Node.jsマイクロタイム取得

2024-10-16

Node.jsでマイクロタイムを取得する方法

Node.jsでは、process.hrtime()関数を使用してマイクロ秒精度での時間を取得することができます。この関数は、V8エンジン内部のクロックを使用するため、非常に高精度なタイムスタンプを提供します。

process.hrtime()関数の使用

const hrtime = process.hrtime();

console.log(hrtime); // [1703094803, 123456]
  • 第二要素
    ナノ秒単位の時間を表します。

マイクロ秒単位での変換

マイクロ秒単位での時間を取得するには、ナノ秒を1000で割ります。

const hrtime = process.hrtime();
const microseconds = hrtime[0] * 1000 + hrtime[1] / 1000;

console.log(microseconds); // 1703094803123.456

経過時間の測定

process.hrtime()を2回呼び出して、その差を計算することで、経過時間を測定することができます。

const startTime = process.hrtime();

// 処理の実行

const endTime = process.hrtime(startTime);
const elapsedTime = endTime[0] * 1000 + endTime[1] / 1000;

console.log(`Elapsed time: ${elapsedTime} microseconds`);

注意点

  • 高精度なタイムスタンプが必要な場合は、他の方法(例えば、NTPサーバーから取得する)を検討してください。
  • process.hrtime()は、システムクロックの精度に依存します。システムクロックが正確でない場合、取得されるタイムスタンプも正確ではありません。



Node.jsマイクロタイム取得のコード例

基本的なマイクロタイム取得

const hrtime = process.hrtime();

console.log(hrtime); // [1703094803, 123456]
  • process.hrtime()関数を使用して、秒単位とナノ秒単位の時間を取得します。
const hrtime = process.hrtime();
const microseconds = hrtime[0] * 1000 + hrtime[1] / 1000;

console.log(microseconds); // 1703094803123.456
  • ナノ秒を1000で割ることで、マイクロ秒単位に変換します。
const startTime = process.hrtime();

// 処理の実行

const endTime = process.hrtime(startTime);
const elapsedTime = endTime[0] * 1000 + endTime[1] / 1000;

console.log(`Elapsed time: ${elapsedTime} microseconds`);
  • 処理の開始時刻と終了時刻を記録し、その差を計算することで経過時間を求めます。

性能計測

const startTime = process.hrtime();

// 処理の実行

const endTime = process.hrtime(startTime);
const elapsedTime = endTime[0] * 1000 + endTime[1] / 1000;

console.log(`Elapsed time: ${elapsedTime} microseconds`);
  • 処理の性能を計測するために、経過時間を記録します。

リアルタイムアプリケーション

const WebSocket = require('ws');

const wss = new WebSocket.Server({ port: 8080 });

wss.on('connection', (ws) => {
  const startTime = process.hrtime();

  // 処理の実行

  const endTime = process.hrtime(startTime);
  const elapsedTime = endTime[0] * 1000 + endTime[1] / 1000;

  ws.send(`Elapsed time: ${elapsedTime} microseconds`);
});
  • リアルタイムアプリケーションで、処理の遅延を計測するためにマイクロタイムを使用します。



performance.now()関数

  • この関数は、高精度なタイムスタンプを提供し、process.hrtime()関数よりも使いやすい場合があります。
  • performance.now()関数は、ブラウザのJavaScriptでよく使用される関数ですが、Node.jsでも使用できます。
const startTime = performance.now();

// 処理の実行

const endTime = performance.now();
const elapsedTime = endTime - startTime;

console.log(`Elapsed time: ${elapsedTime} milliseconds`);

Date.now()関数

  • マイクロ秒単位のタイムスタンプが必要な場合は、1000で割る必要があります。
  • Date.now()関数は、ミリ秒単位のタイムスタンプを取得します。
const startTime = Date.now();

// 処理の実行

const endTime = Date.now();
const elapsedTime = (endTime - startTime) / 1000;

console.log(`Elapsed time: ${elapsedTime} microseconds`);

外部ライブラリ

  • 例えば、perf_hooksモジュールは、process.hrtime()関数と同様の機能を提供します。
  • Node.jsのパッケージマネージャーであるnpmを使用して、外部ライブラリをインストールすることで、より高度なタイムスタンプ機能を提供することができます。
const { performance } = require('perf_hooks');

const startTime = performance.now();

// 処理の実行

const endTime = performance.now();
const elapsedTime = endTime - startTime;

console.log(`Elapsed time: ${elapsedTime} milliseconds`);

NTPサーバーからの取得

  • NTPサーバーは、ネットワーク上のコンピュータの時間を同期するためのプロトコルです。
  • 高精度なタイムスタンプが必要な場合は、NTPサーバーから取得することができます。
const ntpClient = require('ntp-client');

ntpClient.getNetworkTime((err, time) => {
  if (err) {
    console.error(err);
  } else {
    console.log(time);
  }
});

javascript node.js v8



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