ブラウザ検出 JavaScript解説

2024-08-23

Safari, Chrome, IE, Firefox, Opera ブラウザの検出方法 (JavaScript)

ブラウザの検出とは、JavaScriptコード内でユーザーが使用しているブラウザの種類を特定することを指します。これにより、ブラウザ固有の機能や特性を考慮した適切なコードを実行することができます。

User-Agent 文字列の使用

最も一般的な方法は、ブラウザの userAgent プロパティを使用することです。これは、ブラウザに関する情報を文字列として提供します。

const userAgent = navigator.userAgent;

if (userAgent.indexOf('Safari') !== -1 && userAgent.indexOf('Chrome') === -1) {
  console.log('Safari');
} else if (userAgent.indexOf('Chrome') !== -1) {
  console.log('Chrome');
} else if (userAgent.indexOf('Firefox') !== -1) {
  console.log('Firefox');
} else if (userAgent.indexOf('MSIE') !== -1 || userAgent.indexOf('Trident/') !== -1) {
  console.log('Internet Explorer');
} else if (userAgent.indexOf('Opera') !== -1) {
  console.log('Opera');
} else {
  console.log('Unknown browser');
}

注意

  • userAgent 文字列はブラウザのバージョン情報も含まれますが、ブラウザの偽装やアップデートにより、検出が不正確になる可能性があります。

ブラウザ固有の機能のチェック

ブラウザごとに異なる機能が存在する場合、それらをチェックすることでブラウザを検出することもできます。

if (window.chrome) {
  console.log('Chrome');
} else if (window.opera) {
  console.log('Opera');
} else if (navigator.userAgent.indexOf('Firefox') !== -1) {
  console.log('Firefox');
} else if (document.documentMode) {
  console.log('Internet Explorer');
} else if (navigator.userAgent.indexOf('Safari') !== -1) {
  console.log('Safari');
} else {
  console.log('Unknown browser');
}
  • この方法は、ブラウザが特定の機能を実装しているかどうかをチェックするため、ブラウザの偽装やアップデートの影響を受けにくいです。

さらに詳しい情報

  • Browser Detection Tips
    [invalid URL removed]



ブラウザ検出 JavaScript解説: コード例

const userAgent = navigator.userAgent;

if (userAgent.indexOf('Safari') !== -1 && userAgent.indexOf('Chrome') === -1) {
  console.log('Safari');
} else if (userAgent.indexOf('Chrome') !== -1) {
  console.log('Chrome');
} else if (userAgent.indexOf('Firefox') !== -1) {
  console.log('Firefox');
} else if (userAgent.indexOf('MSIE') !== -1 || userAgent.indexOf('Trident/') !== -1) {
  console.log('Internet Explorer');
} else if (userAgent.indexOf('Opera') !== -1) {
  console.log('Opera');
} else {
  console.log('Unknown browser');
}

解説

  • 条件文を使用して、ブラウザの種類を判定し、対応するメッセージをコンソールに出力します。
  • indexOf メソッドを使用して、文字列内に特定の文字列が存在するかチェックします。
  • navigator.userAgent は、ブラウザのユーザーエージェント文字列を取得します。
if (window.chrome) {
  console.log('Chrome');
} else if (window.opera) {
  console.log('Opera');
} else if (navigator.userAgent.indexOf('Firefox') !== -1) {
  console.log('Firefox');
} else if (document.documentMode) {
  console.log('Internet Explorer');
} else if (navigator.userAgent.indexOf('Safari') !== -1) {
  console.log('Safari');
} else {
  console.log('Unknown browser');
}
  • 他のブラウザについては、userAgent 文字列を使用して検出します。
  • document.documentMode は Internet Explorer で定義されます。
  • window.opera は Opera ブラウザで定義されます。
  • window.chrome は Chrome ブラウザで定義されます。
  • ブラウザ固有のグローバル変数やプロパティをチェックすることで、ブラウザの種類を判定します。



ブラウザ検出の代替方法

ブラウザ検出には、上述の userAgent 文字列やブラウザ固有の機能チェックに加えて、以下のような代替方法があります。

Modernizr

Modernizr は、ブラウザの機能を検出するための JavaScript ライブラリです。ブラウザの機能を検出するだけでなく、特定の機能がサポートされているかどうかを判定することもできます。

Modernizr.load({
  test: Modernizr.csstransform3d,
  yep: 'css3d.css',
  nope: '2d.css'
});

Feature Detection

Feature Detection は、ブラウザが特定の機能をサポートしているかどうかを直接チェックする方法です。これにより、ブラウザのバージョンや userAgent 文字列に依存しない検出が可能になります。

if (document.querySelector) {
  // `querySelector` がサポートされている
} else {
  // `querySelector` がサポートされていない
}

Browser-Specific Libraries

ブラウザごとに異なるライブラリを使用することで、ブラウザの検出を簡略化することができます。例えば、jQuery はブラウザの互換性を考慮したライブラリであり、ブラウザの検出機能を提供しています。

if ($.browser.safari) {
  // Safari ブラウザ
}
  • ブラウザ固有のライブラリを使用する場合は、ライブラリの更新やメンテナンスに注意が必要です。
  • Modernizr や Feature Detection を使用することで、より信頼性の高いブラウザ検出が可能になります。
  • ブラウザの検出は、ブラウザの偽装やアップデートの影響を受ける可能性があります。

javascript browser-detection



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