jQueryで要素のフォーカス外れイベントでデータをローカルストレージに保存

2024-05-21

jQueryを利用した「要素のフォーカス外れイベント」の扱い方

この解説では、jQueryを用いて要素のフォーカス外れイベント(つまり、要素からフォーカスが外れたときに発生するイベント)を処理する方法を詳しく説明します。

フォーカス外れイベントは、ユーザーが要素からフォーカスを外したときに発生するイベントです。これは、ユーザーが別の要素をクリックしたり、キーボードで別の要素に移動したりするなど、さまざまな操作によって発生する可能性があります。

jQueryには、フォーカス外れイベントを処理するための2つの主要なメソッドがあります。

  1. .focusout()メソッド: このメソッドは、要素またはその子要素がフォーカスを失ったときに実行される関数を割り当てます。

例:.focusout()メソッドの使用

次の例では、#myInput要素からフォーカスが外れたときに、要素の背景色を青色に変更する方法を示します。

$(document).ready(function() {
  $("#myInput").focusout(function() {
    $(this).css("background-color", "blue");
  });
});
$(document).ready(function() {
  $("#myInput").blur(function() {
    console.log("要素からフォーカスが外れました。");
  });
});

フォーカス外れイベントとフォーカスイベントは、密接に関連していますが、微妙な違いがあります。

  • フォーカスイベント: 要素がフォーカスを取得したときに発生するイベントです。

jQueryの.focusout()メソッドと.blur()メソッドを使用することで、要素のフォーカス外れイベントを簡単に処理することができます。これらのメソッドは、フォームの検証、ユーザーインターフェースの操作、データの保存など、さまざまな目的に使用できます。

補足

  • .focusout()メソッドは、要素またはその子要素がフォーカスを失ったときに発生するイベントを処理するため、より汎用性の高いメソッドです。
  • フォーカス外れイベントとフォーカスイベントを組み合わせて使用することで、より複雑なユーザーインターフェースを作成することができます。



jQuery で要素のフォーカス外れイベントを処理するサンプルコード

入力値の検証

この例では、#myInput 要素からフォーカスが外れたときに、入力値が空かどうかをチェックします。空の場合は、エラーメッセージを表示します。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>フォーカス外れイベントの例</title>
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.5.1/jquery.min.js"></script>
</head>
<body>
<h1>フォーカス外れイベントの例</h1>
<input type="text" id="myInput" placeholder="名前を入力してください">
<p id="error"></p>

<script>
$(document).ready(function() {
  $("#myInput").focusout(function() {
    var inputValue = $(this).val();
    if (inputValue === "") {
      $("#error").text("名前を入力してください");
    } else {
      $("#error").text("");
    }
  });
});
</script>
</body>
</html>

ボタンの状態を変更

この例では、#myButton ボタンからフォーカスが外れたときに、ボタンを無効化します。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>フォーカス外れイベントの例</title>
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.5.1/jquery.min.js"></script>
</head>
<body>
<h1>フォーカス外れイベントの例</h1>
<button id="myButton">送信</button>

<script>
$(document).ready(function() {
  $("#myButton").focusout(function() {
    $(this).prop("disabled", true);
  });
});
</script>
</body>
</html>

データの保存

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>フォーカス外れイベントの例</title>
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.5.1/jquery.min.js"></script>
</head>
<body>
<h1>フォーカス外れイベントの例</h1>
<input type="text" id="myInput" placeholder="名前を入力してください">

<script>
$(document).ready(function() {
  $("#myInput").focusout(function() {
    var inputValue = $(this).val();
    localStorage.setItem("userName", inputValue);
  });
});
</script>
</body>
</html>

これらの例はほんの一例であり、jQuery でフォーカス外れイベントを処理する方法は他にもたくさんあります。ニーズに合わせてコードを自由にカスタマイズしてください。




jQuery以外の方法で「要素のフォーカス外れイベント」を処理する方法

JavaScriptのネイティブイベント

HTML要素には、focusoutイベントとblurイベントという2つのネイティブイベントがあります。これらのイベントは、jQueryの.focusout()メソッドと.blur()メソッドとほぼ同じように機能します。

document.getElementById('myInput').addEventListener('focusout', function() {
  // フォーカスが外れたときに実行する処理
});

document.getElementById('myInput').addEventListener('blur', function() {
  // フォーカスが外れたときに実行する処理
});

Dojoは、JavaScript用のオープンソースライブラリで、jQueryと同様の機能を提供しています。Dojoには、dojo.connectというメソッドを使用して要素のフォーカス外れイベントを処理することができます。

dojo.connect(document.getElementById('myInput'), 'onfocusout', function() {
  // フォーカスが外れたときに実行する処理
});
$('myInput').observe('focusout', function() {
  // フォーカスが外れたときに実行する処理
});
$('myInput').addEvent('focusout', function() {
  // フォーカスが外れたときに実行する処理
});

各方法の比較

方法利点欠点
jQuery使いやすく、人気があるやや冗長なコードになる可能性がある
JavaScriptのネイティブイベント軽量で、シンプルjQueryほど使いやすくない
DojojQueryと同様の機能を提供している習得に時間がかかる
PrototypejQueryと同様の機能を提供している習得に時間がかかる
MooToolsjQueryと同様の機能を提供している習得に時間がかかる

javascript jquery focus


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