jQuery UI Dialog: イベントハンドラでダイアログ閉鎖時の処理をカスタマイズ

2024-07-27

jQuery UI Dialog: ダイアログ閉閉イベントへのフック

本記事では、jQuery UI Dialog のダイアログ閉閉イベントにフックする方法について解説します。

前提条件

以下の環境を想定しています。

  • jQuery 1.12 以上

イベントの種類

ダイアログ閉閉イベントは以下の種類があります。

  • beforeclose: ダイアログが閉じられる前に発生します。イベント処理内で event.preventDefault() を呼び出すことで、ダイアログの閉鎖をキャンセルできます。
  • close: ダイアログが閉じられた後に発生します。

イベントへのフック方法

イベントへのフックには以下の方法があります。

  • dialog() メソッドのオプション

dialog() メソッドの beforeclose または close オプションにイベントハンドラ関数を指定することで、イベント発生時に呼び出されます。

$( ".selector" ).dialog({
  beforeclose: function( event, ui ) {
    // ダイアログ閉鎖前の処理
  },
  close: function( event, ui ) {
    // ダイアログ閉鎖後の処理
  }
});
  • on() メソッド

ダイアログ要素に対して on() メソッドを用いてイベントハンドラ関数を登録できます。

$( ".selector" ).on( "dialogbeforeclose", function( event, ui ) {
  // ダイアログ閉鎖前の処理
});

$( ".selector" ).on( "dialogclose", function( event, ui ) {
  // ダイアログ閉鎖後の処理
});

イベントオブジェクト

イベントオブジェクトには以下のプロパティが含まれます。

  • type: イベントの種類
  • target: イベントが発生した要素
  • namespace: イベントの名前空間
  • originalEvent: 元となるブラウザイベント
  • ui: イベント固有の情報を含むオブジェクト

以下の例では、beforeclose イベントを使用して、ダイアログ閉鎖前に確認メッセージを表示しています。

$( ".selector" ).dialog({
  beforeclose: function( event, ui ) {
    if ( !confirm( "ダイアログを閉じますか?" ) ) {
      event.preventDefault();
    }
  }
});



<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>jQuery UI Dialog: ダイアログ閉閉イベント</title>
  <script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
  <script src="https://code.jquery.com/ui/1.12.1/jquery-ui.min.js"></script>
  <link rel="stylesheet" href="https://code.jquery.com/ui/1.12.1/themes/base/jquery-ui.css">
</head>
<body>
  <div id="dialog">
    <p>ダイアログの内容</p>
  </div>
  <script>
  $( "#dialog" ).dialog({
    beforeclose: function( event, ui ) {
      if ( !confirm( "ダイアログを閉じますか?" ) ) {
        event.preventDefault();
      }
    }
  });
  </script>
</body>
</html>

上記コードを実行すると、以下の動作になります。

  1. ダイアログが表示されます。
  2. ダイアログの閉じるボタンをクリックすると、確認メッセージが表示されます。
  3. 確認メッセージで「OK」をクリックすると、ダイアログが閉じます。
  • close イベントを使用して、ダイアログ閉鎖後に処理を行う例
  • 複数のダイアログを同時に開き、それぞれ異なるイベントハンドラを設定する例



$( ".selector" ).dialog({
  beforeClose: function( event, ui ) {
    // ダイアログ閉鎖前の処理
  },
  close: function( event, ui ) {
    // ダイアログ閉鎖後の処理
  }
});
$( ".selector" ).on( "dialogbeforeclose", function( event, ui ) {
  // ダイアログ閉鎖前の処理
});

$( ".selector" ).on( "dialogclose", function( event, ui ) {
  // ダイアログ閉鎖後の処理
});

bind() メソッドは on() メソッドと似ていますが、非推奨です。

$( ".selector" ).bind( "dialogbeforeclose", function( event, ui ) {
  // ダイアログ閉鎖前の処理
});

$( ".selector" ).bind( "dialogclose", function( event, ui ) {
  // ダイアログ閉鎖後の処理
});

live() メソッドは現在非推奨です。代わりに on() メソッドを使用することを推奨します。

$( ".selector" ).live( "dialogbeforeclose", function( event, ui ) {
  // ダイアログ閉鎖前の処理
});

$( ".selector" ).live( "dialogclose", function( event, ui ) {
  // ダイアログ閉鎖後の処理
});

delegate() メソッド

delegate() メソッドはイベントハンドラ関数を動的に登録できます。

$( ".container" ).delegate( ".selector", "dialogbeforeclose", function( event, ui ) {
  // ダイアログ閉鎖前の処理
});

$( ".container" ).delegate( ".selector", "dialogclose", function( event, ui ) {
  // ダイアログ閉鎖後の処理
});

javascript jquery jquery-ui



JavaScriptグラフ可視化ライブラリのコード例解説

JavaScriptは、ウェブブラウザ上で動作するプログラミング言語です。その中で、グラフの可視化を行うためのライブラリが数多く存在します。これらのライブラリは、データ構造やアルゴリズムを視覚的に表現することで、理解を深める助けとなります。...


Prototype を使用してテキストエリアを自動サイズ変更するサンプルコード

以下のものが必要です。テキストエリアを含む HTML ファイルHTML ファイルに Prototype ライブラリをインクルードします。テキストエリアに id 属性を設定します。以下の JavaScript コードを追加します。このコードは、以下の処理を行います。...


JavaScriptにおける数値検証 - IsNumeric()関数の代替方法

JavaScriptでは、入力された値が数値であるかどうかを検証する際に、isNaN()関数やNumber. isInteger()関数などを利用することが一般的です。しかし、これらの関数では小数点を含む数値を適切に検出できない場合があります。そこで、小数点を含む数値も正しく検証するために、IsNumeric()関数を実装することが有効です。...


jQueryによるHTML文字列のエスケープ: より詳細な解説とコード例

JavaScriptやjQueryでHTMLページに動的にコンテンツを追加する際、HTMLの特殊文字(<, >, &, など)をそのまま使用すると、意図しないHTML要素が生成される可能性があります。これを防ぐために、HTML文字列をエスケープする必要があります。...


jQueryによるHTML文字列のエスケープ: より詳細な解説とコード例

JavaScriptやjQueryでHTMLページに動的にコンテンツを追加する際、HTMLの特殊文字(<, >, &, など)をそのまま使用すると、意図しないHTML要素が生成される可能性があります。これを防ぐために、HTML文字列をエスケープする必要があります。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



JavaScript、HTML、CSSでWebフォントを検出する方法

CSS font-family プロパティを使用するCSS font-family プロパティは、要素に適用されるフォントファミリーを指定するために使用されます。このプロパティを使用して、Webページで使用されているフォントのリストを取得できます。


JavaScript、HTML、およびポップアップを使用したブラウザのポップアップブロック検出方法

window. open 関数は、新しいウィンドウまたはタブを開きます。ブラウザがポップアップをブロックしている場合、この関数はエラーを生成します。このエラーを処理して、ポップアップがブロックされているかどうかを判断できます。window


JavaScriptを使用してHTML要素の背景色をCSSプロパティで設定する方法

このチュートリアルでは、JavaScriptを使用してHTML要素の背景色をCSSプロパティで設定する方法について説明します。方法HTML要素の背景色を設定するには、以下の3つの方法があります。style属性HTML要素のstyle属性を使用して、直接CSSプロパティを指定できます。


JavaScript オブジェクトの長さを取得する代替的な方法

JavaScriptにおけるオブジェクトは、プロパティとメソッドを持つデータ構造です。プロパティはデータの値を保持し、メソッドはオブジェクトに対して実行できる関数です。JavaScriptの標準的なオブジェクトには、一般的に「長さ」という概念はありません。これは、配列のようなインデックスベースのデータ構造ではないためです。


JavaScriptグラフ可視化ライブラリのコード例解説

JavaScriptは、ウェブブラウザ上で動作するプログラミング言語です。その中で、グラフの可視化を行うためのライブラリが数多く存在します。これらのライブラリは、データ構造やアルゴリズムを視覚的に表現することで、理解を深める助けとなります。