【初心者向け】Node.jsでESモジュールをスムーズに使いこなす!エラーメッセージも徹底解説

2024-06-24

(node:9374) 警告: ES モジュールをロードするには「type」を「module」に設定してください。 の詳細解説

この警告メッセージが表示される理由:

Node.js 14 以降、デフォルトで ES モジュールを使用するようになりました。つまり、JavaScript ファイルを .mjs 拡張子で保存すると、ES モジュールとして扱われます。しかし、package.json ファイルに type フィールドが module に設定されていない場合、Node.js は警告メッセージを表示します。

問題を解決する方法:

この警告メッセージを解決するには、以下のいずれかの方法を実行する必要があります。

  1. package.json ファイルに type フィールドを追加する:
{
  "type": "module"
}
  1. すべての JavaScript ファイルを .mjs 拡張子で保存する:

Node.js は、.mjs 拡張子のファイルを自動的に ES モジュールとして認識します。

  1. --experimental-specifier-resolution フラグを使用して Node.js を起動する:
node --experimental-specifier-resolution your-script.js

補足:

  • ES モジュールは、従来の CommonJS モジュールと互換性がありません。そのため、ES モジュールと CommonJS モジュールを混在させる場合は、注意が必要です。
  • TypeScript を使用している場合は、tsconfig.json ファイルに適切な設定を行う必要があります。



    ES モジュールを使用した基本的なサンプルコード

    // main.mjs
    
    import { add } from './math.mjs';
    
    const result = add(5, 3);
    console.log(result); // 8 を出力
    
    // math.mjs
    
    export function add(a, b) {
      return a + b;
    }
    

    このコードの説明:

    1. main.mjs ファイルは、math.mjs ファイルから add 関数をインポートします。
    2. add 関数は、2 つの引数を受け取り、それらを足した値を返します。
    3. main.mjs ファイルは、add 関数を使用して 5 と 3 を足し、結果をコンソールに出力します。

    このコードを実行するには:

    1. 上記のコードを 2 つのファイル (main.mjsmath.mjs) に保存します。
    2. 以下のコマンドを使用してコードを実行します。
    node main.mjs
    

    出力:

    8
    
    • このコードは、ES モジュールと CommonJS モジュールの両方で動作します。
    • ES モジュールを使用するには、Node.js 14 以降が必要です。

    このサンプルコードは、ES モジュールの基本的な使用方法を示すものです。 ES モジュールを使用して、より複雑なアプリケーションを作成することもできます。




    Node.js で ES モジュールをロードするその他の方法

    import() 構文は、非同期的に ES モジュールをロードするために使用されます。 構文は以下の通りです。

    import * as module from 'module-path';
    import { namedExport } from 'module-path';
    

    この構文は、CommonJS モジュールと ES モジュールの両方で使用できます。 ES モジュールを使用する場合、import() 構文は非同期的に実行されることに注意してください。

    例:

    import('./math.mjs').then(math => {
      const result = math.add(5, 3);
      console.log(result); // 8 を出力
    });
    
    const module = await dynamic import('module-path');
    

    この関数は、Promise を返します。 Promise が解決されると、モジュールが使用できるようになります。

    (async function() {
      const math = await dynamic import('./math.mjs');
      const result = math.add(5, 3);
      console.log(result); // 8 を出力
    })();
    

    esm パッケージを使用する:

    esm パッケージは、Node.js で ES モジュールをロードするためのユーティリティを提供します。 このパッケージを使用すると、require() 関数を使用して ES モジュールをロードできます。

    const esm = require('esm');
    const math = esm('./math.mjs');
    const result = math.add(5, 3);
    console.log(result); // 8 を出力
    

    package.json ファイルの exports フィールドを使用して、ES モジュールのロード方法を指定できます。 このフィールドを使用すると、条件付きで異なるエクスポートを提供できます。

    {
      "type": "module",
      "exports": {
        ".": "./index.mjs",
        "./math": "./math.mjs"
      }
    }
    

    この例では、index.mjs ファイルはデフォルトのエクスポートとして提供され、math.mjs ファイルは ./math プロパティからアクセスできます。

    --es-module-specifier-resolution フラグを使用して、Node.js に ES モジュールのロード方法を指定できます。 このフラグを使用すると、拡張子が省略可能になり、パスとしてディレクトリを指定することでインデックス ファイルを読み込むことができます。

    node --es-module-specifier-resolution main.mjs
    

    注意事項:

    • 上記の方法の中には、Node.js の特定のバージョンでのみ使用できるものがあります。
    • ES モジュールと CommonJS モジュールを混在させる場合は、互換性の問題が発生する可能性があることに注意してください。

    これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。 最適な方法は、特定のニーズによって異なります。


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