整数を2進数に変換する方法

2024-09-10

JavaScriptで整数を2進数に変換する方法

JavaScriptでは、整数を2進数に変換するために、toString()メソッドを使用します。このメソッドは、指定した基数(radix)に基づいて数値を文字列に変換します。2進数に変換するには、radixとして 2 を指定します。


let decimalNumber = 10; // 10進数の値
let binaryNumber = decimalNumber.toString(2);

console.log(binaryNumber); // 出力: "1010"

解説

  1. decimalNumber: 変換したい10進数の値を格納する変数です。
  2. toString(2): decimalNumberを基数2(2進数)に変換し、その結果を文字列として返します。
  3. binaryNumber: 変換された2進数の文字列を格納する変数です。
  4. console.log(binaryNumber): 変換された2進数の文字列をコンソールに出力します。



let decimalNumber = 10; // 10進数の値
let binaryNumber = decimalNumber.toString(2);

console.log(binaryNumber); // 出力: "1010"

コードの行ごとの解説

  1. let decimalNumber = 10;

  2. let binaryNumber = decimalNumber.toString(2);

    • decimalNumberに格納された値(この場合は10)に対して、toString()メソッドを呼び出しています。
    • toString()メソッドの引数に2を指定することで、10進数を2進数に変換し、その結果を文字列として返します。
    • 返された2進数の文字列をbinaryNumber変数に代入します。
  3. console.log(binaryNumber);

toString()メソッドについて

  • 戻り値
    変換後の文字列を返します。
  • 引数
  • 働き
    数値を任意の基数の文字列に変換します。

他の例

let num1 = 255;
let binaryNum1 = num1.toString(2);
console.log(binaryNum1); // 出力: "11111111"

let num2 = 1000;
let binaryNum2 = num2.toString(2);
console.log(binaryNum2); // 出力: "1111101000"

JavaScriptで整数を2進数に変換するには、toString()メソッドを利用し、基数を2に指定するのが一般的です。この方法を用いることで、簡単に10進数を2進数に変換することができます。

さらに詳しく知りたい方へ

  • ビット演算
    2進数に変換することで、ビット演算(AND、OR、XORなど)を行うことができます。
  • 大きな数の変換
    JavaScriptのNumber型には最大値があるため、非常に大きな整数を扱う場合はBigInt型を使用する必要があります。
  • 負の数の変換
    JavaScriptでは、負の整数を2進数に変換する場合、2の補数表現が使用されます。



自作関数による変換

function decimalToBinary(num) {
  let binary = "";
  while (num > 0) {
    binary = (num % 2) + binary;
    num = Math.floor(num / 2);
  }
  return binary;
}

let decimal = 42;
let result = decimalToBinary(decimal);
console.log(result); // 出力: "101010"
  • 仕組み
    • while ループで、数値が0になるまで繰り返し処理を行います。
    • 各ループで、数値を2で割った余りをbinaryの先頭に追加します。
    • 数値を2で割った商を新しい数値として代入します。
    • この処理を繰り返すことで、2進数の文字列を構築します。
function decimalToBinaryRecursive(num) {
  if (num === 0) {
    return "";
  } else {
    return decimalToBinaryRecursive(Math.floor(num / 2)) + (num % 2).toString();
  }
}

let decimal = 42;
let result = decimalToBinaryRecursive(decimal);
console.log(result); // 出力: "101010"
  • 仕組み
    • 関数が自身を呼び出す再帰的な処理で、数値を2で割る操作を繰り返します。
    • 基底ケースとして、数値が0になった場合は空文字列を返します。
    • 再帰呼び出しの結果と、数値を2で割った余りを連結して返します。

ビット演算子を利用した方法

function decimalToBinaryBitwise(num) {
  let binary = "";
  while (num > 0) {
    binary = (num & 1) + binary;
    num >>= 1;
  }
  return binary;
}

let decimal = 42;
let result = decimalToBinaryBitwise(decimal);
console.log(result); // 出力: "101010"
  • 仕組み
    • & 1 のビット演算で、最下位のビットを取り出します。
    • >>= 1 のビットシフト演算で、数値を右に1ビットシフトします。

各方法の比較

  • ビット演算
    ビットレベルでの操作を行う。
  • 再帰関数
    関数の再帰的な呼び出しを利用する。
  • 自作関数
    アルゴリズムを理解しやすい。
  • toString(2)
    簡潔で高速。

どの方法を選ぶべきか

  • 特殊な要件
    ビット演算は、ビットレベルでの操作が必要な場合に有効です。
  • パフォーマンス
    toString(2) は一般的に最も高速です。
  • 可読性
    自作関数はアルゴリズムが分かりやすく、教育目的には適しています。

JavaScriptで整数を2進数に変換する方法は、toString(2)以外にも様々な方法があります。それぞれの方法に特徴があり、状況に応じて適切な方法を選択することができます。

  • 負の数の変換
    負の数を2進数に変換する場合は、2の補数表現を使用する必要があります。

javascript numbers



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