルなデータ構造で、キーと値のペアを保存
- ドキュメントストア: JSON 形式のドキュメントを保存
- グラフデータベース: ノードとエッジの関係を保存
Node.js で利用可能な軽量 Javascript DB の例
軽量 Javascript DB を選択するには、以下の要件を考慮する必要があります。
- データの種類
- データ量
- アクセスパターン
- パフォーマンス要件
- スケーラビリティ要件
Node.js で軽量 Javascript DB を使用する例
以下は、LevelDB を使用して Node.js でキーバリューストアを作成する例です。
const level = require('level');
const db = level('./mydb');
db.put('key', 'value', (err) => {
if (err) {
console.error(err);
return;
}
console.log('Data saved');
});
db.get('key', (err, value) => {
if (err) {
console.error(err);
return;
}
console.log('Value:', value);
});
const level = require('level');
const db = level('./mydb');
// データの保存
db.put('key', 'value', (err) => {
if (err) {
console.error(err);
return;
}
console.log('データが保存されました');
});
// データの取得
db.get('key', (err, value) => {
if (err) {
console.error(err);
return;
}
console.log('値:', value);
});
// データの削除
db.del('key', (err) => {
if (err) {
console.error(err);
return;
}
console.log('データが削除されました');
});
// バッチ処理
const batch = db.batch();
batch.put('key1', 'value1');
batch.put('key2', 'value2');
batch.del('key3');
batch.write((err) => {
if (err) {
console.error(err);
return;
}
console.log('バッチ処理が完了しました');
});
このコードは、LevelDB を使用してキーバリューストアを作成し、データの保存、取得、削除、バッチ処理を行う方法を示しています。
実行方法
- Node.js をインストールします。
- 以下のコマンドを実行して、
level
パッケージをインストールします。
npm install level
- 以下のコマンドを実行して、コードを実行します。
node filename.js
出力例
データが保存されました
値: value
データが削除されました
バッチ処理が完了しました
LevelDB 以外のキーバリューストア
- RocksDB: より高速なパフォーマンスとより多くの機能を備えた LevelDB のフォーク
- nedb: シンプルで使いやすいキーバリューストア
- lokijs: 軽量で使いやすい NoSQL データベース
ドキュメントストア
- MongoDB: 最も人気のある NoSQL データベースの 1 つ
- CouchDB: JSON 形式のドキュメントを保存する NoSQL データベース
- RethinkDB: リアルタイムクエリを備えた NoSQL データベース
グラフデータベース
- Neo4j: 最も人気のあるグラフデータベースの 1 つ
- ArangoDB: マルチモデルデータベース
- OrientDB: NoSQL グラフデータベース
ORM (Object-Relational Mapping)
- Sequelize: さまざまなデータベースとの統合を可能にする ORM
- Waterline: 複数のデータベースを同時に使用できる ORM
- TypeORM: TypeScript と JavaScript に対応した ORM
- PouchDB: オフライン対応の NoSQL データベース
- IndexedDB: ブラウザのローカルストレージにデータを保存する API
javascript database key-value-store