CSSでHタグを効率的に操作!ユニバーサルセレクタ、要素タイプセレクタ、子孫セレクタ、属性セレクタの使い分け
CSSで全てHタグをターゲットにする方法
方法1:ユニバーサルセレクタを使う
ユニバーサルセレクタ (*
) は、HTMLドキュメント内の全ての要素に一致するセレクタです。以下のように記述することで、全てのHタグにスタイルを適用できます。
* {
/* スタイル */
}
この方法はシンプルで分かりやすいですが、全ての要素にスタイルを適用してしまうため、意図しない要素にも影響を与えてしまう可能性があります。
方法2:要素タイプセレクタを使う
h1, h2, h3, h4, h5, h6 {
/* スタイル */
}
この方法は、全てのHタグにのみスタイルを適用するため、意図しない要素に影響を与える心配がありません。
補足
- 上記の方法は、HTML5で導入された新しい要素タイプセレクタ (
h1:hover
,h2:focus
など) を使うこともできます。 - セレクタの記述順序は重要です。より具体的なセレクタほど優先的に適用されます。例えば、以下のような記述の場合、
h1
タグにはh1
セレクタで定義されたスタイルのみが適用され、h1.important
セレクタで定義されたスタイルは適用されません。
h1.important {
/* スタイル */
}
h1 {
/* スタイル */
}
上記以外にも、CSSフレームワーク(Bootstrapなど)を利用することで、より簡単にHタグをスタイリングすることができます。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
/* スタイル */
body {
font-family: Arial, sans-serif;
}
h1 {
color: red;
}
h2 {
color: blue;
}
h3 {
color: green;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>見出し1</h1>
<h2>見出し2</h2>
<h3>見出し3</h3>
</body>
</html>
上記のコードでは、全てのHタグに対して、それぞれ異なる色を適用しています。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
/* スタイル */
body {
font-family: Arial, sans-serif;
}
h1, h2, h3 {
color: #333;
margin-top: 20px;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>見出し1</h1>
<h2>見出し2</h2>
<h3>見出し3</h3>
</body>
</html>
- 上記のコードはあくまで一例であり、必要に応じてスタイルを変更することができます。
- テキストエディタやWebブラウザの開発ツールを使って、コードを編集して試してみてください。
CSSで全てHタグをターゲットにするその他の方法
子孫セレクタ (>
)は、親要素の子孫である要素に一致するセレクタです。以下のように記述することで、body
要素の子孫である全てのHタグにスタイルを適用できます。
body > h1,
body > h2,
body > h3,
body > h4,
body > h5,
body > h6 {
/* スタイル */
}
この方法は、body
要素の子孫であるHタグのみをターゲットにするため、より明確なスタイル指定が可能になります。
#header h1,
#header h2,
#header h3,
#header h4,
#header h5,
#header h6 {
/* スタイル */
}
この方法は、特定のIDを持つ要素の子孫であるHタグのみをターゲットにすることができます。
クラスセレクタ (.classname
) は、クラス属性を持つ要素に一致するセレクタです。以下のように記述することで、heading
というクラスを持つ全てのHタグにスタイルを適用できます。
.heading {
/* スタイル */
}
JavaScriptを使うと、動的にCSSを適用することができます。以下のように記述することで、ページが読み込まれたときに全てのHタグにスタイルを適用できます。
const headings = document.querySelectorAll('h1, h2, h3, h4, h5, h6');
for (const heading of headings) {
heading.style.color = 'red';
}
この方法は、ページの読み込み後に動的にスタイルを適用したい場合に有効です。
上記以外にも、様々な方法があります。最適な方法は、状況によって異なります。
css css-selectors