CSSを使いこなしてワンランク上のWebデザインへ:クラスとIDを駆使するテクニックガイド

2024-05-16

CSSセレクタでクラスとIDを組み合わせる方法

  • クラス:
    • 同じスタイルを共有したい複数の要素に適用する
    • 複数のクラスを1つの要素に付与可能
    • セレクタには.(ピリオド) followed by クラス名を使用する
    • 例: .example-class
  • ID:
    • 1つの要素にのみ適用されるユニークな識別子
    • 1つのページ内でIDは1回のみ使用可能
    • 例: #unique-element

組み合わせ方

クラスとIDを組み合わせるには、以下の2つの方法があります。

  1. 階層セレクタ:

    • 例: #header, .button

注意点

  • 組み合わせるセレクタの特異度を考慮する必要があります。特異度が高いセレクタほど優先的に適用されます。
  • 必要なスタイルのみを記述し、過剰なセレクタの組み合わせは避けるようにしましょう。コードが読みづらくなり、メンテナンスが困難になります。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
#container {
  background-color: #f0f0f0;
  padding: 20px;
}

#container .example-class {
  font-weight: bold;
  text-decoration: underline;
}

#header, .button {
  color: blue;
  cursor: pointer;
}
</style>
</head>
<body>
<div id="container">
  <p class="example-class">This is an example paragraph.</p>
</div>

<h1 id="header">This is a heading</h1>
<button class="button">Click me</button>
</body>
</html>

この例では、#container 要素には灰色背景と余白が設定され、#container 内の .example-class 要素には太字と下線が付与されます。また、#header 要素と .button 要素には青色とポインタカーソルが設定されます。

CSSセレクタでクラスとIDを組み合わせることで、HTML要素に対してより詳細なスタイリングを適用することができます。それぞれの特性と組み合わせ方、注意点などを理解し、状況に応じて適切な方法を選択するようにしましょう。




<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
/* 全体的なスタイル */
body {
  font-family: sans-serif;
  margin: 20px;
}

/* コンテナ */
#container {
  background-color: #f0f0f0;
  padding: 20px;
}

/* コンテナ内の見出し */
#container h2 {
  color: blue;
  margin-top: 0;
}

/* コンテナ内の段落 */
#container p {
  margin-top: 10px;
}

/* ボタン */
.button {
  background-color: #4CAF50;
  color: white;
  padding: 10px 20px;
  text-align: center;
  text-decoration: none;
  display: inline-block;
  border-radius: 5px;
}

/* ホバー時のボタン */
.button:hover {
  background-color: #3e8e41;
}

/* 特定のクラスを持つボタン */
.special-button {
  background-color: #ff9800;
}
</style>
</head>
<body>

<div id="container">

  <h2>見出し</h2>

  <p>これは段落です。</p>

  <button class="button">ボタン</button>

  <button class="button special-button">特別なボタン</button>

</div>

</body>
</html>

このコードでは、以下のスタイルが適用されます。

  • すべてのボディ要素には、サンセリフフォントと20pxのマージンが設定されます。
  • #container 要素には、灰色背景と20pxのパディングが設定されます。
  • #container 内の h2 要素には、青色とマージンなしのトップマージンが設定されます。
  • .button 要素には、緑色の背景、白いテキスト、10px 20pxのパディング、中央揃えのテキスト、テキスト装飾なし、インラインブロック表示、5pxの角丸が設定されます。
  • .button 要素にカーソルを合わせた場合、背景色は濃い緑色になります。
  • .special-button クラスを持つ .button 要素には、オレンジ色の背景色が設定されます。

この例はあくまでも基本的な例であり、状況に合わせて様々な組み合わせが可能です。




CSSセレクタでクラスとIDを組み合わせるその他の方法

属性セレクタを使用すると、要素の属性値に基づいてスタイルを適用できます。クラス名やIDを含む属性をターゲットにすることができます。

例:

#container[data-active="true"] {
  background-color: #e0e0e0;
}

.example-class[href^="https://"] {
  color: blue;
}

この例では、以下のようになります。

  • data-active="true" 属性を持つ #container 要素には、灰色背景色が設定されます。
  • href 属性の値が https:// で始まる .example-class 要素には、青色テキストが設定されます。

子孫セレクタを使用すると、親要素の子孫要素のみをターゲットにすることができます。このセレクタは、ネストされた要素にスタイルを適用する場合に役立ちます。

#container > .example-class {
  font-weight: bold;
}

#header ul li {
  list-style: none;
  margin: 5px;
}
  • #container の直接の子要素である .example-class 要素には、太字が設定されます。
  • #header 内の ul 要素の子要素である li 要素には、リストスタイルとマージンが設定されます。

擬似クラスと擬似要素を使用して、特定の状態や動作に基づいてスタイルを適用できます。これらは、ホバー状態、フォーカス状態、ページの最初の要素など、特定の条件に一致する要素をターゲットにするために使用できます。

#container:hover {
  box-shadow: 0 0 5px rgba(0, 0, 0, 0.2);
}

.button:active {
  background-color: #337ab7;
}

#navigation li:first-child {
  background-color: #f0f0f0;
}
  • #container にカーソルを合わせた場合、ボックスシャドウが表示されます。
  • #navigation 内の最初の li 要素には、灰色背景色が設定されます。

上記で紹介した方法は、それぞれ異なるユースケースに適しています。状況に合わせて適切な方法を選択することが重要です。複雑なセレクタを作成する場合は、セレクタの特異度を確認し、予期しないスタイルが適用されないように注意する必要があります。


css css-selectors


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