Node.jsでフォルダーの変更を監視してファイルパスを出力する方法

2024-05-22

Node.js でフォルダーの変更を監視し、変更されたファイルパスを出力する

必要なもの

  • Node.js
  • chokidar npmパッケージ

手順

  1. chokidar パッケージをインストールします。
npm install chokidar
  1. 以下のコードを index.js ファイルに保存します。
const chokidar = require('chokidar');
const watcher = chokidar.watch('path/to/folder');

watcher.on('add', (path) => {
  console.log(`File added: ${path}`);
});

watcher.on('change', (path) => {
  console.log(`File changed: ${path}`);
});

watcher.on('delete', (path) => {
  console.log(`File deleted: ${path}`);
});
  1. コードを実行します。
node index.js
  1. 監視対象のフォルダーにファイルを 追加変更削除 すると、コンソールにファイルパスが出力されます。

コードの説明

  • chokidar パッケージは、Node.js用のファイルシステム監視ライブラリです。
  • chokidar.watch() 関数は、監視対象のフォルダーを指定します。
  • watcher.on() メソッドは、ファイルシステムイベント (追加、変更、削除) が発生したときに実行されるコールバック関数を定義します。
  • コールバック関数には、変更されたファイルのパスが引数として渡されます。

応用例

このプログラムは、以下のような様々な目的に使用できます。

  • ファイルが変更されたときに自動的にタスクを実行する (例:ファイルをコンパイルする、テストを実行する)
  • ファイルシステムの変更をログに記録する
  • ファイル共有アプリケーションでファイルの変更を同期する
  • 監視対象のフォルダーとサブフォルダーをすべて監視するには、{ recursive: true } オプションを chokidar.watch() 関数に渡します。
  • 特定のファイルタイプの変更のみを監視するには、chokidar.watch() 関数の第2引数にファイルマスクを指定します。
  • 複数のフォルダーを監視するには、chokidar.watch() 関数を複数回呼び出します。



const chokidar = require('chokidar');

const watcher = chokidar.watch('path/to/folder', {
  ignored: '**/node_modules/**', // 'node_modules' フォルダとそのサブフォルダーを無視
});

watcher.on('add', (path) => {
  console.log(`File added: ${path}`);
});

watcher.on('change', (path) => {
  console.log(`File changed: ${path}`);
});

watcher.on('delete', (path) => {
  console.log(`File deleted: ${path}`);
});

このコードの説明:

  1. chokidar.watch() 関数を使用して、監視対象のフォルダーを指定します。
    • この例では、path/to/folder フォルダーを監視します。
    • ignored オプションを使用して、node_modules フォルダとそのサブフォルダーを監視対象から除外しています。
  2. watcher.on() メソッドを使用して、ファイルシステムイベントが発生したときのコールバック関数を定義します。
    • add イベント: ファイルが追加されたときに実行されます。

サンプルコードの使用方法:

  1. ターミナルで以下のコマンドを実行して、コードを実行します。
node index.js

    補足:

    • このコードはあくまで基本的な例です。必要に応じて、自由にカスタマイズしてください。



    Node.jsでフォルダーの変更を監視する方法:代替アプローチ

    fs.watchFileとfs.readdir/fs.statの組み合わせ

    この方法は、Node.jsの標準ライブラリにある fs モジュールを使用します。

    const fs = require('fs');
    
    function watchFolder(path) {
      fs.readdir(path, (err, files) => {
        if (err) return console.error(err);
    
        files.forEach(file => {
          const filePath = path + '/' + file;
          fs.stat(filePath, (err, stats) => {
            if (err) return console.error(err);
    
            console.log(`File: ${filePath} - Last modified: ${stats.mtime}`);
    
            fs.watchFile(filePath, (curr, prev) => {
              if (curr.mtime !== prev.mtime) {
                console.log(`File changed: ${filePath}`);
              }
            });
          });
        });
      });
    }
    
    watchFolder('path/to/folder');
    

    説明:

    1. fs.readdir() 関数を使用して、監視対象フォルダー内のファイルをすべて取得します。
    2. 各ファイルに対して、fs.stat() 関数を使用して、ファイルのステータス情報 (例:最終更新日時) を取得します。
    3. fs.watchFile() 関数を使用して、個々のファイルを監視し、ファイルが変更されたらコンソールにログを出力します。

    利点:

    • 軽量で、外部ライブラリを必要としません。
    • 複数のフォルダーを監視するには、コードを複製する必要があります。
    • ファイルシステムイベントの処理が複雑になる可能性があります。
    • 変更されたファイルの詳細な情報 (例:追加、削除) を取得できません。

    node-watcherライブラリ

    この方法は、node-watcher というnpmパッケージを使用します。

    const Watcher = require('node-watcher');
    
    const watcher = new Watcher('path/to/folder');
    
    watcher.on('change', (event) => {
      console.log(`File ${event.type}: ${event.file}`);
    });
    
    watcher.start();
    
    1. new Watcher() コンストラクターを使用して、監視対象フォルダーを指定します。
    2. watcher.on('change') イベントリスナーを使用して、ファイルシステムイベントが発生したときに実行されるコールバック関数を定義します。
    3. watcher.start() メソッドを使用して、フォルダー監視を開始します。
    • 使いやすいAPI
    • 外部ライブラリが必要となります。

    上記以外にも、以下のライブラリを使用してフォルダーの変更を監視することができます。

      最適な方法の選び方

      使用する方法は、ニーズと好みにより異なります。

      • 軽量でシンプルな方法が必要な場合は、fs.watchFilefs.readdir/fs.stat の組み合わせがおすすめです。
      • 使いやすく、詳細な情報が必要な場合は、node-watcher のようなライブラリを使用することをおすすめします。
      • 特定の機能が必要な場合は、他のライブラリを調査してみてください。

      どの方法を選択する場合でも、コードをテストして、正しく動作することを確認することが重要です。


      node.js


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