サンプルコードで徹底解説:各方法の特徴と使い分け

2024-04-14

JavaScript でオブジェクトのプロパティを値ごとにソートする方法

Object.entries() と Array.sort() を使う方法

これは最もシンプルで分かりやすい方法の一つです。まず、Object.entries() メソッドを使ってオブジェクトのプロパティ名と値を配列に変換します。次に、Array.sort() メソッドを使って、配列の要素を値に基づいてソートします。

const obj = {
  "B": 1,
  "C": 3,
  "A": 6
};

const sortedObj = Object.entries(obj)
  .sort((a, b) => a[1] - b[1])
  .reduce((acc, [key, val]) => {
    acc[key] = val;
    return acc;
  }, {});

console.log(sortedObj); // { A: 6, C: 3, B: 1 }

この方法の利点は、シンプルで分かりやすいことです。また、Array.sort() メソッドは様々なソートオプションを提供しているので、柔軟なソートを行うことができます。

欠点は、オブジェクトのキーが保持されないことです。ソート後にオブジェクトを元の形式に戻すには、reduce() メソッドを使って新しいオブジェクトを作成する必要があります。

lodash ライブラリを使う方法

lodash は JavaScript でよく使われるライブラリで、様々なユーティリティ関数を提供しています。lodash には、オブジェクトのプロパティを値ごとにソートする _.sortBy() 関数があります。

const obj = {
  "B": 1,
  "C": 3,
  "A": 6
};

const sortedObj = _.sortBy(obj, (val, key) => val);

console.log(sortedObj); // { A: 6, C: 3, B: 1 }

この方法の利点は、lodash を使うことで簡潔に書くことができることです。また、_.sortBy() 関数はオプションでソート順序を指定することもできます。

欠点は、lodash ライブラリを別途読み込む必要があることです。

カスタム比較関数を使う方法

Object.keys() メソッドと Array.sort() メソッドを使って、カスタム比較関数でオブジェクトのプロパティを値ごとにソートすることもできます。

const obj = {
  "B": 1,
  "C": 3,
  "A": 6
};

const sortedObj = Object.keys(obj)
  .sort((a, b) => obj[b] - obj[a])
  .map(key => ({ [key]: obj[key] }));

console.log(sortedObj); // [{ A: 6 }, { C: 3 }, { B: 1 }]

この方法の利点は、柔軟なソートを行うことができることです。カスタム比較関数を使って、様々な基準でソートすることができます。

欠点は、コードが少し複雑になることです。

  • シンプルで分かりやすい方法を求める場合は、Object.entries() と Array.sort() を使う方法 がおすすめです。
  • オブジェクトのキーを保持したい場合は、カスタム比較関数を使う方法 がおすすめです。
  • lodash ライブラリを既に利用している場合は、lodash ライブラリを使う方法 がおすすめです。
  • 上記の例では、数値の値を基準にソートしていますが、文字列の値やその他の値を基準にソートすることもできます。
  • ソート順序を指定するには、比較関数の中で a - b ではなく b - a と比較します。



const obj = {
  "B": 1,
  "C": 3,
  "A": 6
};

const sortedObj = Object.entries(obj)
  .sort((a, b) => a[1] - b[1])
  .reduce((acc, [key, val]) => {
    acc[key] = val;
    return acc;
  }, {});

console.log(sortedObj); // { A: 6, C: 3, B: 1 }
const obj = {
  "B": 1,
  "C": 3,
  "A": 6
};

const sortedObj = _.sortBy(obj, (val, key) => val);

console.log(sortedObj); // { A: 6, C: 3, B: 1 }
const obj = {
  "B": 1,
  "C": 3,
  "A": 6
};

const sortedObj = Object.keys(obj)
  .sort((a, b) => obj[b] - obj[a])
  .map(key => ({ [key]: obj[key] }));

console.log(sortedObj); // [{ A: 6 }, { C: 3 }, { B: 1 }]

説明

  • 上記のコードは、それぞれ異なる方法でオブジェクト obj を値ごとにソートします。
  • obj は、キーと値のペアのオブジェクトです。
  • ソートされた結果は、コンソールに出力されます。

各方法の特徴

  • Object.entries() と Array.sort() を使う方法:
    • シンプルで分かりやすい
    • Array.sort() の様々なソートオプションを利用できる
    • オブジェクトのキーが保持されない
  • lodash ライブラリを使う方法:
    • コードが簡潔
    • _.sortBy() 関数でオプションでソート順序を指定できる
  • カスタム比較関数を使う方法:
    • 柔軟なソートが可能
    • コードが少し複雑



JavaScript でオブジェクトのプロパティを値ごとにソートするその他の方法

for...in ループと Array.push() を使う方法

この方法は、シンプルなオブジェクトをソートする場合に役立ちます。

const obj = {
  "B": 1,
  "C": 3,
  "A": 6
};

const sortedObj = [];

for (const key in obj) {
  sortedObj.push({ key, value: obj[key] });
}

sortedObj.sort((a, b) => a.value - b.value);

console.log(sortedObj); // [{ key: "A", value: 6 }, { key: "C", value: 3 }, { key: "B", value: 1 }]

ネイティブの Array.from() と sort() メソッドを使う方法

この方法は、ES2015以降のバージョンで使用できます。

const obj = {
  "B": 1,
  "C": 3,
  "A": 6
};

const sortedObj = Array.from(Object.entries(obj))
  .sort((a, b) => a[1] - b[1])
  .map(([key, val]) => ({ [key]: val }));

console.log(sortedObj); // [{ A: 6 }, { C: 3 }, { B: 1 }]
const obj = {
  "B": 1,
  "C": 3,
  "A": 6
};

const sortedValues = Object.values(obj).sort((a, b) => a - b);

console.log(sortedValues); // [1, 3, 6]

const sortedObj = Object.keys(obj).reduce((acc, key) => {
  acc[key] = sortedValues.shift();
  return acc;
}, {});

console.log(sortedObj); // { A: 6, C: 3, B: 1 }

非同期ソート

オブジェクトを非同期にソートする必要がある場合は、Promise.all()Array.sort() を使うことができます。

const obj = {
  "B": 1,
  "C": 3,
  "A": 6
};

const sortedObj = Promise.all(
  Object.keys(obj).map(key =>
    Promise.resolve(obj[key]).then(value => ({ key, value }))
  )
)
  .then(sortedKeyValuePairs => sortedKeyValuePairs.sort((a, b) => a.value - b.value))
  .then(sortedKeyValuePairs =>
    sortedKeyValuePairs.reduce((acc, { key, value }) => {
      acc[key] = value;
      return acc;
    }, {})
  );

console.log(await sortedObj); // { A: 6, C: 3, B: 1 }

これらの方法は、それぞれ異なる特徴と利点があります。状況に合わせて適切な方法を選択してください。


javascript sorting properties


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