TypeScript JSON インポート エラー 解決

2024-10-21

JavaScript/TypeScriptで発生する「ERR_IMPORT_ASSERTION_TYPE_MISSING」エラーについて

エラーの意味

「ERR_IMPORT_ASSERTION_TYPE_MISSING」エラーは、JavaScript/TypeScriptのモジュールシステム(CommonJS、ES Modules)で、インポートされたJSONファイルに対して型アサーション(type assertion)が欠けている場合に発生します。

発生原因

  1. JSONファイルの型チェック
    JSONファイルは、JavaScriptオブジェクトの形式で読み込まれますが、TypeScriptでは型安全性を確保するために型チェックが行われます。
  2. 型アサーションの欠如
    インポートされたJSONファイルに対して型アサーションを指定しない場合、TypeScriptコンパイラは変数の型を推論できず、エラーが発生します。

解決方法

  1. 型アサーションの追加

    • as演算子
      インポートされたJSONファイルに対してas演算子を使用して、期待する型を明示的に指定します。
    import data from './data.json';
    
    const jsonData: { name: string; age: number } = data as { name: string; age: number };
    
  2. インターフェイスの使用

    • インターフェイスを定義して、JSONファイルの構造を表現し、インポート時に型チェックを行います。
    interface Data {
        name: string;
        age: number;
    }
    
    import data from './data.json';
    
    const jsonData: Data = data;
    


// data.json
{
    "name": "John Doe",
    "age": 30
}

// index.ts
import data from './data.json';

// Using as operator
const jsonData1: { name: string; age: number } = data as { name: string; age: number };

// Using interface
interface Data {
    name: string;
    age: number;
}

const jsonData2: Data = data;

注意

  • インターフェイスを使用することで、より明確で読みやすいコードを書くことができます。
  • 型アサーションは、型安全性を確保するためには適切に使用することが重要です。誤った型を指定すると、ランタイムエラーが発生する可能性があります。



// data.json
{
    "name": "John Doe",
    "age": 30
}

// index.ts
import data from './data.json';

// Using as operator
const jsonData1: { name: string; age: number } = data as { name: string; age: number };

// Using interface
interface Data {
    name: string;
    age: number;
}

const jsonData2: Data = data;

解説

  • インターフェイスの例
    • Dataインターフェイスを定義して、JSONファイルの構造を表現しています。
    • jsonData2変数に対してDataインターフェイスを使用することで、型チェックが行われます。
  • 型アサーションの例
  • index.tsファイルでは、data.jsonファイルをインポートしています。
  • data.jsonファイルは、JSON形式でデータを格納しています。



  1. JSONファイルの型定義ファイルの使用

    • JSONファイルに対応する型定義ファイル(.d.tsファイル)を作成し、インポート時に型チェックを行います。
    // data.d.ts
    declare module './data.json' {
        interface Data {
            name: string;
            age: number;
        }
    
        const data: Data;
        export default data;
    }
    
    // index.ts
    import data from './data.json';
    
    // No need for type assertion
    console.log(data.name);
    
  2. JSONファイルの型推論

    • TypeScriptの型推論機能を利用して、JSONファイルの型を自動的に推論します。
    import data from './data.json';
    
    // TypeScript will infer the type of data
    console.log(data.name);
    
  • 型推論
    • TypeScriptの型推論機能は、変数の値や使用状況に基づいて型を推論します。
    • JSONファイルの型推論は、JSONファイルの構造が単純な場合に有効です。
  • 型定義ファイルの使用
    • 型定義ファイルを作成することで、JSONファイルの構造を明示的に定義し、インポート時に型チェックを行います。
    • 型定義ファイルを使用することで、より厳密な型チェックが可能になります。

javascript typescript



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