JavaScriptにおけるオプション関数パラメータの解説

2024-09-17

JavaScriptでは、関数の引数をオプションにするためのいくつかの方法があります。以下はその方法と解説です。

デフォルト値の設定:

最も一般的な方法は、引数にデフォルト値を設定することです。これにより、引数が指定されなかった場合に自動的にデフォルト値が使用されます。

function greet(name = "World") {
  console.log("Hello, " + name + "!");
}

greet(); // Output: Hello, World!
greet("Alice"); // Output: Hello, Alice!

arguments オブジェクトの使用:

arguments オブジェクトは関数の引数を配列のような形式でアクセスできるオブジェクトです。これを使用して、引数の有無や数をチェックし、それに応じて処理を行うことができます。

function sum() {
  let total = 0;
  for (let i = 0; i < arguments.length; i++) {
    total += arguments[i];
  }
  return total;
}

console.log(sum(1, 2, 3)); // Output: 6

rest パラメータの使用:

function logArgs(...args) {
  console.log(args);
}

logArgs(1, 2, "hello"); // Output: [1, 2, "hello"]

値のチェックと条件分岐:

引数の値をチェックし、必要に応じてデフォルト値を設定したり、エラー処理を行ったりすることができます。

function divide(a, b) {
  if (b === 0) {
    throw new Error("Cannot divide by zero.");
  }
  return a / b;
}
 


function greet(name = "World") {
  console.log("Hello, " + name + "!");
}

greet(); // Output: Hello, World!
greet("Alice"); // Output: Hello, Alice!

解説

  • greet("Alice"): 引数を指定すると、デフォルト値は無視され、指定された値が使用されます。
  • greet()``: 引数を指定せずに関数を呼び出すと、デフォルト値"World"` が使用されます。
  • name = "World": 引数 name にデフォルト値として "World" を設定しています。
function sum() {
  let total = 0;
  for (let i = 0; i < arguments.length; i++) {
    total += arguments[i];
  }
  return total;
}

console.log(sum(1, 2, 3)); // Output: 6

解説
 

  • arguments[i]: 引数の値にアクセスします。
  • arguments.length: 引数の数を取得します。
  • arguments: 関数の引数を配列のような形式でアクセスできるオブジェクトです。
function logArgs(...args) {
  console.log(args);
}

logArgs(1, 2, "hello"); // Output: [1, 2, "hello"]
  • args は配列として扱われます。
function divide(a, b) {
  if (b === 0) {
    throw new Error("Cannot divide by zero.");
  }
  return a / b;
}
  • 0 でない場合は除算を行い、結果を返します。
  • 引数 b が 0 の場合はエラーを投げます。



function createPerson(name, age = 20, address = { city: "Tokyo" }) {
  // クローンを使用してデフォルト値を保護
  address = { ...address };

  return { name, age, address };
}

arguments オブジェクトはES6以降では非推奨とされています。代わりに、rest パラメータを使用することを推奨します。

function sum(...numbers) {
  return numbers.reduce((acc, num) => acc + num, 0);
}
function divide(a, b) {
  if (b === 0) {
    throw new Error("Cannot divide by zero.");
  }
  return a / b;
}

TypeScriptの使用:

TypeScriptを使用することで、関数の引数に型を指定し、オプション引数をより厳密に定義することができます。

function greet(name: string, age?: number): void {
  console.log(`Hello, ${name}! You are ${age || "unknown"} years old.`);
}

javascript function arguments



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