JavaScript文字列置換方法解説

2024-08-17

JavaScript では、文字列内の特定の文字列をすべて置き換えるために、主に次の方法が使用されます。

  • split() メソッドと join() メソッド
  • replace() メソッドと正規表現
  • replaceAll() メソッド

最もシンプルで一般的な方法です。

let text = "apple, banana, apple, orange";
let newText = text.replaceAll("apple", "grape");
console.log(newText); // "grape, banana, grape, orange"
  • replaceAll(searchValue, newValue): searchValuenewValue に置き換えた新しい文字列を返します。

より柔軟な置換を行うことができます。

let text = "apple, banana, apple, orange";
let newText = text.replace(/apple/g, "grape");
console.log(newText); // "grape, banana, grape, orange"
  • replace(regexp|substr, newSubstr|function): 第1引数に正規表現を指定し、g フラグを使用することで全置換が可能になります。

分割と結合を利用した方法です。

let text = "apple, banana, apple, orange";
let newText = text.split("apple").join("grape");
console.log(newText); // "grape, banana, grape, orange"
  • join(separator): 配列の要素を指定した文字列で結合し、文字列を返します。
  • split(separator): 指定した文字列で文字列を分割し、配列を返します。

備考

  • split()join() の方法は、単純な置換には適していますが、パフォーマンス面で若干劣る場合があります。
  • 正規表現を使用することで、より複雑なパターンマッチングと置換が可能になります。
  • replaceAll() は比較的新しいメソッドで、古いブラウザではサポートされていない場合があります。

適切な方法を選択する際には、置換する文字列のパターンやブラウザのサポート状況を考慮してください。

例題

// 全ての数字を "*" に置き換える
let text = "電話番号は 03-1234-5678 です";
let newText = text.replace(/\d/g, "*");
console.log(newText); // "電話番号は ***-****-**** です"

追加情報

  • パフォーマンス比較については、ベンチマークテストを行うことをおすすめします。
  • 正規表現については、詳細なドキュメントを参照してください。



JavaScript での文字列置換のコード解説

let text = "apple, banana, apple, orange";
let newText = text.replaceAll("apple", "grape");
console.log(newText); // "grape, banana, grape, orange"
  • console.log(newText);: newText の内容を出力します。
  • let newText = text.replaceAll("apple", "grape");: text 内の全ての "apple" を "grape" に置き換えた新しい文字列を newText に代入します。
  • let text = "apple, banana, apple, orange";: 変数 text に "apple, banana, apple, orange" という文字列を代入します。
let text = "apple, banana, apple, orange";
let newText = text.replace(/apple/g, "grape");
console.log(newText); // "grape, banana, grape, orange"
  • let newText = text.replace(/apple/g, "grape");:
    • /apple/g: 正規表現で "apple" を検索するパターンを定義します。g フラグはグローバルマッチを意味し、全ての "apple" を対象にします。
    • replace() メソッドで、マッチした "apple" を "grape" に置き換えた新しい文字列を newText に代入します。
let text = "apple, banana, apple, orange";
let newText = text.split("apple").join("grape");
console.log(newText); // "grape, banana, grape, orange"
  • let newText = text.split("apple").join("grape");:
    • text.split("apple"): text を "apple" で分割し、配列 ["", ", banana, ", ", orange"] を作成します。
    • join("grape"): 配列の要素を "grape" で結合し、新しい文字列 "grape, banana, grape, orange" を作成して newText に代入します。

注意

  • 正規表現は強力なツールですが、複雑になる可能性があります。



ループによる置換

最も基本的な方法ですが、パフォーマンス面で劣ります。

function replaceAllLoop(str, searchStr, replaceStr) {
  let result = "";
  let index = str.indexOf(searchStr);
  while (index !== -1) {
    result += str.substring(0, index) + replaceStr;
    str = str.substring(index + searchStr.length);
    index = str.indexOf(searchStr);
  }
  result += str;
  return result;
}

let text = "apple, banana, apple, orange";
let newText = replaceAllLoop(text, "apple", "grape");
console.log(newText); // "grape, banana, grape, orange"

正規表現の活用 (より複雑な置換)

正規表現を使用することで、より柔軟な置換が可能になります。

let text = "apple1, banana, apple2, orange";
let newText = text.replace(/\dapple/g, "grape");
console.log(newText); // "grape1, banana, grape2, orange"
  • /\dapple/g: 数字と "apple" が連続するパターンをグローバルに検索します。

カスタム関数による置換

置換処理をカスタマイズしたい場合に便利です。

function replaceAllCustom(str, searchStr, replaceFn) {
  return str.split(searchStr).join(replaceFn(searchStr));
}

let text = "apple, banana, apple, orange";
let newText = replaceAllCustom(text, "apple", (match) => {
  return match.toUpperCase();
});
console.log(newText); // "APPLE, banana, APPLE, orange"

ライブラリの利用 (特定のケース)

一部のライブラリでは、文字列操作に関する便利な関数を提供している場合があります。

  • カスタム関数やライブラリは特定のケースに適している場合があります。
  • 正規表現は強力ですが、複雑なパターンマッチングには注意が必要です。
  • ループによる置換は一般的に非効率です。

javascript string replace



テキストエリア自動サイズ調整 (Prototype.js)

Prototype. js を使用してテキストエリアのサイズを自動調整する方法について説明します。Prototype. js を読み込みます。window. onload イベントを使用して、ページの読み込み後にスクリプトを実行します。$('myTextarea') でテキストエリアの要素を取得します。...


JavaScript数値検証 IsNumeric() 解説

JavaScriptでは、入力された値が数値であるかどうかを検証する際に、isNaN()関数やNumber. isInteger()関数などを利用することが一般的です。しかし、これらの関数では小数点を含む数値を適切に検出できない場合があります。そこで、小数点を含む数値も正しく検証するために、IsNumeric()関数を実装することが有効です。...


jQueryによるHTMLエスケープ解説

JavaScriptやjQueryでHTMLページに動的にコンテンツを追加する際、HTMLの特殊文字(<, >, &, など)をそのまま使用すると、意図しないHTML要素が生成される可能性があります。これを防ぐために、HTML文字列をエスケープする必要があります。...


jQueryによるHTMLエスケープ解説

JavaScriptやjQueryでHTMLページに動的にコンテンツを追加する際、HTMLの特殊文字(<, >, &, など)をそのまま使用すると、意図しないHTML要素が生成される可能性があります。これを防ぐために、HTML文字列をエスケープする必要があります。...


JavaScriptフレームワーク:React vs Vue.js

JavaScriptは、Webページに動的な機能を追加するために使用されるプログラミング言語です。一方、jQueryはJavaScriptライブラリであり、JavaScriptでよく行う操作を簡略化するためのツールを提供します。jQueryを学ぶ場所...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



JavaScript、HTML、CSSでWebフォントを検出する方法

CSS font-family プロパティを使用するCSS font-family プロパティは、要素に適用されるフォントファミリーを指定するために使用されます。このプロパティを使用して、Webページで使用されているフォントのリストを取得できます。


ポップアップブロック検知とJavaScript

ポップアップブロックを検知する目的ポップアップブロックはユーザーのプライバシーやセキュリティを保護するためにブラウザに組み込まれている機能です。そのため、ポップアップブロックが有効になっている場合、ポップアップを表示することができません。この状況を検知し、適切な対策を講じるために、JavaScriptを使用することができます。


HTML要素の背景色をJavaScriptでCSSプロパティを使用して設定する方法

JavaScriptを使用すると、CSSプロパティを動的に変更して、HTML要素の背景色を制御できます。この方法により、ユーザーの入力やページの状況に応じて、背景色をカスタマイズすることができます。HTML要素の参照を取得HTML要素の参照を取得


JavaScript オブジェクトの長さについて

JavaScriptにおけるオブジェクトは、プロパティとメソッドを持つデータ構造です。プロパティはデータの値を保持し、メソッドはオブジェクトに対して実行できる関数です。JavaScriptの標準的なオブジェクトには、一般的に「長さ」という概念はありません。これは、配列のようなインデックスベースのデータ構造ではないためです。


JavaScriptグラフ可視化ライブラリ解説

JavaScriptは、ウェブブラウザ上で動作するプログラミング言語です。その中で、グラフの可視化を行うためのライブラリが数多く存在します。これらのライブラリは、データ構造やアルゴリズムを視覚的に表現することで、理解を深める助けとなります。