CSS display: none と visibility: hidden の違い

2024-04-10

CSSの display: none は画像の読み込みを阻止するのか?

詳細:

  • display: none は、要素を視覚的に非表示にするプロパティです。
  • 画像要素は、display: none で非表示にしても、ブラウザは依然として読み込みます
  • これは、display: none は要素の表示のみを制御し、読み込みには影響を与えないためです。

影響:

  • display: none で非表示にした画像は、ページの読み込み速度を遅くする可能性があります。
  • モバイルデータ通信を使用しているユーザーにとって、これは特に問題となります。

解決策:

  • 画像の読み込みを阻止したい場合は、display: none の代わりに visibility: hidden を使用します。
  • visibility: hidden は、要素を視覚的に非表示にし、読み込みも阻止します。

:

<img src="image.jpg" alt="Image">
/* 画像を視覚的に非表示にする */
img {
  display: none;
}

/* 画像を視覚的に非表示にし、読み込みも阻止する */
img {
  visibility: hidden;
}

補足:

  • display: nonevisibility: hidden の違いは、以下の表の通りです。
プロパティ表示読み込み
display: none非表示読み込み
visibility: hidden非表示阻止

用語解説:

  • CSS: Cascading Style Sheets (カスケーディングスタイルシート) の略。Webページのレイアウトやデザインを制御する言語。
  • Responsive design: 画面サイズや解像度に自動的に対応するWebデザインの手法。
  • 上記の情報は、2023年11月14日時点でのものです。
  • 今後のブラウザのバージョンアップにより、仕様が変更される可能性があります。



<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
  <title>CSS display: none と visibility: hidden の違い</title>
  <style>
    /* 画像を視覚的に非表示にする */
    .image-none {
      display: none;
    }

    /* 画像を視覚的に非表示にし、読み込みも阻止する */
    .image-hidden {
      visibility: hidden;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <h1>CSS display: none と visibility: hidden の違い</h1>

  <p>
    以下の画像は、`display: none` と `visibility: hidden` を使用して非表示にしています。
  </p>

  <img src="image.jpg" alt="Image" class="image-none">
  <img src="image.jpg" alt="Image" class="image-hidden">

  <p>
    `display: none` で非表示にした画像は、ブラウザの開発者ツールで確認すると、**HTMLソースコードから削除されている**ことがわかります。
  </p>

  <p>
    一方、`visibility: hidden` で非表示にした画像は、HTMLソースコードには存在し、**読み込まれています**。
  </p>
</body>
</html>

実行方法:

  1. 上記のコードを index.html という名前で保存します。
  2. ブラウザで index.html を開きます。
  3. ブラウザの開発者ツールを開きます。
  4. HTMLソースコードとネットワークタブを確認します。

確認ポイント:

  • display: none で非表示にした画像は、HTMLソースコードから削除されています。



画像の読み込みを阻止するその他の方法

img 要素の src 属性を空にする

<img src="" alt="Image">

noscript 要素を使用する

<noscript>
  <img src="image.jpg" alt="Image">
</noscript>

JavaScriptを使用する

<img id="image" src="image.jpg" alt="Image">

<script>
  const image = document.getElementById("image");
  image.src = "";
</script>

方法の比較

方法メリットデメリット
display: noneシンプル画像が視覚的に表示されない
visibility: hidden画像が視覚的に表示されない画像が読み込まれる
img 要素の src 属性を空にするシンプル画像が視覚的に表示されない
noscript 要素を使用するJavaScriptが有効でない場合にのみ有効JavaScriptが有効な場合は画像が読み込まれる
JavaScriptを使用する柔軟性が高い複雑

css responsive-design


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