CSSのclearfix、使いこなしてレイアウトを自由自在に!

2024-04-05

CSSのclearfixとは?

floatは、要素を水平方向に配置するプロパティですが、float要素の子要素は親要素の高さに影響を与えません。そのため、親要素よりも高いfloat要素の子要素があると、親要素からはみ出してしまうことがあります。

clearfixは、この問題を解決するために使用されます。clearfixは、親要素にclearプロパティを設定することで、float要素の子要素が親要素からはみ出ないようにします。

clearプロパティ

clearプロパティは、要素の周りにどのfloat要素も表示されないようにするプロパティです。

clearプロパティには、以下の値を設定できます。

  • none: デフォルト値です。要素の周りにfloat要素が表示されます。
  • left: 要素の左側にfloat要素が表示されません。

clearfixには、いくつかの実装方法があります。

:after疑似要素を使用する

.clearfix::after {
  content: "";
  display: table;
  clear: both;
}

この方法は、すべてのブラウザでサポートされています。

overflowプロパティを使用する

.clearfix {
  overflow: auto;
}

zoomプロパティを使用する

.clearfix {
  zoom: 1;
}

clearfixは、float要素の子要素が親要素からはみ出さないようにするCSSテクニックです。

clearfixには、いくつかの実装方法があります。どの方法を使用するかは、ブラウザのサポート状況やプロジェクトの要件によって異なります。




<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
  <title>clearfixサンプル</title>
  <style>
    .container {
      width: 500px;
      border: 1px solid #ccc;
      padding: 10px;
    }

    .float-left {
      float: left;
      width: 200px;
      margin-right: 10px;
      border: 1px solid #ddd;
      padding: 10px;
    }

    .float-right {
      float: right;
      width: 200px;
      border: 1px solid #ddd;
      padding: 10px;
    }

    /* clearfix */
    .clearfix::after {
      content: "";
      display: table;
      clear: both;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <div class="container clearfix">
    <div class="float-left">
      左側の要素
    </div>
    <div class="float-right">
      右側の要素
    </div>
  </div>
</body>
</html>

解説

<div class="container clearfix">
  <div class="float-left">
    左側の要素
  </div>
  <div class="float-right">
    右側の要素
  </div>
</div>

container要素にclearfixクラスを適用することで、float-left要素とfloat-right要素がcontainer要素からはみ出ないようにしています。

実行結果

このサンプルコードを参考に、clearfixをプロジェクトで使用してみてください。




clearfixの実装方法

:after疑似要素を使用する

.clearfix::after {
  content: "";
  display: table;
  clear: both;
}

overflowプロパティを使用する

.clearfix {
  overflow: auto;
}
.clearfix {
  zoom: 1;
}

flexboxを使用する

.container {
  display: flex;
}

CSS Gridを使用する

.container {
  display: grid;
}

各方法のメリットとデメリット

方法メリットデメリット
:after疑似要素すべてのブラウザでサポートされているコード量が少し多くなる
overflowプロパティコード量が少なくシンプルIE6以下で動作しない
zoomプロパティIE6以下で動作する古いブラウザ特有の副作用がある
flexboxコード量が少なくシンプル古いブラウザで動作しない
CSS Gridコード量が少なくシンプル古いブラウザで動作しない

新しいブラウザであれば、flexboxやCSS Gridを使用するのがおすすめです。


css clearfix


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