jQueryで要素のフォーカス外れイベントでデータをローカルストレージに保存
jQueryを利用した「要素のフォーカス外れイベント」の扱い方
この解説では、jQueryを用いて要素のフォーカス外れイベント(つまり、要素からフォーカスが外れたときに発生するイベント)を処理する方法を詳しく説明します。
フォーカス外れイベントは、ユーザーが要素からフォーカスを外したときに発生するイベントです。これは、ユーザーが別の要素をクリックしたり、キーボードで別の要素に移動したりするなど、さまざまな操作によって発生する可能性があります。
jQueryには、フォーカス外れイベントを処理するための2つの主要なメソッドがあります。
- .focusout()メソッド: このメソッドは、要素またはその子要素がフォーカスを失ったときに実行される関数を割り当てます。
例:.focusout()メソッドの使用
次の例では、#myInput
要素からフォーカスが外れたときに、要素の背景色を青色に変更する方法を示します。
$(document).ready(function() {
$("#myInput").focusout(function() {
$(this).css("background-color", "blue");
});
});
$(document).ready(function() {
$("#myInput").blur(function() {
console.log("要素からフォーカスが外れました。");
});
});
フォーカス外れイベントとフォーカスイベントは、密接に関連していますが、微妙な違いがあります。
- フォーカスイベント: 要素がフォーカスを取得したときに発生するイベントです。
jQueryの.focusout()
メソッドと.blur()
メソッドを使用することで、要素のフォーカス外れイベントを簡単に処理することができます。これらのメソッドは、フォームの検証、ユーザーインターフェースの操作、データの保存など、さまざまな目的に使用できます。
補足
.focusout()
メソッドは、要素またはその子要素がフォーカスを失ったときに発生するイベントを処理するため、より汎用性の高いメソッドです。- フォーカス外れイベントとフォーカスイベントを組み合わせて使用することで、より複雑なユーザーインターフェースを作成することができます。
jQuery で要素のフォーカス外れイベントを処理するサンプルコード
入力値の検証
この例では、#myInput
要素からフォーカスが外れたときに、入力値が空かどうかをチェックします。空の場合は、エラーメッセージを表示します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>フォーカス外れイベントの例</title>
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.5.1/jquery.min.js"></script>
</head>
<body>
<h1>フォーカス外れイベントの例</h1>
<input type="text" id="myInput" placeholder="名前を入力してください">
<p id="error"></p>
<script>
$(document).ready(function() {
$("#myInput").focusout(function() {
var inputValue = $(this).val();
if (inputValue === "") {
$("#error").text("名前を入力してください");
} else {
$("#error").text("");
}
});
});
</script>
</body>
</html>
ボタンの状態を変更
この例では、#myButton
ボタンからフォーカスが外れたときに、ボタンを無効化します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>フォーカス外れイベントの例</title>
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.5.1/jquery.min.js"></script>
</head>
<body>
<h1>フォーカス外れイベントの例</h1>
<button id="myButton">送信</button>
<script>
$(document).ready(function() {
$("#myButton").focusout(function() {
$(this).prop("disabled", true);
});
});
</script>
</body>
</html>
データの保存
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>フォーカス外れイベントの例</title>
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.5.1/jquery.min.js"></script>
</head>
<body>
<h1>フォーカス外れイベントの例</h1>
<input type="text" id="myInput" placeholder="名前を入力してください">
<script>
$(document).ready(function() {
$("#myInput").focusout(function() {
var inputValue = $(this).val();
localStorage.setItem("userName", inputValue);
});
});
</script>
</body>
</html>
これらの例はほんの一例であり、jQuery でフォーカス外れイベントを処理する方法は他にもたくさんあります。ニーズに合わせてコードを自由にカスタマイズしてください。
jQuery以外の方法で「要素のフォーカス外れイベント」を処理する方法
JavaScriptのネイティブイベント
HTML要素には、focusout
イベントとblur
イベントという2つのネイティブイベントがあります。これらのイベントは、jQueryの.focusout()
メソッドと.blur()
メソッドとほぼ同じように機能します。
document.getElementById('myInput').addEventListener('focusout', function() {
// フォーカスが外れたときに実行する処理
});
document.getElementById('myInput').addEventListener('blur', function() {
// フォーカスが外れたときに実行する処理
});
Dojoは、JavaScript用のオープンソースライブラリで、jQueryと同様の機能を提供しています。Dojoには、dojo.connect
というメソッドを使用して要素のフォーカス外れイベントを処理することができます。
dojo.connect(document.getElementById('myInput'), 'onfocusout', function() {
// フォーカスが外れたときに実行する処理
});
$('myInput').observe('focusout', function() {
// フォーカスが外れたときに実行する処理
});
$('myInput').addEvent('focusout', function() {
// フォーカスが外れたときに実行する処理
});
各方法の比較
方法 | 利点 | 欠点 |
---|---|---|
jQuery | 使いやすく、人気がある | やや冗長なコードになる可能性がある |
JavaScriptのネイティブイベント | 軽量で、シンプル | jQueryほど使いやすくない |
Dojo | jQueryと同様の機能を提供している | 習得に時間がかかる |
Prototype | jQueryと同様の機能を提供している | 習得に時間がかかる |
MooTools | jQueryと同様の機能を提供している | 習得に時間がかかる |
javascript jquery focus