【初心者向け】JavaScriptの変数名:命名規則と無効な文字を徹底解説!
JavaScriptにおける変数名の命名規則と無効な文字
有効な文字
変数名に使用できるのは、以下の文字です。
- 英小文字 (
a
からz
およびA
からZ
) - 数字 (
0
から9
) - アンダーバー (
_
) - ドル記号 (
$
)
例:
myVariable
_myVar
$total
無効な文字
以下の文字は、変数名に使用できません。
- 空白
- 句読点(ピリオド、カンマ、セミコロンなど)
- 演算子(プラス、マイナス、掛け算、割り算など)
- 予約語(
var
、function
、if
、else
など)
my variable
(空白が含まれている)total,tax
(カンマが含まれている)2+num
(演算子+
が含まれている)if (age)
(予約語if
が含まれている)
その他の規則
- 変数名は数字で始まってはいけません。
- 大文字と小文字は区別されます。
myVariable
とMyVariable
は異なる変数として扱われます。 - 変数名は、プログラム内で既に使用されている名前と重複してはなりません。
無効な文字を使用する理由
上記のように、JavaScriptではいくつかの文字が変数名として使用できません。これは、以下の理由からです。
- プログラムの動作に支障をきたす可能性がある: 無効な文字を使用すると、プログラムの構文解析エラーを引き起こしたり、予期しない動作が発生したりする可能性があります。
- 読みづらくなる: 変数名に特殊な文字を使用すると、コードが読みづらくなり、他の開発者が理解しにくくなります。
- 予約語との混同: 無効な文字を使用すると、予約語と混同される可能性があり、プログラムエラーが発生する可能性があります。
◎ܫ◎とが変数名として無効な理由
◎ܫ◎とは、いずれも有効な文字ではないため、JavaScriptの変数名として使用できません。
- ◎ܫ◎は、複数の文字で構成されているため、1つの文字として認識されません。
- は、Unicode文字であるため、すべてのJavaScriptエンジンでサポートされているわけではありません。
代替案
◎ܫ◎やのような特殊な文字を使用したい場合は、以下の方法で代替できます。
- 英数字とアンダーバーを使って、その文字を表す名前を付ける。例えば、◎ܫ◎を "happy_face" という変数名にすることができます。
- Unicodeエスケープシーケンスを使用する。例えば、を
\u263A
というようにエスケープすることができます。
JavaScriptで変数を作成する際は、有効な文字のみを使用し、命名規則を守るようにしましょう。そうすることで、プログラムが読みやすく、エラーが発生しにくくなります。
// 有効な変数名
let firstName = "Taro";
let lastName = "Yamada";
let age = 30;
let total = 1000;
let _isStudent = true;
// 無効な変数名
// let blankVariable = " "; // 空白が含まれている
// let commaVariable = "name,age"; // カンマが含まれている
// let operatorVariable = "2 + num"; // 演算子 + が含まれている
// let reservedWordVariable = "if (condition)"; // 予約語 if が含まれている
// let startWithNumberVariable = 1number; // 数字で始まっている
// let caseSensitiveVariable = "myVar" != "MyVar"; // 大文字と小文字が区別されていない
// 有効な変数名の代替案
let happyFace = "◎ܫ◎"; // ◎ܫ◎ を英数字とアンダーバーで表現
let unicodeFace = "\u263A"; // を Unicode エスケープシーケンスで表現
このコード例では、有効な変数名と無効な変数名、そして無効な変数名の代替案を示しています。これらの例を参考に、わかりやすく、エラーが発生しにくい JavaScript コードを作成してください。
その他の変数名付けのヒント
わかりやすい名前を付ける
変数名は、その変数が何を含んでいるのかを明確に示すものであるべきです。例えば、ユーザーの名前を格納する変数であれば、userName
や firstName
などの名前が適切です。逆に、x
や y
などのあいまいな名前は避けましょう。
一貫性を保つ
同じような種類の変数には、一貫した命名規則を使用しましょう。例えば、すべてのユーザー関連の変数には user
プレフィックスを使用し、すべての商品関連の変数には product
プレフィックスを使用するなどです。
長すぎない名前を付ける
変数名は長すぎると、コードが読みづらくなります。一般的には、変数名は10文字以下に抑えるのが良いでしょう。
キャメルケースを使用する
複数の単語で構成される変数名は、キャメルケースで表記するのが一般的です。キャメルケースとは、最初の単語の1文字目を大文字にし、それ以降の単語の最初の1文字目を小文字にする表記方法です。例えば、firstName
や lastName
などの名前がキャメルケースです。
アンダーバーを使用する
複数の単語で構成される変数名ですが、キャメルケースよりも読みやすい場合には、アンダーバーを使用することができます。例えば、user_name
や product_id
などの名前です。
予約語を避ける
JavaScriptには、var
、function
、if
、else
などの予約語があります。予約語は変数名として使用することはできませんので、注意しましょう。
キーボードで打ちやすい名前を付ける
変数名は、頻繁に入力することになります。そのため、キーボードで打ちやすい名前を付けるようにしましょう。
これらのヒントを参考に、わかりやすく、読みやすく、そしてメンテナンスしやすい JavaScript コードを作成してください。
javascript naming-conventions invalid-characters