JavaScriptでDOM要素にクラスを追加する

2024-09-09

JavaScriptでDOM要素にクラスを追加する方法

JavaScriptでは、**DOM (Document Object Model)**要素にクラスを追加するために、classListプロパティを使用します。このプロパティは、要素に関連付けられたクラス名のリストを提供します。

classListプロパティのメソッド

  • contains()
    指定したクラス名が要素に存在するかどうかをブール値で返します。
  • toggle()
    指定したクラス名が要素に存在する場合には削除し、存在しない場合には追加します。
  • remove()
    指定したクラス名を要素から削除します。
  • add()
    指定したクラス名を要素に追加します。

// HTML要素を取得
const element = document.getElementById("myElement");

// クラスを追加
element.classList.add("newClass");

// クラスを削除
element.classList.remove("oldClass");

// クラスを切り替える
element.classList.toggle("activeClass");

この例では、myElementというIDを持つ要素を取得し、その要素にnewClassというクラスを追加しています。また、oldClassを削除し、activeClassを切り替えています。

注意

  • classNameプロパティもクラスを操作するために使用できますが、classListプロパティよりも使い勝手が良く、パフォーマンスも優れています。
  • classListプロパティは、HTML5で導入されたものです。古いブラウザではサポートされていない場合があります。



コード例

// HTML要素を取得
const element = document.getElementById("myElement");

// クラスを追加
element.classList.add("newClass");

// クラスを削除
element.classList.remove("oldClass");

// クラスを切り替える
element.classList.toggle("activeClass");

コードの解説

  1. const element = document.getElementById("myElement");

    • この行は、HTMLドキュメントからIDが"myElement"である要素を取得し、変数elementに代入しています。
    • document.getElementById()は、指定したIDを持つ最初の要素を返すメソッドです。
  2. element.classList.add("newClass");

    • この行は、変数elementに格納された要素に、"newClass"というクラスを追加します。
    • classListは、要素に関連付けられたクラス名のリストを表すプロパティです。
    • この行は、変数elementに格納された要素に、"activeClass"というクラスが存在する場合には削除し、存在しない場合には追加します。
    • toggle()メソッドは、クラスの存在有無を切り替えます。

具体的な動作

  • クラスの切り替え

  • クラスの削除

    • remove()メソッドによって、要素のclass属性から指定されたクラス名が削除されます。
    • add()メソッドによって、要素のclass属性に新しいクラス名が追加されます。

classListプロパティを使用することで、JavaScriptでDOM要素のクラスを簡単に操作できます。add()remove()toggle()メソッドを使い分けることで、動的に要素のスタイルを変更することができます。

応用例

  • 動的なコンテンツの生成時に、要素に適切なクラスを付与する
  • 要素の状態に応じてクラスを切り替えて、異なるスタイルを適用する
  • ユーザーの操作に応じて要素の表示/非表示を切り替える
  • クラスの存在を確認する
    if (element.classList.contains("myClass")) {
        // クラスが存在する場合の処理
    }
    
  • 複数のクラスを追加する
    element.classList.add("class1", "class2", "class3");
    



classNameプロパティを用いる方法

  • 特徴
    • classListプロパティより歴史が長く、すべてのブラウザでサポートされています。
    • クラス名の文字列全体を直接操作するため、柔軟性が高い一方で、誤った操作で意図しない結果になる可能性があります。
const element = document.getElementById("myElement");
element.className = "newClass"; // 既存のクラスをすべて置き換える

// 既存のクラスを残しつつ、新しいクラスを追加する
element.className += " newClass";
  • 注意点
    • 既存のクラスをすべて置き換えたい場合や、クラス名の文字列操作が必要な場合に適しています。
    • 複数のクラスを扱う場合、スペースで区切る必要があるため、誤った操作で既存のクラスが削除されてしまう可能性があります。

setAttribute()メソッドを用いる方法

  • 特徴
    • DOM要素の属性を直接設定する汎用的な方法です。
    • classListプロパティが利用できない環境でも使用できます。
const element = document.getElementById("myElement");
element.setAttribute("class", "newClass");
  • 注意点
    • classListプロパティよりも冗長な記述になります。
    • classListプロパティが利用できる場合は、そちらを使用することを推奨します。

jQueryを用いる方法

  • 特徴
    • jQueryは、JavaScriptのDOM操作を簡潔に記述できるライブラリです。
    • addClass()メソッドで簡単にクラスを追加できます。
$("#myElement").addClass("newClass");
  • 注意点
    • jQueryを導入する必要があります。
方法特徴コード例注意点
classList.add()シンプル、効率的element.classList.add("newClass");HTML5以降でサポート
className柔軟性が高いelement.className = "newClass";誤った操作で既存のクラスが削除される可能性
setAttribute()汎用的element.setAttribute("class", "newClass");冗長
jQueryのaddClass()簡潔$("#myElement").addClass("newClass");jQueryの導入が必要

どの方法を選ぶべきか?

  • 古いブラウザのサポートが必要な場合
    classNameプロパティまたはsetAttribute()メソッドを使用します。
  • jQueryを使用している場合
    addClass()メソッドが便利です。
  • 既存のクラスをすべて置き換えたい場合
    classNameプロパティが便利です。
  • 一般的に
    classList.add()が最もシンプルで効率的です。
  • setAttribute()メソッドは、class属性だけでなく、他の属性も設定できます。
  • classNameプロパティは、複数のクラスをスペースで区切って指定できます。
  • classListプロパティは、contains()remove()toggle()などの便利なメソッドも提供しています。

javascript dom



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