プログラムの安定性を向上させる!JavaScriptで日付の妥当性をチェックする方法

2024-04-02

JavaScriptで「不正な日付」Dateインスタンスを検出する方法

不正な日付とは

以下のいずれかに該当する日付を指します。

  • 月日が存在しない日付(例:2024年2月31日)
  • 無効な文字列形式の日付(例:"abc-def-ghi")

不正な日付を検出する方法

以下の方法で不正な日付かどうかを検出できます。

Date.parse() 関数は、日付文字列を解析してミリ秒単位のタイムスタンプを返します。不正な日付の場合、NaN を返します。

const dateStr = "2024-13-01";
const timestamp = Date.parse(dateStr);

if (isNaN(timestamp)) {
  console.log("不正な日付です");
} else {
  console.log("有効な日付です");
}

Date コンストラクタの toString() メソッドを使用する

Date コンストラクタで不正な日付オブジェクトを作成した場合、toString() メソッドで取得する文字列は "Invalid Date" となります。

const dateObj = new Date("2024-13-01");

if (dateObj.toString() === "Invalid Date") {
  console.log("不正な日付です");
} else {
  console.log("有効な日付です");
}

Date オブジェクトのプロパティを確認する

Date オブジェクトには、getFullYear(), getMonth(), getDate() などのプロパティがあります。これらのプロパティの値が正常範囲外の場合、不正な日付である可能性があります。

const dateObj = new Date("2024-13-01");

if (
  dateObj.getFullYear() < 1900 ||
  dateObj.getFullYear() > 2100 ||
  dateObj.getMonth() < 0 ||
  dateObj.getMonth() > 11 ||
  dateObj.getDate() < 1 ||
  dateObj.getDate() > 31
) {
  console.log("不正な日付です");
} else {
  console.log("有効な日付です");
}

ライブラリを使用する

Moment.js などのライブラリは、日付処理をより簡単に、安全に行うための機能を提供しています。ライブラリを使用することで、不正な日付の検出も容易になります。

moment.parse("2024-13-01").isValid(); // false

不正な日付を検出した場合は、適切な処理を行う必要があります。例えば、ユーザーにエラーメッセージを表示したり、デフォルト値を設定したりすることができます。

const dateStr = "2024-13-01";

if (isNaN(Date.parse(dateStr))) {
  console.log("不正な日付です。正しい日付を入力してください");
  return;
}

// ...

JavaScriptで不正な日付を検出するには、Date.parse() 関数、Date オブジェクトの toString() メソッド、プロパティの確認、ライブラリの利用などの方法があります。不正な日付を適切に処理することで、プログラムの安定性を向上させることができます。




const inputDate = document.getElementById("input-date").value;

if (isNaN(Date.parse(inputDate))) {
  console.log("不正な日付です。正しい日付を入力してください");
  return;
}

const dateObj = new Date(inputDate);

if (
  dateObj.getFullYear() < 1900 ||
  dateObj.getFullYear() > 2100 ||
  dateObj.getMonth() < 0 ||
  dateObj.getMonth() > 11 ||
  dateObj.getDate() < 1 ||
  dateObj.getDate() > 31
) {
  console.log("不正な日付です。正しい日付を入力してください");
  return;
}

// ...

このコードでは、以下の処理を行っています。

  1. ユーザー入力を受け取る
  2. Date.parse() 関数を使って、入力値が有効な日付かどうかを検証する
  3. 入力値が有効な日付の場合、Date オブジェクトを作成する
  4. Date オブジェクトのプロパティを確認して、範囲外の値がないかどうかを検証する
  5. すべての検証に合格した場合、処理を続行する

上記のサンプルコードは基本的な動作を実装していますが、さらに改良することができます。

  • エラーメッセージをより詳細にする: エラーメッセージに、どのような点が不正なのかを具体的に記載することで、ユーザーが問題を解決しやすくなります。
  • デフォルト値を設定する: 入力値が不正な場合、デフォルト値を設定することで、プログラムの動作を安定させることができます。
  • ライブラリを使用する: Moment.js などのライブラリを使用することで、日付処理をより簡単に、安全に行うことができます。



JavaScriptで不正な日付を検出する他の方法

正規表現を使用する

日付文字列が正しい形式かどうかを正規表現で検証することができます。

const regex = /^(\d{4})-(\d{1,2})-(\d{1,2})$/;

const dateStr = "2024-13-01";

if (!regex.test(dateStr)) {
  console.log("不正な日付です");
}

try-catch ブロックを使用する

Date コンストラクタで不正な日付オブジェクトを作成しようとすると、エラーが発生します。try-catch ブロックを使用することで、このエラーを捕捉して処理することができます。

try {
  const dateObj = new Date("2024-13-01");
} catch (error) {
  console.log("不正な日付です");
}
import isInvalidDate from "date-fns/isInvalidDate";

const dateStr = "2024-13-01";

if (isInvalidDate(dateStr)) {
  console.log("不正な日付です");
}

これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。状況に応じて、最適な方法を選択する必要があります。

  • 利点: 処理速度が速い
  • 欠点: 正規表現のパターンが複雑になる場合がある
  • 利点: コードがシンプル
  • 欠点: エラーメッセージが詳細ではない

DateFns ライブラリを使用する

  • 利点: 機能が豊富で使いやすい
  • 欠点: ライブラリの読み込みが必要

JavaScriptで不正な日付を検出するには、さまざまな方法があります。それぞれの方法の利点と欠点を理解し、状況に応じて最適な方法を選択することが重要です。


javascript date


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