React Router エラー解説

JavaScript, React.js, React Router DOMにおけるエラー「Error: A <Route> is only ever to be used as the child of <Routes> element」の解説

エラーの意味

このエラーは、React Router DOMの<Route>コンポーネントが、<Routes>コンポーネントの子要素として使用されていないことを示しています。

原因

<Route>コンポーネントは、特定のURLパターンにマッチするコンポーネントをレンダリングする役割を持ちます。しかし、<Route>コンポーネント単独では、どのURLパターンにマッチするのか、あるいはどのコンポーネントをレンダリングするのかを決定できません。そのため、<Route>コンポーネントは、<Routes>コンポーネントの子要素として使用される必要があります。

解決方法

1. <Routes>コンポーネントの追加
   

   • <Route>コンポーネントを囲むように<Routes>コンポーネントを追加します。

   import { Routes, Route } from "react-router-dom";
   
   function App() {
     return (
       <Routes>
         <Route path="/" element={<HomePage />} />
         <Route path="/about" element={<AboutPage />} />
       </Ro   utes>
     );
   }
   

2. 正しい<Route>のネスト
   

   • <Route>コンポーネントを適切にネストします。例えば、ネストされたルートを作成する場合には、親ルートの<Route>コンポーネント内に子ルートの<Route>コンポーネントを配置します。

   <Routes>
     <Route path="/products" element={<ProductsPage />}>
       <Route path="/products/:productId" element={<ProductDetailPage />} />
     </Route>
   </Routes>
   

React Router DOMは、<Routes>コンポーネントを使用して、URLパターンとコンポーネントをマッピングするルーティングシステムを提供します。<Routes>コンポーネントは、複数の<Route>コンポーネントを管理し、適切なコンポーネントをレンダリングするためのルールを提供します。

したがって、<Route>コンポーネントが単独で使用されると、ルーティングシステムがどのように動作するかを決定できないため、エラーが発生します。

React Router エラー解説: <Route>コンポーネントの正しい使用法

エラーメッセージ

Error: A <Route> is only ever to be used as the child of <Routes> element

正しい使い方

import { Routes, Route } from "react-router-dom";

function App() {
  return (
    <Routes>
      <Route path="/" element={<HomePage />} />
      <Route path="/about" element={<AboutPage />} />
      <Ro   ute path="/contact" element={<ContactPage />} />
    </   Routes>
  );
}

解説

• <Route>コンポーネント
  
  • 特定のURLパターンにマッチするコンポーネントをレンダリングします。
  • pathプロパティを使用して、マッチするURLパターンを指定します。
  • elementプロパティを使用して、レンダリングするコンポーネントを指定します。
• <Routes>コンポーネント
  
  • URLパターンとコンポーネントのマッピングを管理します。
  • <Route>コンポーネントの親要素として使用されます。

ネストされたルート

<Routes>
  <Route path="/products" element={<ProductsPage />}>
    <Route path="/products/:productId" element={<ProductDetailPage />} />
  </Route>
</Routes>

• :productIdは、URLパラメータを表します。
• 親ルートの<Route>コンポーネント内に子ルートの<Route>コンポーネントをネストすることで、階層的なルーティングを実現できます。

エラーの解決方法

• ネストされたルートが必要な場合は、正しいネスト構造に従ってください。
• <Route>コンポーネントを適切に<Routes>コンポーネントの子要素として使用してください。

Error: A <Route> is only ever to be used as the child of <Routes> element

代替手法

<BrowserRouter>コンポーネントの使用:

• <BrowserRouter>コンポーネントは、ブラウザの履歴とURLを管理するルーティングプロバイダーです。

import { BrowserRouter, Routes, Route } from "react-router-dom";

function App() {
  return (
    <BrowserRouter>
      <Routes>
        <Route path="/" element={<Home   Page />} />
        <Route path="/about" element={<AboutPage />} />
      </Routes>
    </BrowserRo   uter>
  );
}

• サーバーサイドレンダリング環境では、<HashRouter>コンポーネントを使用する方が適切な場合があります。
• <HashRouter>コンポーネントは、URLハッシュを使用してルーティングを管理するルーティングプロバイダーです。

import { HashRouter, Routes, Route } from "react-router-dom";

function App() {
  return (
    <HashRouter>
      <Routes>
        <Route path="/" element={<HomePage />} />
        <Route pa   th="/about" element={<AboutPage />} />
      </Routes>
    </HashRouter>
  );
}

カスタムルーティングソリューションの使用:

• 例えば、React Router v4以前のバージョンや、他のルーティングライブラリを使用することができます。
• React Router DOM以外のルーティングライブラリを使用することもできます。