【超便利】jQueryでイベントをキャンセルしたい時の一発解決策!preventDefault()とイベントトリガー
jQuery で event.preventDefault() 後にイベントをトリガーする方法
そのような場合、以下の2つの方法で、event.preventDefault()
後に別のイベントをトリガーすることができます。
trigger() メソッドを使用する
最も一般的な方法は、trigger()
メソッドを使用して、別のイベントを発生させることです。
$(element).on('click', function(event) {
event.preventDefault(); // デフォルトの動作をキャンセル
// 代わりに別のイベントをトリガー
$(element).trigger('customEvent');
});
この例では、要素がクリックされたときに、デフォルトのクリック動作がキャンセルされ、代わりに customEvent
という名前のイベントがトリガーされます。
イベントオブジェクトを直接使用する
もう1つの方法は、イベントオブジェクトを直接使用して、別のイベントハンドラーを呼び出すことです。
$(element).on('click', function(event) {
event.preventDefault(); // デフォルトの動作をキャンセル
// 別のイベントハンドラーを呼び出す
$(element).triggerHandler('click', event);
});
この例では、要素がクリックされたときに、デフォルトのクリック動作がキャンセルされ、click
イベントハンドラーが呼び出されます。ただし、このイベントハンドラーは、通常のイベントバブリングとは独立して呼び出されます。
注意事項
- 上記のいずれの方法を使用する場合でも、イベントハンドラーが確実に実行されるように、
event.preventDefault()
を呼び出す前に、必要な処理を実行する必要があります。 trigger()
メソッドを使用する場合は、トリガーするイベントハンドラーが存在することを確認する必要があります。- イベントオブジェクトを直接使用する場合は、イベントバブリングの通常の動作が変更されることに注意する必要があります。
event.preventDefault()
後にイベントをトリガーするには、trigger()
メソッドまたはイベントオブジェクトを直接使用する 2 つの方法があります。いずれの方法を使用する場合も、注意事項を理解した上で使用することが重要です。
jQuery で event.preventDefault() 後にイベントをトリガーするサンプルコード
HTML:
<button id="myButton">ボタンをクリック</button>
JavaScript:
$(document).ready(function() {
$('#myButton').on('click', function(event) {
event.preventDefault(); // デフォルトのクリック動作をキャンセル
console.log('クリックされました!'); // 代わりにログを出力
// 代わりに別のイベントをトリガー
$(this).trigger('customEvent');
});
$(document).on('customEvent', function() {
alert('カスタムイベントがトリガーされました!');
});
});
このコードを実行すると、ボタンをクリックすると、デフォルトのページ遷移がキャンセルされ、代わりに "クリックされました!" というメッセージがコンソールにログ出力され、customEvent
イベントがトリガーされます。これにより、アラートダイアログが表示されます。
<button id="myButton">ボタンをクリック</button>
$(document).ready(function() {
$('#myButton').on('click', function(event) {
event.preventDefault(); // デフォルトのクリック動作をキャンセル
console.log('クリックされました!'); // 代わりにログを出力
// 別のイベントハンドラーを呼び出す
$(this).triggerHandler('click', event);
});
$('#myButton').on('click', function() {
alert('別のイベントハンドラーが呼び出されました!');
});
});
jQuery で event.preventDefault() 後にイベントをトリガーするその他の方法
setTimeout()
を使用して、event.preventDefault()
の後に短い時間間隔で別のイベントをトリガーすることができます。この方法は、デフォルトのイベント処理が実行される前に、カスタムイベントをトリガーする必要がある場合に役立ちます。
$(element).on('click', function(event) {
event.preventDefault(); // デフォルトの動作をキャンセル
setTimeout(function() {
$(element).trigger('customEvent');
}, 100);
});
Promise
を使用して、非同期的に別のイベントをトリガーすることができます。この方法は、event.preventDefault()
の後に非同期処理を実行する必要がある場合に役立ちます。
$(element).on('click', function(event) {
event.preventDefault(); // デフォルトの動作をキャンセル
new Promise(function(resolve) {
// 非同期処理を実行
setTimeout(function() {
resolve();
}, 100);
}).then(function() {
$(element).trigger('customEvent');
});
});
jQuery Deferred を使用して、非同期的に別のイベントをトリガーすることができます。この方法は、Promise
と似ていますが、Deferredの方が古い API です。
$(element).on('click', function(event) {
event.preventDefault(); // デフォルトの動作をキャンセル
var deferred = $.Deferred();
// 非同期処理を実行
setTimeout(function() {
deferred.resolve();
}, 100);
deferred.done(function() {
$(element).trigger('customEvent');
});
});
- シンプルでわかりやすい方法が必要な場合は、
trigger()
メソッドを使用するのがおすすめです。 - デフォルトのイベント処理が実行される前にカスタムイベントをトリガーする必要がある場合は、
setTimeout()
を使用する必要があります。 event.preventDefault()
の後に非同期処理を実行する必要がある場合は、Promise
または jQuery Deferred を使用する必要があります。
今回紹介した方法は、event.preventDefault()
後にイベントをトリガーする際に役立ちます。状況に応じて適切な方法を選択してください。
jquery jquery-events