React Router v6 履歴操作 解説

2024-09-23

React Router v6 での履歴操作の解説 (日本語)

React Router v6 では、履歴操作の仕組みが大幅に変更されました。これにより、より直感的で柔軟なルーティングが可能になりました。

主要な概念

  • useSearchParams: URLパラメータを操作するためのフックです。
  • useLocation: 現在のルートの情報を取得するためのフックです。
  • useNavigate: 現在のルートから別のルートにプログラム的に遷移するためのフックです。

具体的な使い方

useNavigate を使ってルートに遷移する

import { useNavigate } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  const navigate = useNavigate();

  const handleClick = () => {
    navigate('/abou   t'); // '/about' に遷移します
  };

  return (
    <button onClick={handleClick}>Go to About</button>
  );
}

useLocation で現在のルート情報を取得する

import { useLocation } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  const location = useLocation();

  return (
    <div>
      <h1>Current Path: {location.pa   thname}</h1>
    </div>
  );
}

useSearchParams でURLパラメータを操作する

import { useSearchParams } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  const [searchParams, setSearchParams] = useSearchParams();

  const handleSearch = (query) => {
    setSearchParams({ query }); // URLパラメータに 'query' を追加します
  };

  return (
    <div>
      <input type="text" onChange={(e) => handleSearch(e.target.value)} />
    </div>
  );
}

重要なポイント

  • 柔軟なパラメータ操作: useSearchParamsフックを使用することで、URLパラメータを簡単に操作できます。
  • 履歴操作の管理: React Routerが自動的に履歴を管理するため、ブラウザの戻る/進むボタンや履歴操作のAPIを使用する必要はありません。
  • プログラム的な遷移: React Router v6 では、リンクタグを使用する代わりに、useNavigateフックを使用してプログラム的にルートを遷移します。



import { useNavigate } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  const navigate = useNavigate();

  const handleClick = () => {
    navigate('/abou   t'); // '/about' に遷移します
  };

  return (
    <button onClick={handleClick}>Go to About</button>
  );
}
  • 解説
    • useNavigateフックを使用して、現在のルートから/aboutルートに遷移します。
    • ボタンをクリックすると、handleClick関数が呼び出され、navigate関数を使って遷移が実行されます。
import { useLocation } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  const location = useLocation();

  return (
    <div>
      <h1>Current Path: {location.pa   thname}</h1>
    </div>
  );
}
  • 解説
    • useLocationフックを使用して、現在のルートの情報を取得します。
    • location.pathnameプロパティには、現在のルートのパスが格納されています。
import { useSearchParams } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  const [searchParams, setSearchParams] = useSearchParams();

  const handleSearch = (query) => {
    setSearchParams({ query }); // URLパラメータに 'query' を追加します
  };

  return (
    <div>
      <input type="text" onChange={(e) => handleSearch(e.target.value)} />
    </div>
  );
}
  • 解説
    • useSearchParamsフックを使用して、URLパラメータを操作します。
    • searchParams配列には、現在のURLパラメータが格納されています。
    • 入力フィールドの値が変更されると、handleSearch関数が呼び出され、setSearchParams関数を使ってURLパラメータにqueryを追加します。



リンクタグを使用する

最もシンプルな方法は、従来のリンクタグを使用することです。

import { Link } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  return (
    <Link to="/about">Go to About</Link>
  );
}

この方法では、リンクをクリックすると、ブラウザの履歴が自動的に更新されます。

historyオブジェクトを使用する

React Router v6では、historyオブジェクトは直接使用することはできません。しかし、useNavigateフックの内部では、historyオブジェクトが使用されています。特定のユースケースでは、historyオブジェクトに直接アクセスする必要がある場合もあります。このような場合は、useNavigateフックの内部でhistoryオブジェクトを取得し、使用することができます。

カスタムフックを作成する

複雑な履歴操作が必要な場合は、カスタムフックを作成して、useNavigate, useLocation, useSearchParamsフックの機能を拡張することができます。

ブラウザの履歴APIを使用する

React Router v6は、ブラウザの履歴APIを抽象化して、より使いやすいインターフェースを提供します。しかし、特定のユースケースでは、ブラウザの履歴APIを直接使用することもできます。

注意

  • カスタムフックを作成する場合は、コードの可読性と保守性を考慮する必要があります。
  • ブラウザの履歴APIを使用する場合は、ブラウザの互換性やセキュリティに注意が必要です。

javascript reactjs react-router-dom



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