jQuery Ajax コールバック比較

2024-10-12

jQuery.ajax処理における継続レスポンス:「success」と「.done」の違い

jQuery.ajaxメソッドは、非同期通信を使用してサーバーからデータを取得するための便利な方法を提供します。通信が成功した場合、通常はコールバック関数を使用してレスポンスを処理します。このコールバック関数を指定する方法は、successオプションとdoneメソッドの2つがあります。

successオプション

  • 成功した場合のみ実行されます。
  • 直接コールバック関数を指定します。
  • 従来の方法で、jQueryの古いバージョンから使用されています。
$.ajax({
  url: 'example.php',
  success: function(data) {
    // レスポンスを処理する
    console.log(data);
  }
});

.doneメソッド

  • チェーン可能なメソッドであり、Promiseオブジェクトのthenメソッドと似ています。
$.ajax({
  url: 'example.php'
})
.done(function(data) {
  // レスポンスを処理する
  console.log(data);
})
.fail(function(jqXHR, textStatus, errorThrown) {
  // エラー処理
  console.error(errorThrown);
})
.always(function() {
  // 常に実行される
  console.log('Request completed');
});

違いと使いどころ

  • successオプションは、シンプルで直感的な方法ですが、チェーンできないため、複数のコールバック関数を指定する場合はdoneメソッドを使用する方が適切です。
  • .doneメソッドは、チェーン可能なため、複数のコールバック関数を指定して処理を連鎖させることができます。これは、複数の非同期操作を組み合わせる場合に便利です。
  • successオプションは、古いバージョンからの互換性を維持するために使用できますが、新しいプロジェクトでは**.done**メソッドを使用することをおすすめします。
  • .doneメソッドは、チェーン可能で複数のコールバック関数を指定できるため、より柔軟な処理が可能です。
  • jQueryの新しいバージョンでは、.doneメソッドが推奨されています。



$.ajax({
  url: 'example.php',
  success: function(data) {
    // レスポンスを処理する
    $('#result').text(data);
  }
});
  • example.phpから取得したデータを、IDがresultの要素に表示します。
$.ajax({
  url: 'example.php'
})
.done(function(data) {
  // レスポンスを処理する
  $('#result').text(data);
})
.fail(function(jqXHR, textStatus, errorThrown) {
  // エラー処理
  $('#result').text('エラーが発生しました: ' + errorThrown);
})
.always(function() {
  // 常に実行される
  console.log('リクエストが完了しました');
});
  • リクエストが完了したかどうかをログに出力します。
  • エラーが発生した場合、エラーメッセージを表示します。

jQuery Ajax コールバック比較

メソッドチェーン可能複数のコールバック成功時失敗時常に実行
success実行実行しない実行しない
doneはいはい実行実行しない実行しない
failはいはい実行しない実行実行しない
alwaysはいはい実行実行実行
  • alwaysは、成功または失敗にかかわらず常に実行され、チェーン可能で複数のコールバックを指定できます。
  • failは、失敗した場合のみ実行され、チェーン可能で複数のコールバックを指定できます。
  • successは、成功した場合のみ実行されます。
  • failalwaysは、エラー処理やリクエストの完了時に処理を実行したい場合に使用します。
  • doneは、複数のコールバックを指定したり、チェーンして処理を連鎖させたい場合に使用します。
  • successは、シンプルな場合に使用できます。



Promiseオブジェクトの使用

  • thenメソッドを使用して、成功時、失敗時、常に実行されるコールバック関数を指定できます。
  • jQuery 3.0以降、$.ajaxメソッドはPromiseオブジェクトを返します。
$.ajax({
  url: 'example.php'
})
.then(function(data) {
  // レスポンスを処理する
  $('#result').text(data);
})
.catch(function(error) {
  // エラー処理
  $('#result').text('エラーが発生しました: ' + error);
})
.finally(function() {
  // 常に実行される
  console.log('リクエストが完了しました');
});

async/awaitの使用

  • 非同期関数内でawaitキーワードを使用して、Promiseオブジェクトの解決を待機できます。
async function fetchData() {
  try {
    const data = await $.ajax({
      url: 'example.php'
    });
    $('#result').text(data);
  } catch (error) {
    $('#result').text('エラーが発生しました: ' + error);
  } finally {
    console.log('リクエストが完了しました');
  }
}

fetchData();

jQuery.get/postメソッドの使用

  • successオプションのみを指定できます。
  • .get∗∗と∗∗.postメソッドは、$.ajaxメソッドの簡易版です。
$.get('example.php', function(data) {
  $('#result').text(data);
});
  • JSON形式のデータを扱う場合に便利です。
$.getJSON('example.json', function(data) {
  $('#result').text(data.name);
});
  • 適切な方法を選択して、コードの可読性と保守性を向上させましょう。
  • .get∗∗、∗∗.post.getJSON∗∗メソッドは、シンプルな場合に使用できますが、∗∗.ajaxメソッドほど柔軟性はありません。
  • Promiseオブジェクトやasync/awaitを使用することで、よりモダンなJavaScriptのスタイルで非同期処理を記述できます。

ajax jquery



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