Node.jsで待つ方法

2024-08-22

Node.jsにおける非同期処理と待機

Node.jsは非同期イベント駆動型のJavaScriptランタイムです。つまり、コードはイベントが発生するのを待って実行されます。この特性により、Node.jsはI/O操作(ファイル読み込み、ネットワーク通信など)を効率的に処理することができますが、時には特定のタイミングでコードを一時停止したい場合があります。

setTimeout()関数を使用する

最も単純な方法は、setTimeout()関数を使用することです。これは、指定したミリ秒後にコールバック関数を呼び出します。

setTimeout(function() {
  console.log('Hello after 2 seconds!');
}, 2000);

async/awaitを使用する

よりモダンなアプローチは、async/await構文を使用することです。これは、非同期処理を同期的なコードのように記述できるため、読みやすくなります。

async function delay(ms) {
  return new Promise(resolve => setTimeout(resolve, ms));
}

async function main() {
  console.log('Before delay');
  await delay(2000);
  console.log('After delay');
}

main();

setInterval()関数を使用する

setInterval()関数は、指定した間隔でコールバック関数を繰り返し呼び出します。これは、定期的なタスクを実行したい場合に便利です。

setInterval(function() {
  console.log('Hello every 2 seconds!');
}, 2000);

重要な注意点

  • エラー処理
    非同期処理はエラーが発生する可能性があります。適切なエラー処理を実装してください。
  • ブロッキング操作の回避
    時間がかかる処理(CPU密集型タスクなど)を同期的に実行すると、Node.jsの非同期性を損なう可能性があります。このような場合は、ワーカープールや子プロセスを使用するなどの方法を検討してください。
  • 非同期処理の理解
    Node.jsは非同期であることを常に念頭に置いてください。setTimeout()async/awaitを使用しても、メインスレッドがブロックされることはありません。



setTimeout(function() {
  console.log('2秒後に実行されます');
}, 2000);
async function delay(ms) {
  return new Promise(resolve => setTimeout(resolve, ms));
}

async function main() {
  console.log('遅延前');
  await delay(2000);
  console.log('遅延後');
}

main();
setInterval(function() {
  console.log('2秒ごとに実行されます');
}, 2000);



Promise.race()を使用する

複数のPromiseを同時に実行し、最初に解決または拒否されたPromiseの結果を返すことができます。

const promise1 = new Promise((resolve) => setTimeout(resolve, 2000, 'Promise 1'));
const promise2 = new Promise((resolve) => setTimeout(resolve, 1000, 'Promise 2'));

Promise.race([promise1, promise2])
  .then((   result) => console.log(re   sult))
  .catch((error) => console.error(error));

複数のPromiseを同時に実行し、すべてのPromiseが解決された場合にのみ結果を返すことができます。

const promise1 = new Promise((resolve) => setTimeout(resolve, 2000, 'Promise 1'));
const promise2 = new Promise((resolve) => setTimeout(resolve, 1000, 'Promise 2'));

P   romise.all([promise1, promise2])
  .then((results) => console.log(results))
  .catch((error) => console.error(error));

イベントループを理解する

Node.jsのイベントループは、非同期処理の仕組みの中心です。イベントループの仕組みを理解することで、より柔軟な待機処理を実装することができます。

カスタムイベントを使用する

Node.jsのイベントエミッタを利用して、カスタムイベントを発行し、それを待機することで非同期処理を制御することができます。

const EventEmitter = require('events');

const emitter = new EventEmitter();

emitter.on('wait', () => {
  console.log('待機中');
  setTimeout(() => {
    console.log('待機終了');
    emitter.emit('done');
  }, 2000);
});

emitter.emit('wait');

emitter.on('done', () => {
  console.log('すべて完了');
});

javascript node.js async-await



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