プライバシーを守るために!HTMLフォームのオートコンプリート機能を無効化しよう
ブラウザのオートコンプリートを無効にする方法
HTMLの input
タグには autocomplete
属性があり、この属性を設定することで、オートコンプリート機能を無効化できます。
<input type="text" name="username" autocomplete="off">
上記の場合、username
フィールドではオートコンプリート機能が動作しなくなります。
autocomplete 属性の値
off
: オートコンプリート機能を無効にするusername
: ユーザー名のみオートコンプリートpassword
: パスワードのみオートコンプリートemail
: メールアドレスのみオートコンプリートtel
: 電話番号のみオートコンプリートcredit-card
: クレジットカード番号のみオートコンプリートstreet-address
: 住所のみオートコンプリートaddress-line1
: 住所1行目のみオートコンプリート
JavaScriptを使用して、オートコンプリート機能を無効にすることもできます。
const inputElement = document.getElementById('username');
inputElement.autocomplete = 'off';
ブラウザ設定
多くのブラウザでは、設定画面からオートコンプリート機能を無効化できます。
Chrome
- Chromeを開きます。
- 右上の3点リーダーをクリックします。
- 「設定」を選択します。
- 「パスワード」>「自動ログイン」の項目で「パスワードを保存できるようにする」をオフにします。
Firefox
- Firefoxを開きます。
- 「プライバシーとセキュリティ」タブを選択します。
- 「履歴」>「フォームデータと履歴」の項目で「オートコンプリート」をオフにします。
Safari
- Safariを開きます。
- 「パスワード」タブを選択します。
- 「自動入力」の項目で「ユーザー名とパスワード」をオフにします。
Edge
- Edgeを開きます。
これらの方法を組み合わせることで、より詳細な制御が可能になります。
ブラウザのオートコンプリート機能は便利ですが、プライバシーの観点から無効化したい場合もあります。上記の方法を参考に、必要に応じてオートコンプリート機能を無効化してください。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>オートコンプリート無効化サンプル</title>
</head>
<body>
<form action="/action_page.php" method="post">
<label for="username">ユーザー名:</label>
<input type="text" id="username" name="username" autocomplete="off">
<br>
<label for="password">パスワード:</label>
<input type="password" id="password" name="password" autocomplete="off">
<br>
<input type="submit" value="送信">
</form>
</body>
</html>
- JavaScriptを使用してオートコンプリート機能を無効にする方法も紹介しましたが、より詳細な情報は上記の参考資料を参照してください。
- ブラウザ設定からオートコンプリート機能を無効にする方法も紹介しましたが、各ブラウザの設定画面の場所は異なる場合があります。詳細は各ブラウザのヘルプドキュメントを参照してください。
ブラウザのオートコンプリート機能を無効にする方法
拡張機能
いくつかのブラウザでは、オートコンプリート機能を無効にする拡張機能が提供されています。
これらの拡張機能をインストールすると、ブラウザ全体のオートコンプリート機能を無効化できます。
ユーザーエージェント
ブラウザのユーザーエージェントを変更することで、オートコンプリート機能を無効化できる場合があります。
- アドレスバーに
chrome://flags/
と入力します。 - 「検索」ボックスに
user agent
と入力します。 - 「User-Agent Client Hints」の項目を「Disabled」に変更します。
- 「検索」ボックスに
general.useragent.override
と入力します。
ユーザーエージェントを変更すると、ウェブサイトに認識されるブラウザの情報が変わります。そのため、オートコンプリート機能が動作しなくなる場合があります。
プライバシーモード
多くのブラウザでは、プライバシーモードで閲覧すると、オートコンプリート機能が無効化されます。
- 「新規シークレットウィンドウ」を選択します。
プライバシーモードでは、閲覧履歴や入力情報が保存されません。そのため、オートコンプリート機能が動作しなくなります。
ブラウザのオートコンプリート機能を無効にする方法はいくつかあります。上記の方法を参考に、自分に合った方法を選択してください。
注意点
- オートコンプリート機能を無効化すると、フォームに入力する手間が増える場合があります。
- プライバシーモードを使用すると、閲覧履歴や入力情報が保存されないため、利便性が低下する場合があります。
これらの点を考慮して、オートコンプリート機能を無効にするかどうかを決定してください。
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