Node.js ファイルダウンロード 解説

2024-08-29

Node.jsでファイルをダウンロードする(サードパーティライブラリを使わずに)

JavaScriptNode.jsでファイルをダウンロードする方法はいくつかありますが、サードパーティライブラリを使わない場合、HTTPリクエストを直接発行して、レスポンスのストリームをファイルに書き込む方法が一般的です。

HTTPモジュールを利用する

Node.jsの組み込みモジュールであるhttpモジュールを使用します。

const http = require('https'); // HTTPSリクエストの場合
const fs = require('fs');

const url = 'https://example.com/file.zip';
const filename = 'downloaded_file.zip';

http.get(url, (res) => {
  const writeStream = fs.createWriteStream(filename);

  res.pipe(writeStream);

  writeStream.on('finish', () => {
    console.log('File downloaded successfully.');
  });

  writeStream.on('error', (err) => {
    console.error('Error writing file:', err);
  });
});

requestモジュールを利用する (推奨)

サードパーティライブラリを使用する場合は、requestモジュールが広く使われています。

const request = require('request');
const fs = require('fs');

const url = 'https://example.com/file.zip';
const filename = 'downloaded_file.zip';

request(url)
  .pipe(fs.createWriteStream(filename))
  .on('close', () => {
    console.log('File downloaded successfully.');
  })
  .on('error', (err) => {
    console.error('Error downloading file:', err);
  });

注意

  • requestモジュールを使用する場合は、最新バージョンを確認し、適切な使用法に従ってください。
  • 大量のファイルをダウンロードする場合は、ストリーミング処理が効率的です。
  • エラーが発生した場合には、適切なエラー処理を実装してください。
  • ファイルのダウンロードが完了したかどうかを確認するために、finishイベントやcloseイベントを監視します。
  • httpモジュールを使う場合は、httpsモジュールも必要に応じて使用してください。



コード解説

const http = require('https'); // HTTPSリクエストの場合
const fs = require('fs');

const url = 'https://example.com/file.zip';
const filename = 'downloaded_file.zip';

// 指定したURLに対してHTTP GETリクエストを送信
http.get(url, (res) => {
  // ファイル書き込みストリームを作成
  const writeStream = fs.createWriteStream(filename);

  // レスポンスのデータをファイルにパイプ
  res.pipe(writeStream);

  // ファイル書き込みが完了した際の処理
  writeStream.on('finish', () => {
    console.log('File downloaded successfully.');
  });

  // エラーが発生した場合の処理
  writeStream.on('error', (err) => {
    console.error('Error writing file:', err);
  });
});
  • writeStream.on('error', (err) => { ... }): ファイル書き込み中にエラーが発生した場合に実行されるイベントリスナーです。
  • res.pipe(writeStream): レスポンスのデータをそのままファイル書き込みストリームにパイプします。これにより、効率的にデータを転送できます。
  • fs.createWriteStream(filename): ファイル書き込みストリームを作成します。filenameに指定したファイルにデータを書き込んでいきます。
  • http.get(url, (res) => { ... }): 指定したurlに対してHTTP GETリクエストを送信します。レスポンスが返ってきた際に、コールバック関数内の処理が実行されます。
const request = require('request');
const fs = require('fs');

const url = 'https://example.com/file.zip';
const filename = 'downloaded_file.zip';

request(url)
  // レスポンスのデータをファイルにパイプ
  .pipe(fs.createWriteStream(filename))
  // ファイルダウンロードが完了した際の処理
  .on('close', () => {
    console.log('File downloaded successfully.');
  })
  // エラーが発生した場合の処理
  .on('error', (err) => {
    console.error('Error downloading file:', err);
  });
  • それ以降の処理は、HTTPモジュールを利用する場合と同様です。
  • request(url): 指定したurlに対してHTTPリクエストを送信します。requestモジュールは、HTTPリクエストをより簡単に扱うためのライブラリです。

Node.jsでファイルをダウンロードする際は、HTTPリクエストを発行し、レスポンスのデータをファイルに書き込むという流れになります。

  • サードパーティライブラリを使う場合: requestモジュールなどを使用し、HTTPリクエストをより簡単に扱うことができます。
  • サードパーティライブラリを使わない場合: httpモジュールを使用し、HTTPリクエストを直接発行します。
  • requestモジュールは、Node.jsのバージョンや他のモジュールとの組み合わせによっては、動作が異なる場合があります。
  • 大量のファイルをダウンロードする場合は、メモリ使用量に注意し、ストリーミング処理を適切に行う必要があります。
  • 上記のコードは基本的な例です。実際の開発では、エラー処理をより詳細に実装したり、プログレスバーを表示したりするなどの拡張が必要になる場合があります。
  • セキュリティ: HTTPリクエストを送信する際は、セキュリティに注意が必要です。特に、HTTPSを使用し、適切なエラー処理を行うことで、セキュリティリスクを軽減できます。
  • Node.jsのバージョン: Node.jsのバージョンによっては、モジュールのAPIが変更される場合があります。

より詳細な情報については、Node.jsの公式ドキュメントや、各モジュールのドキュメントを参照してください。

キーワード
Node.js, ファイルダウンロード, HTTPリクエスト, ファイルストリーム, httpモジュール, requestモジュール

関連するトピック

  • エラー処理
  • ファイルストリームの利用
  • HTTPリクエストの送信
  • Node.jsでファイル操作を行う



fs.readFileとhttp.getを組み合わせて使う

const http = require('https');
const fs = require('fs');

const url = 'https://example.com/file.zip';
const filename = 'downloaded_file.zip';

http.get(url, (res) => {
  const chunks = [];

  res.on('data', (chunk) => {
    chunks.push(chunk);
  });

  res.on('end', () => {
    const buffer = Buffer.concat(chunks);
    fs.writeFile(filename, buffer, (err) => {
      if (err) {
        console.error('Error writing file:', err);
      } else {
        console.log('File downloaded successfully.');
      }
    });
  });
});

この方法は、レスポンスのデータをチャンクごとに受け取り、バッファに蓄積し、最後にファイルに書き込む方法です。

stream.Readableを継承してカスタムストリームを作成する

const http = require('https');
const fs = require('fs');
const { Readable } = require('stream');

class DownloadStream extends Readable {
  constructor(url) {
    super();
    this.url = url;
    this.request = null;
  }

  _read() {
    if (!this.request) {
      this.request = http.get(this.url, (res) => {
        res.pipe(this);
      });
    }
  }
}

const downloadStream = new DownloadStream('https://example.com/file.zip');
downloadStream.pipe(fs.createWriteStream('downloaded_file.zip'));

この方法は、カスタムストリームを作成し、HTTPリクエストのレスポンスをパイプすることで、より柔軟な制御が可能になります。

axiosやgotなどのHTTPクライアントライブラリを使う

const axios = require('axios');
const fs = require('fs');

const url = 'https://example.com/file.zip';
const filename = 'downloaded_file.zip';

axios.get(url, { responseType: 'stream' })
  .then((response) => {
    response.data.pipe(fs.createWriteStream(filename));
  })
  .catch((error) => {
    console.error('Error downloading file:', error);
  });

これらのライブラリは、HTTPリクエストをより簡単に扱うための機能を提供し、ファイルダウンロードの処理を簡潔に記述することができます。

  • axiosgotなどのライブラリを使用する場合は、最新バージョンを確認し、適切な使用法に従ってください。
  • エラー処理を適切に実装し、セキュリティに注意してください。
  • 上記の方法は、それぞれ異なるアプローチを採用しており、状況に応じて適切な方法を選択してください。

javascript node.js download



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