CSS + セレクタ解説
「CSSの"+"セレクタの意味」を日本語で解説
CSSの"+"セレクタは、ある要素の直後に続く兄弟要素を指定する際に使用されます。
例
.parent + .child {
color: blue;
}
このコードでは、.parent
クラスの要素の直後に続く .child
クラスの要素に、青色の文字色を設定します。
要約
- 対象要素は、指定された要素のすぐ後に存在しなければなりません。
- "+" セレクタは、直接隣接する兄弟要素をターゲットにします。
注意
- 対象要素と指定された要素が同じ親要素を持つ必要があります。
- "+" セレクタは、兄弟要素の間に他の要素がある場合はマッチしません。
CSSの"+"セレクタ解説: 実践的なコード例
例1: 直接隣接する兄弟要素のスタイルを変更
.parent {
background-color: #f0f0f0;
padding: 10px;
}
.child {
color: blue;
font-weight: bold;
}
.parent + .child {
color: red; /* 直後に続く .child 要素の文字色を赤色に */
}
例2: 複数の兄弟要素のスタイルを変更
.item {
margin: 10px;
}
.item + .item {
background-color: #eee; /* すべての .item 要素の直後に続く .item 要素の背景色を変更 */
}
この例では、すべての .item
クラスの要素の直後に続く .item
クラスの要素の背景色を変更しています。
例3: 特定の要素の直後に続く要素のスタイルを変更
.container {
border: 1px solid #ccc;
padding: 10px;
}
.container + .section {
margin-top: 20px; /* .container 要素の直後に続く .section 要素の上マージンを設定 */
}
この例では、.container
クラスの要素の直後に続く .section
クラスの要素の上マージンを設定しています。
- 複数の兄弟要素や特定の要素の直後に続く要素のスタイルを変更する際に便利です。
CSSの"+"セレクタの代替方法
CSSの"+"セレクタは、直接隣接する兄弟要素をターゲットにする便利な方法です。しかし、場合によっては、他の方法を使用する方が適切なこともあります。以下に、いくつかの代替方法を紹介します。
CSSの直接子セレクタ
直接子セレクタは、親要素の直接の子要素を指定します。
.parent > .child {
/* .parent 要素の直接の子要素である .child 要素のスタイル */
}
この方法では、.parent
要素の直接の子要素である .child
要素のみが対象となります。
JavaScriptによるDOM操作
JavaScriptを使用して、要素の隣接関係をプログラム的にチェックし、スタイルを適用することができます。
const parentElement = document.querySelector('.parent');
const childElement = parentElement.nextElementSibling;
if (childElement) {
childElement.style.color = 'blue';
}
この方法では、JavaScriptの nextElementSibling
プロパティを使用して、指定された要素の直後に続く兄弟要素を取得し、そのスタイルを変更しています。
汎用セレクタは、すべての要素に適用されます。ただし、特定の要素にスタイルを適用したい場合は、他の方法を使用する方が効率的です。
.child {
/* すべての .child 要素のスタイル */
}
この方法では、すべての .child
要素にスタイルを適用します。
選択基準
- 汎用性
汎用セレクタを使用。 - プログラム制御
JavaScriptを使用。 - 直接子関係
直接子セレクタを使用。
css css-selectors