【保存版】JavaScript でループを途中で抜ける方法:_.each 関数とその他の方法を徹底解説

2024-06-28

_.each 関数ループの抜け方

そこで、以下の3つの方法で _.each 関数ループから抜け出すことができます。

return false を返す

_.each 関数は、イテレータ関数内で return false を返すと、ループ処理を中断します。これは、ループ条件を満たさない要素が見つかった場合などに有効です。

_.each([1, 2, 3, 4, 5], function(value, index) {
  if (value % 2 === 0) {
    return true; // 偶数の場合、処理を継続
  } else {
    return false; // 奇数の場合、ループを抜ける
  }
});

この例では、偶数の要素のみ処理し、奇数の要素は処理せずにループを抜けています。

_.find 関数は、条件に合致する最初の要素を見つけて返します。この機能を利用して、ループ処理を中断する条件を定義することができます。

const targetValue = 3;
const result = _.find([1, 2, 3, 4, 5], function(value) {
  if (value === targetValue) {
    return true; // ターゲット値が見つかったらループを抜ける
  }
});

if (result) {
  console.log('ターゲット値:', result);
} else {
  console.log('ターゲット値は見つかりませんでした');
}

この例では、配列の中から 3 を探しており、見つかったらループを抜け出して結果を出力しています。

_.some 関数を使用する

const evenExists = _.some([1, 2, 3, 4, 5], function(value) {
  return value % 2 === 0;
});

if (evenExists) {
  console.log('偶数が見つかりました');
} else {
  console.log('偶数は存在しません');
}

これらの方法を状況に応じて使い分けることで、_.each 関数ループを柔軟に制御することができます。

補足

  • 上記の方法は、いずれもループ処理を 途中で 抜け出す方法です。ループ全体をスキップしたい場合は、_.each 関数を使用せずに for ループなどを利用する方法も検討してください。
  • Underscore.js の最新バージョンでは、_.break 関数を使用してループを抜け出すことができるようになっています。詳細は Underscore.js のドキュメントを参照してください。



    return false を返す

    const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
    
    _.each(numbers, function(value, index) {
      if (value % 2 === 0) {
        console.log('偶数:', value); // 偶数の場合、処理を継続
      } else {
        return false; // 奇数の場合、ループを抜ける
      }
    });
    

    このコードは、_.each 関数を使って配列 numbers の要素を反復処理しています。if 文で要素が偶数かどうかを判定し、偶数の場合は console.log で出力します。一方、奇数の場合は return false を返してループを抜け出します。

    _.find 関数を使用する

    const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
    const targetValue = 3;
    
    const result = _.find(numbers, function(value) {
      if (value === targetValue) {
        return true; // ターゲット値が見つかったらループを抜ける
      }
    });
    
    if (result) {
      console.log('ターゲット値:', result);
    } else {
      console.log('ターゲット値は見つかりませんでした');
    }
    

    このコードは、_.find 関数を使って配列 numbers の中から targetValue (3) を探しています。_.find 関数は条件に合致する最初の要素を見つけて返すので、if 文で valuetargetValue と一致したらループを抜け出して結果を出力します。

    _.some 関数を使用する

    const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
    
    const evenExists = _.some(numbers, function(value) {
      return value % 2 === 0;
    });
    
    if (evenExists) {
      console.log('偶数が見つかりました');
    } else {
      console.log('偶数は存在しません');
    }
    

    このコードは、_.some 関数を使って配列 numbers の中に偶数が 1つでも存在するか を判定しています。_.some 関数は条件に合致する要素が 1つでも存在すれば true を返すので、if 文で evenExists が true になったらループを抜け出して結果を出力します。

    これらのサンプルコードはあくまでも一例です。具体的な状況に合わせて、適切な方法を選択してください。




    その他の抜け出し方法

    例外をスローする

    throw new Error() を使用して例外をスローすることで、ループ処理を中断することができます。ただし、デバッグが難しくなる場合があるため、注意が必要です。

    _.each([1, 2, 3, 4, 5], function(value, index) {
      if (value === 3) {
        throw new Error('ループ処理を中断します'); // 例外をスローしてループを抜ける
      }
      console.log('要素:', value);
    });
    

    この例では、配列 numbers の要素が 3 である場合に例外をスローし、ループ処理を中断しています。

    再帰処理を使用して、ループ処理を条件に応じて分割することができます。ただし、コードが複雑になりやすいため、注意が必要です。

    function processElement(value, index) {
      if (value % 2 === 0) {
        console.log('偶数:', value);
      } else if (value === 3) {
        return; // 再帰処理を終了してループを抜ける
      } else {
        processElement(value + 1, index + 1); // 次の要素を再帰的に処理
      }
    }
    
    _.each([1, 2, 3, 4, 5], processElement);
    

    この例では、processElement 関数を使用して再帰処理を行っています。if 文で要素が偶数かどうかを判定し、偶数の場合は console.log で出力します。一方、要素が 3 である場合は再帰処理を終了してループを抜け出し、その他の要素は再帰的に処理します。

    _.reduce 関数は、配列の要素を累積的に処理する関数です。この機能を利用して、ループ処理を条件に応じて途中で停止させることができます。

    const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
    const targetValue = 3;
    
    const result = _.reduce(numbers, function(memo, value, index) {
      if (value === targetValue) {
        return memo; // ターゲット値が見つかったらループを抜ける
      }
      return memo.concat(value);
    }, []);
    
    console.log('ターゲット値までの要素:', result);
    

    この例では、_.reduce 関数を使って配列 numbers の要素を処理しています。if 文で要素が targetValue と一致したらループを抜け出し、それまでの要素を result 配列に格納します。

    上記の方法はいずれも、状況に応じて使い分けることが重要です。それぞれの方法のメリットとデメリットを理解し、適切な方法を選択してください。

    • ループ処理を途中で抜け出すよりも、条件に応じて別の処理を実行する方が適切な場合もあります。そのような場合は、if 文などを活用して処理を分岐させる方法を検討してください。
    • 複雑なループ処理を記述する場合は、可読性とメンテナンス性を考慮することが重要です。必要に応じて、コメントを挿入したり、関数を分割したりするなどの対策を講じてください。

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