JavaScriptの配列宣言におけるArray()と[]の代替方法
JavaScriptの配列宣言におけるArray()
と[]
の違い
JavaScriptにおいて、配列を宣言する際に、Array()
と[]
の2つの方法があります。どちらも同じ目的を果たしますが、その使い方が若干異なります。
Array()
を使用する場合
- 構文:
var arrayName = new Array();
- 説明:
new
キーワードを使用して、Array
オブジェクトをインスタンス化します。- 引数として、配列の初期要素を指定することができます。
- 例えば、
var myArray = new Array(1, 2, 3);
は、初期値として1、2、3を持つ配列を作成します。
[]
を使用する場合
- 構文:
var arrayName = [];
- 説明:
- これは、配列リテラルと呼ばれる簡潔な構文です。
[]
の間に初期要素を直接指定することができます。
両者の比較
- 機能: 両者は同じ機能を持ち、配列を作成します。
- 構文:
Array()
はオブジェクト指向的なアプローチを使用し、[]
はリテラルを使用します。 - 初期化:
Array()
は引数として初期要素を指定できるのに対し、[]
は直接[]
内に要素を指定します。 - 好み: 通常、
[]
の方が簡潔で読みやすいため、多く使用されます。
// 空の配列を作成
var myArray = new Array();
// 初期値を指定して配列を作成
var myArray2 = new Array(1, 2, 3);
// 配列の要素にアクセス
console.log(myArray2[0]); // 出力: 1
// 空の配列を作成
var myArray = [];
// 初期値を指定して配列を作成
var myArray2 = [1, 2, 3];
// 配列の要素にアクセス
console.log(myArray2[0]); // 出力: 1
スプレッド演算子 (Spread Operator)
- 構文:
var newArray = [...oldArray];
- 説明: 既存の配列を展開して、新しい配列を作成します。
- 例:
var oldArray = [1, 2, 3]; var newArray = [...oldArray]; console.log(newArray); // 出力: [1, 2, 3]
配列のコンストラクタ関数
- 説明: 指定された長さの配列を作成します。
- 例:
var myArray = new Array(5); console.log(myArray); // 出力: [undefined, undefined, undefined, undefined, undefined]
配列のメソッド
- 構文:
var newArray = Array.from(iterable);
- 説明: イテラブルオブジェクト(配列、文字列、マップなど)から新しい配列を作成します。
- 例:
var myString = "hello"; var myArray = Array.from(myString); console.log(myArray); // 出力: ["h", "e", "l", "l", "o"]
- 構文:
var newArray = Array.of(element1, element2, ...);
- 例:
var myArray = Array.of(1, 2, 3); console.log(myArray); // 出力: [1, 2, 3]
javascript arrays declaration