res.status() メソッド:シンプルでわかりやすいエラーコード設定

2024-04-28

Express.js で HTTP エラーコードを指定する方法

Express.js は、Node.js 向けの Web アプリケーションフレームワークであり、HTTP エラーコードを含むさまざまな機能を提供しています。このチュートリアルでは、Express.js で HTTP エラーコードを指定する方法をいくつか紹介します。

方法 1: res.status() メソッドを使用する

最も一般的な方法は、res.status() メソッドを使用して、応答に送信する HTTP ステータスコードを設定することです。このメソッドは、数値のステータスコードまたは、名前付きのステータスコード (例: '404' または 'not_found') を引数として受け取ります。

app.get('/users/:id', (req, res, next) => {
  const userId = req.params.id;
  try {
    const user = await findUserById(userId);
    if (!user) {
      res.status(404).send('User not found');
      return;
    }
    res.json(user);
  } catch (err) {
    next(err);
  }
});

上記の例では、findUserById() 関数がユーザーを見つけることができなければ、res.status(404).send('User not found') を使用して 404 エラーを返します。

方法 2: エラーハンドリング ミドルウェアを使用する

Express.js は、エラー処理を簡素化するためのエラーハンドリング ミドルウェアを提供しています。これらのミドルウェアは、エラーが発生したときに呼び出され、適切なステータスコードと応答を返します。

app.use((err, req, res, next) => {
  console.error(err.stack);
  if (err.status) {
    res.status(err.status).send(err.message);
  } else {
    res.status(500).send('Internal Server Error');
  }
});

上記の例では、エラーハンドリング ミドルウェアがすべてのエラーをキャッチし、エラーオブジェクトの status プロパティ (存在する場合) を使用して適切なステータスコードを設定します。status プロパティが存在しない場合は、500 の内部サーバーエラーを返します。

方法 3: カスタム エラー クラスを使用する

より複雑なエラー処理が必要な場合は、カスタム エラー クラスを作成できます。この方法により、エラーの詳細情報をカプセル化し、よりきめ細かなエラー処理が可能になります。

class UserNotFoundError extends Error {
  constructor(userId) {
    super(`User with ID ${userId} not found`);
    this.status = 404;
  }
}

app.get('/users/:id', async (req, res, next) => {
  const userId = req.params.id;
  try {
    const user = await findUserById(userId);
    if (!user) {
      throw new UserNotFoundError(userId);
    }
    res.json(user);
  } catch (err) {
    next(err);
  }
});

上記の例では、UserNotFoundError というカスタム エラー クラスを作成し、ユーザーが見つからない場合にスローします。エラーハンドリング ミドルウェアは、このエラーをキャッチし、適切なステータスコード (404) とエラーメッセージを返します。

補足

  • 上記は、Express.js で HTTP エラーコードを指定する一般的な方法のほんの一例です。
  • 特定の状況やニーズに合った最適な方法は、アプリケーションによって異なる場合があります。



サンプル 1: res.status() メソッドを使用する

const express = require('express');
const app = express();

app.get('/users/:id', async (req, res, next) => {
  const userId = req.params.id;
  try {
    const user = await findUserById(userId);
    if (!user) {
      res.status(404).send('ユーザーが見つかりません');
      return;
    }
    res.json(user);
  } catch (err) {
    next(err);
  }
});

app.use((err, req, res, next) => {
  console.error(err.stack);
  if (err.status) {
    res.status(err.status).send(err.message);
  } else {
    res.status(500).send('内部サーバーエラー');
  }
});

app.listen(3000, () => console.log('サーバーを起動しました。ポート: 3000'));

このコードは、次のことを行います。

  1. express モジュールをインポートし、Express アプリケーションを作成します。
  2. /users/:id エンドポイントへの GET リクエストを処理するルートハンドラーを定義します。
  3. findUserById() 関数を使用して、指定された ID のユーザーを検索します。
  4. ユーザーが見つからない場合は、res.status(404).send('ユーザーが見つかりません') を使用して 404 エラーを返します。
  5. ユーザーが見つかった場合は、res.json(user) を使用してユーザーデータを JSON 形式で返します。
  6. エラーハンドリング ミドルウェアを定義し、すべてのエラーをキャッチします。
  7. エラーオブジェクトに status プロパティがある場合は、そのプロパティを使用して適切なステータスコードを設定します。
  8. status プロパティが存在しない場合は、500 の内部サーバーエラーを返します。
  9. アプリケーションをポート 3000 で起動します。

サンプル 2: エラーハンドリング ミドルウェアを使用する

const express = require('express');
const app = express();

app.get('/users/:id', async (req, res, next) => {
  const userId = req.params.id;
  try {
    const user = await findUserById(userId);
    if (!user) {
      throw new Error('ユーザーが見つかりません');
    }
    res.json(user);
  } catch (err) {
    next(err);
  }
});

app.use((err, req, res, next) => {
  console.error(err.stack);
  if (err.message === 'ユーザーが見つかりません') {
    res.status(404).send(err.message);
  } else {
    res.status(500).send('内部サーバーエラー');
  }
});

app.listen(3000, () => console.log('サーバーを起動しました。ポート: 3000'));

このコードは、サンプル 1 とほぼ同じですが、エラーハンドリング ミドルウェアを使用してエラーを処理しています。このミドルウェアは、次のことを行います。

  1. エラーオブジェクトの message プロパティをチェックして、エラーの種類を判断します。
  2. エラーメッセージが "ユーザーが見つかりません" の場合、404 エラーを返します。

サンプル 3: カスタム エラー クラスを使用する

const express = require('express');
const app = express();

class UserNotFoundError extends Error {
  constructor(userId) {
    super(`ユーザーが見つかりません: ${userId}`);
    this.status = 404;
  }
}

app.get('/users/:id', async (req, res, next) => {
  const userId = req.params.id;
  try {
    const user = await findUserById(userId);
    if (!user) {
      throw new UserNotFoundError(userId);
    }
    res.json(user);
  } catch (err) {
    next(err);
  }
});

app.use((err, req



Express.js で HTTP エラーコードを指定するその他の方法

上記で紹介した 3 つの方法に加えて、Express.js で HTTP エラーコードを指定する方法は他にもいくつかあります。

sendError() ミドルウェアを使用する

Express.js には、sendError() という組み込みミドルウェアが用意されています。このミドルウェアは、エラーオブジェクトとオプションのステータスコードを受け取り、適切なエラー応答を返します。

const express = require('express');
const app = express();

app.get('/users/:id', async (req, res, next) => {
  const userId = req.params.id;
  try {
    const user = await findUserById(userId);
    if (!user) {
      next(new Error('ユーザーが見つかりません'));
      return;
    }
    res.json(user);
  } catch (err) {
    next(err);
  }
});

app.use(express.sendError());

app.listen(3000, () => console.log('サーバーを起動しました。ポート: 3000'));

上記の例では、express.sendError() ミドルウェアをアプリケーションに追加しています。このミドルウェアは、next() 関数に渡されたすべてのエラーをキャッチし、適切なエラー応答を返します。

独自のエラー レスポンダーを作成することもできます。これは、よりきめ細かなエラー処理が必要な場合に役立ちます。

const express = require('express');
const app = express();

function errorResponder(err, req, res, next) {
  console.error(err.stack);
  const statusCode = err.status || 500;
  const errorMessage = err.message || '内部サーバーエラー';
  res.status(statusCode).send(errorMessage);
}

app.get('/users/:id', async (req, res, next) => {
  const userId = req.params.id;
  try {
    const user = await findUserById(userId);
    if (!user) {
      throw new Error('ユーザーが見つかりません');
    }
    res.json(user);
  } catch (err) {
    errorResponder(err, req, res, next);
  }
});

app.listen(3000, () => console.log('サーバーを起動しました。ポート: 3000'));

上記の例では、errorResponder() というカスタム エラー レスポンダーを作成しています。この関数は、エラーオブジェクト、リクエストオブジェクト、レスポンスオブジェクト、および next 関数を受け取ります。そして、エラーの詳細をコンソールに記録し、適切なステータスコードとエラーメッセージを含むエラー応答を返します。

res.json() または res.send() メソッドを使用して、JSON 応答またはテキスト応答を返す場合、ステータスコードをオプションとして指定できます。

app.get('/users/:id', async (req, res, next) => {
  const userId = req.params.id;
  try {
    const user = await findUserById(userId);
    if (!user) {
      res.status(404).json({ message: 'ユーザーが見つかりません' });
      return;
    }
    res.json(user);
  } catch (err) {
    next(err);
  }
});

上記の例では、res.status(404).json({ message: 'ユーザーが見つかりません' }) を使用して、ユーザーが見つからない場合の 404 エラーを返します。

Express.js で HTTP エラーコードを指定するには、さまざまな方法があります。どの方法が最適かは、アプリケーションのニーズと要件によって異なります。


node.js express http-status-codes


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