CSS画像のサイズ調整について

2024-08-24

CSSの画像サイズ調整:拡大せずに埋める方法

問題
CSSで画像を要素内にぴったり収めたいが、画像が伸びてしまう場合。

解決策

  1. object-fitプロパティ

    • object-fit: cover;:画像を要素内に完全に収め、余白を隠す。画像が大きすぎる場合は切り取られる。
    • object-fit: contain;:画像を要素内に収め、画像の縦横比を維持する。余白が生じる可能性がある。
  2. widthとheightプロパティ

    • 具体的なピクセル値を設定して画像を固定サイズにする。
    • width: 100%;height: 100%;で要素の幅または高さに合わせて画像を調整する。


.image-container {
  width: 200px;
  height: 200px;
}

.image {
  width: 100%;
  height: 100%;
  object-fit: cover;
}

このコードでは、.image-container要素が200px x 200pxの正方形であり、.image要素がその中に収まるように設定されています。object-fit: cover;により、画像は要素内に完全に収まり、余白が隠されます。

注意

  • 画像の縦横比を維持したい場合は、object-fit: contain;を使用し、必要に応じて余白を調整します。
  • object-fitはIE11ではサポートされていないため、代替方法が必要な場合があります。
  • background-sizeプロパティを使用して、背景画像のサイズを調整することもできます。
  • object-positionプロパティを使用して、画像の配置を調整することもできます。



CSS画像のサイズ調整:拡大せずに埋める方法のコード例解説

コード例1:object-fitプロパティを使った例

.image-container {
  width: 200px;
  height: 200px;
}

.image {
  width: 100%;
  height: 100%;
  object-fit: cover;
}
  • object-fit: cover;
    画像を親要素に収まるように拡大し、余白を隠します。画像の縦横比は維持されず、必要に応じて切り取られます。
  • width: 100%; height: 100%;
    画像の幅と高さを親要素の100%に設定することで、親要素いっぱいに広がろうとします。
  • image
    画像要素です。
  • image-container
    画像を配置する親要素です。幅と高さを200pxに設定しています。

このコードの動き

  1. 画像は、親要素の幅と高さに合わせるように拡大されます。
  2. 画像が親要素よりも大きい場合、はみ出た部分は切り取られ、親要素全体を覆うように表示されます。
  3. 画像が親要素よりも小さい場合、画像が中央に配置され、余白が生まれます。

コード例2:object-fit: contain;を使った例

.image-container {
  width: 200px;
  height: 200px;
}

.image {
  width: 100%;
  height: 100%;
  object-fit: contain;
}
  • object-fit: contain;
    画像を親要素内に収まるように縮小し、画像の縦横比を維持します。画像全体が表示され、余白が生じる可能性があります。
  1. 画像は、親要素に収まるように縮小されます。
  2. 画像が親要素よりも大きい場合、画像全体が表示されるように縮小されます。

コード例3:background-size: cover;を使った例

.image-container {
  background-image: url('image.jpg');
  background-size: cover;
  width: 200px;
  height: 200px;
}
  • background-size: cover;
    背景画像を親要素に収まるように拡大し、余白を隠します。
  • background-image
    背景画像を設定します。

背景画像が要素全体を覆うように表示されます。object-fitと同様の効果を得ることができます。

  • background-size
    背景画像に対して適用し、背景画像の表示方法を制御します。
  • object-fit
    画像要素に対して直接適用し、画像の表示方法を制御します。

どちらを使うべきか

  • どちらでも良い場合は、好みの方法で構いません。
  • 背景画像として扱いたい場合はbackground-size
  • 画像要素として扱いたい場合はobject-fit
  • widthheightプロパティを固定値で指定することで、画像のサイズを固定できます。

これらのプロパティを組み合わせることで、様々な画像表示を実現できます。

より詳しく知りたい場合は、以下のキーワードで検索してみてください。

  • CSS 画像拡大縮小
  • CSS 画像サイズ調整
  • CSS background-size
  • CSS object-fit

より高度な画像処理について

レスポンシブデザインでの画像処理

  • media属性
    特定のメディアクエリに合わせた画像を選択できます。
  • srcset属性
    異なるサイズや解像度の画像を複数用意し、デバイスの画面サイズに合わせて最適な画像を表示できます。

SVG画像の扱い

  • SVG画像を背景画像として使用することも可能です。
  • CSSでSVG画像のサイズや色を調整できます。

画像の応答性

  • lazyload
    画面外にある画像の読み込みを遅延させることで、ページの初期表示速度を向上させます。
  • CSS Animation
    画像をアニメーションさせることができます。
  • CSS Filter
    画像に様々な効果(ぼかし、セピア色など)を加えることができます。



background-size プロパティ

画像を背景として扱い、background-size プロパティでサイズを調整する方法です。

.image-container {
  background-image: url('image.jpg');
  background-size: cover; /* または contain */
  width: 200px;
  height: 200px;
}
  • contain
    画像を要素内に収め、画像の縦横比を維持します。
  • cover
    画像を要素いっぱいに広げ、余白を隠します。

viewBox 属性 (SVG画像の場合)

SVG画像には viewBox 属性があり、画像の表示範囲を指定できます。

<svg width="200" height="200" viewBox="0 0 300 300">
  </svg>
  • viewBox="0 0 300 300" は、画像の実際のサイズは300x300pxだが、表示領域を200x200pxに制限することを意味します。

flexbox レイアウト

flexbox を利用して、画像を親要素内に配置し、align-itemsjustify-content プロパティで調整できます。

.image-container {
  display: flex;
  justify-content: center;
  align-items: center;
  width: 200px;
  height: 200px;
}

.image {
  width: 100%;
  height: 100%;
  object-fit: cover; /* または contain */
}

grid レイアウト

grid レイアウトも、flexbox と同様に、画像を配置し、サイズを調整するのに便利です。

.image-container {
  display: grid;
  place-items: center;
  width: 200px;
  height: 200px;
}

.image {
  width: 100%;
  height: 100%;
  object-fit: cover; /* または contain */
}

CSS Modules

CSS Modules を利用することで、CSS クラス名がグローバルに衝突することなく、よりモジュール化された CSS を記述できます。

SCSS/Sass

SCSS/Sass を使用すると、変数、ネスト、mixin など、より高度な CSS を記述できます。

CSS プリプロセッサ

Less、Stylus などの CSS プリプロセッサも、SCSS/Sass と同様に、CSS の記述をより効率的にします。

CSS フレームワーク

Bootstrap、Bulma などの CSS フレームワークを利用すると、あらかじめ定義されたスタイルを簡単に利用できます。

どの方法を選ぶべきか?

  • 既存のスタイルを活かしたい場合
    CSS フレームワーク
  • より高度な CSS を記述したい場合
    SCSS/Sass や他のプリプロセッサ
  • CSS をモジュール化したい場合
    CSS Modules
  • レイアウトを柔軟にしたい場合
    flexbox や grid
  • SVG画像を細かく制御したい場合
    viewBox

選ぶ際のポイント

  • パフォーマンス
    画像の読み込み速度、描画速度
  • レスポンシブデザイン
    異なる画面サイズへの対応
  • レイアウト
    一つの画像、複数の画像、他の要素との組み合わせ
  • 画像の種類
    静止画、動画像、SVGなど

css image



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