JavaScriptでタイムスタンプを取得する方法

2024-08-17

JavaScriptでタイムスタンプを取得するには、主に次の方法があります。

  • new Date().valueOf(): ミリ秒単位の現在のタイムスタンプを取得します。

これらの方法はすべて同じ結果を返しますが、書き方の違いがあります。

詳細説明

Date.now()

  • ミリ秒単位のタイムスタンプを返します。
  • 静的なメソッドなので、直接 Date.now() と呼び出します。
const timestamp = Date.now();
console.log(timestamp); // 例: 1692230511345

new Date().getTime()

  • new Date() オブジェクトを作成し、その getTime() メソッドを呼び出します。
const timestamp = new Date().getTime();
console.log(timestamp); // 例: 1692230511345

new Date().valueOf()

const timestamp = new Date().valueOf();
console.log(timestamp); // 例: 1692230511345

重要なポイント

  • タイムスタンプは1970年1月1日00:00:00 UTCからの経過ミリ秒数を表します。
  • 上記の方法はすべてミリ秒単位のタイムスタンプを返します。秒単位が必要な場合は、1000で除算します。

// ミリ秒単位のタイムスタンプを取得
const millisecondsTimestamp = Date.now();

// 秒単位のタイムスタンプを取得
const secondsTimestamp = millisecondsTimestamp / 1000;

console.log("ミリ秒単位:", millisecondsTimestamp);
console.log("秒単位:", secondsTimestamp);

備考

  • サーバーサイドでの時刻取得と同期が必要な場合は、注意が必要です。
  • タイムスタンプはデータベースやログファイルなどでよく使用されます。



JavaScriptのタイムスタンプ取得に関するコード例解説

コード例1:基本的なタイムスタンプ取得

const timestamp = Date.now();
console.log(timestamp); // 例: 1692230511345
  • console.log()
    取得したタイムスタンプをコンソールに出力します。
  • Date.now()
    このメソッドは、1970年1月1日00:00:00 UTCからの経過ミリ秒数を数値で返します。つまり、現在の時刻をミリ秒単位で表したものです。

解説
このコードは、最もシンプルに現在のタイムスタンプを取得する方法です。多くの場合、この方法で十分に目的を達成できます。

const millisecondsTimestamp = Date.now();
const secondsTimestamp = millisecondsTimestamp / 1000;

console.log("ミリ秒単位:", millisecondsTimestamp);
console.log("秒単位:", secondsTimestamp);
  • secondsTimestamp
    ミリ秒単位のタイムスタンプを1000で割ることで、秒単位に変換します。
  • millisecondsTimestamp
    Date.now() で取得したミリ秒単位のタイムスタンプを保存します。

解説
ミリ秒単位のタイムスタンプは非常に細かい単位ですが、秒単位で扱いたい場合もあります。このコードでは、ミリ秒単位のタイムスタンプを秒単位に変換する方法を示しています。

const specificDate = new Date('2024-11-01');
const timestamp = specificDate.getTime();

console.log(timestamp);
  • getTime()
    DateオブジェクトのgetTime()メソッドは、そのオブジェクトが表す時刻を1970年1月1日00:00:00 UTCからの経過ミリ秒数として返します。
  • new Date('2024-11-01')
    2024年11月1日の日付を表すDateオブジェクトを作成します。

解説
このコードでは、特定の日付のタイムスタンプを取得する方法を示しています。日付の形式は、他にも様々な形式が利用できます。

コード例4:タイムスタンプから日付文字列に変換

const timestamp = 1692230511345;
const date = new Date(timestamp);

console.log(date.toString()); // 例: Thu Aug 17 2023 02:05:11 GMT+0900 (JST)
  • toString()
    DateオブジェクトのtoString()メソッドは、そのオブジェクトを表す文字列を返します。
  • new Date(timestamp)
    ミリ秒単位のタイムスタンプからDateオブジェクトを作成します。

解説
タイムスタンプから元の時刻を表す日付文字列に変換する方法を示しています。toString()以外にも、toLocaleString()など、様々な形式で日付文字列を取得できます。

ポイント

  • タイムスタンプから日付文字列に変換することも可能
  • 特定の日付や時刻のタイムスタンプも取得できる
  • ミリ秒単位、秒単位など、必要な単位に合わせて変換する
  • Date.now()は最も一般的なタイムスタンプ取得方法
  • Node.js環境では、process.hrtime()など、より高精度な時間計測を行う方法もあります。
  • タイムゾーンの設定や、より詳細な日付/時刻の操作については、MDN Web Docsなどのリファレンスを参照してください。



Performance.now()

  • 基準時刻が不定
    絶対的な時刻ではなく、スクリプトの実行開始からの経過時間を表します。そのため、複数のタブやウィンドウ間で比較する際には注意が必要です。
  • 高精度な経過時間計測
    Date.now() よりも高精度な経過時間をミリ秒単位で計測できます。
const startTime = performance.now();
// 処理の実行
const endTime = performance.now();
const elapsedTime = endTime - startTime;
console.log(elapsedTime); // 処理にかかった時間(ミリ秒)

Dateオブジェクトのコンストラクタ

  • 任意の日付のタイムスタンプ
    文字列や数値で日付を指定して、その時刻のタイムスタンプを取得できます。
// 文字列で指定
const timestamp = new Date('2024-11-01 12:34:56').getTime();

// 年月日、時分秒で指定
const timestamp = new Date(2024, 10, 1, 12, 34, 56).getTime();

サードパーティライブラリ

  • 日付/時刻操作の高度な機能
    Moment.js や Luxon などのライブラリは、タイムゾーンの扱い、フォーマット、計算など、より高度な日付/時刻操作を提供します。
// Moment.jsの例
const moment = require('moment');
const timestamp = moment().unix(); // Unix時間(秒)

Node.js環境での高精度計測

  • Node.jsのprocess.hrtime()
    高精度な経過時間をナノ秒単位で計測できます。
const start = process.hrtime();
// 処理の実行
const end = process.hrtime(start);
console.log(end[0] + 's ' + end[1] + 'ns'); // 経過時間(秒とナノ秒)

各方法の比較と選択

方法特徴用途
Date.now()シンプル、一般的現在の時刻の取得
Performance.now()高精度な経過時間計測パフォーマンス測定
Dateオブジェクトのコンストラクタ任意の日付のタイムスタンプ特定の日付の計算
サードパーティライブラリ高度な機能、読みやすいコード複雑な日付/時刻操作
process.hrtime()高精度な経過時間計測Node.js環境での高精度測定

選択のポイント

  • 可読性
    コードの可読性を重視する場合は、サードパーティライブラリが役立ちます。
  • 機能
    複雑な日付/時刻操作が必要な場合は、サードパーティライブラリが強力なツールとなります。
  • 汎用性
    ブラウザ環境で動作させる場合は、Date.now() やサードパーティライブラリが便利です。
  • 精度
    高い精度が必要な場合は、Performance.now()process.hrtime() を検討します。

JavaScriptでタイムスタンプを取得する方法には様々なものがあります。それぞれの方法に特徴があり、用途によって最適な方法が変わってきます。

  • 高度な日付/時刻操作
    サードパーティライブラリ
  • 任意の日付のタイムスタンプ
    Dateオブジェクトのコンストラクタ
  • 高精度な経過時間計測
    Performance.now()process.hrtime()
  • シンプルな現在の時刻の取得
    Date.now()

javascript datetime timestamp



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