【保存版】CSSでdivの高さを100%マイナスnpxに設定するサンプルコードと解説
CSSでdivの高さを100%マイナスnpxに設定する方法
Webページにおいて、divの高さを親要素の高さ100%から特定のピクセル数(npx)を引いた値に設定したい場合があります。これは、ヘッダーやフッターなどの要素の高さを考慮して、残りの領域をdivに割り当てたい場合などに役立ちます。
方法
この目的を達成するには、主に以下の2つの方法があります。
方法1:calc()関数を使用する
calc()関数は、数学的な計算式をCSSプロパティ内に記述することを可能にします。この機能を利用することで、100%からnpxを引いた値を直接設定することができます。
#my-div {
height: calc(100% - 60px); /* ヘッダーの高さを60pxと仮定 */
}
方法2:負のマージンを使用する
負のマージンを使用することで、要素を親要素からはみ出すように設定することができます。この方法では、npx分の高さを親要素から「引く」効果を得ることができます。
#my-div {
height: 100%;
margin-top: -60px; /* ヘッダーの高さを60pxと仮定 */
}
注意点
上記の方法を使用する際には、以下の点に注意する必要があります。
- 親要素の高さが固定されている必要があります。そうでなければ、divの高さが正しく計算されません。
- npxはピクセル値を表す単位です。他の単位(em、remなど)を使用する場合は、適切な換算を行う必要があります。
- 方法2を使用する場合は、要素が親要素からはみ出す可能性があるため、レイアウトに影響を与えないように注意する必要があります。
上記以外にも、JavaScriptを使用したり、CSSフレームワークを利用したりすることで、divの高さを100%マイナスnpxに設定する方法があります。状況に応じて適切な方法を選択してください。
- 上記のコード例はあくまでも例であり、実際の状況に合わせて調整する必要があります。
- CSSは日々進化しており、新しい機能やプロパティが追加されています。最新の情報については、MDN Web Docsなどのドキュメントを参照することをおすすめします。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>CSSサンプル</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
<header>
<h1>CSSサンプル</h1>
</header>
<main>
<div id="my-div">
コンテンツ
</div>
</main>
<footer>
<p>© 2024 サンプル</p>
</footer>
</body>
</html>
CSS
/* 方法1:calc()関数を使用する */
#my-div {
height: calc(100% - 120px); /* ヘッダーとフッターの高さをそれぞれ60pxと仮定 */
}
/* 方法2:負のマージンを使用する */
#my-div {
height: 100%;
margin-top: -60px; /* ヘッダーの高さを60pxと仮定 */
margin-bottom: -60px; /* フッターの高さを60pxと仮定 */
}
説明
上記のコード例では、以下の要素を作成しています。
- ヘッダー
- メインコンテンツ(div要素)
- フッター
方法1
calc()
関数を使用して、親要素の高さ100%からヘッダーとフッターの高さ(それぞれ60px)を引いた値をdiv要素の高さに設定しています。
方法2
- div要素の高さを100%に設定し、
margin-top
とmargin-bottom
に負の値を設定することで、ヘッダーとフッターの高さを「引く」効果を得ています。
#my-div {
height: calc(100vh - 120px); /* ヘッダーとフッターの高さをそれぞれ60pxと仮定 */
box-sizing: content-box;
}
方法2:flexboxレイアウトを使用する
flexboxレイアウトは、要素を柔軟に配置するためのレイアウト方法です。この方法では、親要素をflexコンテナとして設定し、div要素をflexアイテムとして設定することで、div要素の高さを親要素の高さ100%から自動的に計算することができます。
.container {
display: flex;
height: 100vh;
}
#my-div {
flex: 1;
}
方法3:CSSフレームワークを使用する
BootstrapなどのCSSフレームワークには、divの高さを100%マイナスnpxに設定するためのユーティリティクラスが用意されています。
<div class="container">
<div class="row">
<div class="col-md-12" id="my-div">
コンテンツ
</div>
</div>
</div>
.container {
height: 100vh;
}
.row {
height: 100%;
}
.col-md-12 {
flex: 1;
}
それぞれの方法のメリットとデメリット
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
calc()関数とbox-sizingプロパティを使用する | シンプルでわかりやすい | 親要素の高さが固定されている必要がある |
flexboxレイアウトを使用する | 親要素の高さが可変でも対応できる | flexboxレイアウトの知識が必要 |
CSSフレームワークを使用する | コードが簡潔になる | フレームワークの知識が必要 |
css height