Node.js ストリーム 文字列 変換

2024-10-05

Node.jsでストリームの内容を文字列に変換する方法

Node.jsでは、ストリームはデータの連続的なフローを表します。ストリームからデータを読み込み、それを文字列に変換するには、いくつかの方法があります。

dataイベントを使用する

最も一般的な方法は、ストリームのdataイベントをリスナーに追加し、各データチャンクを文字列に変換することです。

const fs = require('fs');

const readableStream = fs.createReadStream('file.txt');

let dataString = '';

readableStream.on('data', (chunk) => {
  dataString += chunk.toString();
});

readableStream.on('end', () => {
  console.log(dataString);
});

このコードでは、fs.createReadStreamを使用してファイルを読み込むストリームを作成します。dataイベントが発生するたびに、チャンクがdataStringに追加されます。ストリームの終了時に、dataStringに完全なファイルの内容が含まれます。

pipe()メソッドを使用する

pipe()メソッドは、ストリームを別のストリームに接続します。この方法では、ストリームを文字列に変換するストリーム(ReadableStream)を作成し、元のストリームにパイプします。

const fs = require('fs');

const readableStream = fs.createReadStream('file.txt');
const writableStream = fs.createWriteStream('output.txt');

readableStream.pipe(writableStream);

このコードでは、fs.createWriteStreamを使用してファイルに書き込むストリームを作成し、readableStreamをそれにパイプします。これにより、readableStreamから読み込まれたデータが自動的にwritableStreamに書き込まれます。

async/awaitを使用する

非同期操作を簡潔に記述するために、async/awaitを使用することもできます。

const fs = require('fs');
const util = require('util');

const pipeline = util.promisify(fs.pipeline);

async function readStreamToString(filePath) {
  const readableStream = fs.createReadStream(filePath);
  const writableStream = fs.createWriteStream('output.txt');

  await pipeline(readableStream, writableStream);

  console.log('File copied successfully');
}

readStreamToString('file.txt');

このコードでは、pipelineutil.promisifyを使用して非同期関数に変換し、async/awaitを使用して非同期操作を管理しています。




const fs = require('fs');

const readableStream = fs.createReadStream('file.txt');

let dataString = '';

readableStream.on('data', (chunk) => {
  dataString += chunk.toString();
});

readableStream.on('end', () => {
  console.log(dataString);
});
  • endイベント: ストリームの読み込みが完了したときに発生します。
  • chunk.toString(): チャンクを文字列に変換します。
  • dataイベント: ストリームからデータが読み込まれるたびに発生します。
  • fs.createReadStream: ファイルを読み込むストリームを作成します。
const fs = require('fs');

const readableStream = fs.createReadStream('file.txt');
const writableStream = fs.createWriteStream('output.txt');

readableStream.pipe(writableStream);
  • pipe(): ストリームを別のストリームに接続します。
const fs = require('fs');
const util = require('util');

const pipeline = util.promisify(fs.pipeline);

async function readStreamToString(filePath) {
  const readableStream = fs.createReadStream(filePath);
  const writableStream = fs.createWriteStream('output.txt');

  await pipeline(readableStream, writableStream);

  console.log('File copied successfully');
}

readStreamToString('file.txt');
  • async/await: 非同期操作を同期的に記述する方法です。
  • util.promisify: 非同期関数をPromiseに変換します。



stream-to-stringモジュールを使用する

stream-to-stringモジュールは、ストリームを文字列に変換するための便利なユーティリティを提供します。

const streamToString = require('stream-to-string');

const readableStream = fs.createReadStream('file.txt');

streamToString(readableStream).then((dataString) => {
  console.log(dataString);
}).catch((err) => {
  console.error(err);
});

このコードでは、stream-to-stringモジュールを使用して、ストリームを文字列に変換するPromiseを返します。

pumpモジュールを使用する

pumpモジュールは、複数のストリームをパイプする便利なユーティリティを提供します。

const pump = require('pump');
const fs = require('fs');

const readableStream = fs.createReadStream('file.txt');
const writableStream = fs.createWriteStream('output.txt');

pump(readableStream, writableStream, (err) => {
  if (err) {
    console.error(err);
  } else {
    console.log('File copied successfully');
  }
});

このコードでは、pumpモジュールを使用して、readableStreamwritableStreamにパイプします。

readlineモジュールを使用する

readlineモジュールは、ストリームから行単位で読み込むためのユーティリティを提供します。

const readline = require('readline');
const fs = require('fs');

const readableStream = fs.createReadStream('file.txt');
const rl = readline.createInterface({
  input: readableStream
});

let dataString = '';

rl.on('line', (line) => {
  dataString += line + '\n';
});

rl.on('close', () => {
  console.log(dataString);
});

javascript node.js string



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